洗濯マーク(洗濯表示)、分かりづらいと思ったことはありませんか?
お洋服を買うときや布団を洗濯機にいれるとき、洗濯マークを見ても判断が難しいことも。
そもそも洗濯マークとは、衣類などの「洗い方」「漂白の可否」「干し方」「アイロンのかけ方」「ドライクリーニング」などを記号を使って表したものです。
たくさんのマークがあるように見えますが、見分けるポイントさえ掴めば、とっても簡単。
今回は最新の洗濯表示マークを見分ける際の要点・覚え方をご紹介します!
目次
- 洗濯マークは5つの基本記号がある<乾燥、漂白、アイロン...>
- 新しい洗濯表示一覧表<詳しく知りたい人向け>
- 線「ー」や点「・」など付加記号の意味は?
- 数字の意味は?<30、40...>
- 「お家洗いOK」なのは、桶マーク
- 「手洗いマーク」は手洗いor洗濯機のドライコースで
- 丸「〇」の表記(F・P・W)はドライクリーニング表示
- タンブル乾燥とは
- まとめ<読み方のおさらい>
1.洗濯マークは5つの基本記号がある<乾燥、漂白、アイロン...>
洗濯マークは、5つの基本記号があります。
名前/意味一覧
①:家庭洗濯
②:漂白(酸素系・塩素系の使用可。三角に斜め線が入っている場合、塩素系はNG)
③:乾燥(四角に丸「〇」はタンブル乾燥、線「|」「ー」は自然乾燥のつり干し・平干し)
④:アイロン(底面温度)/スチーム
⑤:クリーニング(商業用クリーニング処理)
①~④は、コインランドリーや家庭での洗濯時に見るマーク。
⑤は、クリーニング店が見るときに必要なマークです。
また、洗濯マークは、お洗濯の手順で(洗い→乾燥→アイロン)で明記されるため、左から確認するのがベターです。
★毎日のお手入れには、洗浄力を備えつつも衣類への負担がかかりにくい「中性洗剤」(DAILY SOAP 衣類用洗剤)を使って洗うのがおすすめ。
2.新しい洗濯表示一覧表<詳しく知りたい人向け>
全部の洗濯表示(洗濯マーク)を見たい方は、以下の早見表を参考にしてください。
ちなみに、従来の古い絵表示には「絞り方」がありましたが、新しい表示では無くなりました。マークで表せないものは、「弱く絞る」「洗濯ネット使用」「当て布使用」「裏返しにして洗う」など、簡単な用語で付記されています。
★洗濯表示の変更
洗濯表示は2016年12月、ISO(国際規格)に合わせた新しいJIS(日本規格)に変更されました。以降製造されている製品は、新しい表示です。
また、国際標準のためマーク内から日本語表記が消えています。
3.下線「ー」や点「・」など付加記号の意味は?
【A】強さ
基本記号 の下に線が記載されていた場合、線「ー」が多いほど弱く洗うという意味です。二重線が書かれている場合は、洗濯機のドライコースを使ってみましょう!
【B】温度
アイロンなどの温度は、基本記号の中に点「●」で表します。点「●」の数が多いほど高い温度を意味します。
・ →底面温度110℃が限度/スチームなしでアイロン仕上げができる。
・・ →底面温度150℃が限度/アイロン仕上げができる。
・→底面温度200℃が限度/アイロン仕上げができる。
【C】禁止
基本記号と組み合わせて記載されていた場合、禁止を表します。
4.数字の意味は?<30、40...>
桶の中