季節毎に入れ替える掛け布団の洗濯や干し方で困ったり迷ったりすることはありませんか?
今回はそんな方の為に、掛け布団の自宅での洗濯方法やコインランドリーで洗濯をした場合のメリット等をまとめてみました。
目次
1:掛け布団は自宅で洗える?
掛け布団などの大きな物は、自宅では洗濯できないと思われやすいです。しかし、洗えるかどうかは掛け布団の素材によるので、水洗いが可能な素材であれば洗濯できます。掛け布団の洗濯表示をみて、洗濯機や水の使用ができるかを確認しましょう。
素材によっては、水に浸けると縮んでしまったり、洗濯機の使用に耐えられなかったりするものもあります。具体的には、羊毛を使用している場合、型崩れのリスクを考えると手洗いがおすすめです。しかし、羊毛のデリケートさはもちろん、布団の手洗いは難しいため自宅での洗濯は控えたほうが良いでしょう。
自宅で洗えるのはどんな布団?
最近の掛け布団はおうちで洗濯できるものが増えています。特に量販店で販売されている羽毛布団は基本的に洗濯OKとなっています。しかし、生地がシルクの場合は洗うと痛めてしまう可能性があります。
注意することは?
自宅で掛け布団を洗濯する時には、いくつかの注意点があります。
濡れた掛け布団を運ぶ時、水が垂れてしまうことがある
床がフローリングであれば、拭いて綺麗にできますが、カーペットなどの場合には濡れてしまうと大変です。心配な場合には、通り道にタオルなどを敷いて道を作っておくか、大きめのたらいに布団を入れて運びましょう。
このとき、足を滑らせないように注意が必要です。
乾かすのに時間がかかるため、天気予報を確認するのを忘れない
掛け布団は、やはり乾燥させるのに時間がかかります。晴れの日に洗濯するのはもちろん、次の日の天気もチェックし、少なくとも2日は干しておけるようにしましょう。
2:掛け布団は洗濯機で洗える?
掛け布団が洗濯できるかどうかは、以下3つのポイントをチェックしましょう。
・洗濯機で洗える
・手洗い出来る
・水洗いできない
まずは掛け布団が「水洗いできるかどうか」を確認しましょう。どんな掛け布団にも洗濯表示がついている前提として、いるのでカバーを外して探してみてください。もしバツ印がついているなら、水洗いが出来ないので水洗いにしましょう。
洗濯機で洗濯する手順
自宅の洗濯機を使って掛け布団を洗濯するときの手順を説明します。
①洗濯の準備
まずは掛け布団を洗濯ネットに入れます。丁寧に空気を抜きながら畳んで、筒状に丸めながら入れましょう。
②中性洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)、柔軟剤を投入する
③掛け布団を入れて洗濯機を回す
毛布や手洗い、デリケートコースなど、優しい洗い方になるコースがおすすめです。
④脱水して干す
洗濯機の脱水は負担が大きいので、1~2分程度で終わらせましょう。しっかり乾かそうと長い時間脱水してしまうと、生地を傷めたり中身が偏ってしまったりします。
浴槽で洗濯する際の注意点
中綿が出ないようにする
掛け布団を脱水する際、側生地や中身を傷めてしまう可能性があります。厚みのある掛け布団は、しっかり水を切ろうとついきつく絞りがちです。ほつれ・破れで中の綿が出てしまわないよう、注意してください。

おすすめの商品
DAILY SOAP / 衣類用洗剤
強力な再汚染防止機能を備え、衣類の黒ずみを抑えます。また中性なので色柄物も鮮やかに保つち。色移りを防ぐ機能も。嫌なニオイを防ぎ、部屋干しにも対応しています。
3:掛け布団は浴槽で洗える?
布団や洗濯機の大きさによっては、掛け布団が洗濯機に入らず、自宅での洗濯に悩む場合もあるでしょう。その場合は、浴槽を使って揉み洗いする方法があります。
浴槽で洗う場合は、洗濯ネットは不要です。
浴槽で洗濯する手順は?
洗濯機に入らないような大きくて厚手の掛け布団を洗う際には浴槽を使って洗濯する方法もあります。ここでは浴槽での洗濯方法を説明します。
①浴槽に半分ほど水を張り、先に洗濯液を作る
オシャレ着用の中性洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)を使い、ムラがないようしっかりと混ぜましょう。洗剤の量はざっくりで構いませんので、表示されている使用量から大体の量を入れてください。
②浴槽の中に布団を入れ、足で踏みながら汚れを浮かせる
まんべんなく踏み終えたら、裏返して反対側も同じように洗います。ずっと洗っていない布団の場合は、この時点でかなり水が濁るので、あまりの汚れに驚く人も多いでしょう。
③汚れた水を捨て、真水ですすぐ
洗うときと同じように、水を溜めながら足でまんべんなく踏みます。2~3回ほど繰り返すと泡が出なくなるので、十分すすぎ終えたら浴槽から布団を出します。
④洗った布団を浴槽の縁などにひっかけておき脱水する
中綿の水が落ち切るまで待ち、1時間ほど経って水分がある程度抜けたら、物干し竿で干しましょう。
浴槽で洗濯する際の注意点
水を吸った掛け布団は重くなり、持ち上げるのはけっこうな重労働。急いで運んで転んでしまったり、無理をして一気に持ち上げて腰などを痛めないよう、休憩を取りながらゆっくり進めてくださいね。
4:コインランドリーで簡単に布団洗濯
布団をおうちで洗濯するのはなかなか大変。ラクして布団をキレイにするならコインランドリーを活用するのがおすすめです。
コインランドリーにある大型の洗濯乾燥機を使えば、洗濯も乾燥も機械任せで大丈夫。1〜2時間ほどでふかふかで使い心地のいい掛け布団に戻せます。
一般家庭の電気式乾燥機の場合は最高でも60度程度のため、乾燥までに時間を要します。しかし、コインランドリーの乾燥機はガス乾燥のため、80度でスピーディーに乾かせます。高温でしっかり乾かせるため、生乾き臭の原因となる「モラクセラ菌」の発生を防いだり、ダニ退治にも効果的です。
数百円でできることも多いのでクリーニングに出すよりもずっと負担が軽くすみます。
コインランドリーで洗濯する手順は?
続いては、コインランドリーで掛け布団を洗濯をする方法について説明いたします。掛け布団は折り畳まずに入れます。掛け布団は敷布団のように畳んで入れる必要はありません。そのままざっくりと洗濯乾燥機に入れてください。洗剤は備え付けのものが自動で投入されるので持参する必要はないです。
次に扉を閉めたら精算機へ移動し、タッチパネルでコースを選択し、お金を払います。支払いが終わったら選択開始です。あとは終わるのを待つのみです。そして洗濯が終了したら掛け布団を取り出しましょう。
コインランドリーで洗濯する際の注意点
洗濯マークが付いているものと、手洗いの表示がある羽毛布団・化繊布団は基本的には洗えます。しかし、商品によっては洗濯で中の綿が団子状態になり失敗する可能性もあります。そのため、コインランドリーでは「敷布団コース」や「布団コース」のメニューで洗濯すると良いでしょう。
これらのコースでは洗濯ドラムが正転・反転をせず、一方方向に高速回転をしながら高水位で洗いとすすぎを行います。さらに乾燥も高速回転し、遠心力が働くことで、布団の型崩れを防止します。
綿は水に濡れると固くなるので、洗濯すると中の綿がボロボロになってしまう可能性がありますし、羊毛は縮んでしまいます。お手持ちの布団素材が何かによってコインランドリーで洗えるもの、洗えないものがあるので事前に調べてみてくださいね。
布団をコインランドリーで洗うメリット
家庭では洗濯の難しい「敷布団の丸洗い」ができ、業務用の洗濯パワーで汚れもダニなどのアレルゲンもきれいさっぱりと洗い流し、ふわふわとした抜群の触り心地で、まるで買いたての布団のような仕上がりにすることが出来ます。
また、業務用なので乾く時間が早く、家事の時短ができて、即日仕上がりなので、洗濯したその日から清潔な布団が使用出来ます。時間がなかったり急な洗濯が必要な時にはおすすめの洗濯方法といえます。
5:掛け布団の干し方のコツは?
陰干しをする
日光による色落ちを防ぎます。難しい場合は、上から布で覆いましょう。
物干し竿は2本使用する
掛け布団は物干し竿2本を使い、「M字型」に真ん中をたるませるように干すのがおすすめ。布団の下にも風が通るので乾きが早まります。
陰干しの表示がなければ日に当て、夜になったら一度取り込んで部屋干しにし、夜露で濡れるのを防止してください。これをもう1日繰り返せばカラッと乾きます。乾かすときだけコインランドリーの乾燥機を活用するのもおすすめです。
乾きやすい気候か確認
掛け布団は大きくて厚みもあるので、数時間では乾きません。1~2日は干す必要があるので、あらかじめ当日から翌日までの天気予報を確認しておきましょう。晴れの日に行うことはもちろん、湿度や気温なども確認しておくことが大切です。
必ず2日以上干す
掛け布団は乾きづらく、表面が乾いても中身は湿っていることが多くあります。生乾きは嫌な臭いや雑菌が繁殖する原因にもなるので、必ず完全に乾いたかどうかを確認し、重みがなくなってから取り込みましょう。
6:まとめ
布団は毎日使うため、定期的な洗濯が必要です。しかし、自宅で洗濯すると手間と時間がかかります。そのため、枚数が多い場合や早く洗濯と乾燥を済ませたい場合には、コインランドリーの活用もおすすめです。
布団の枚数やお天気、自身のゆとりにあわせてうまく布団のお洗濯を行いましょう。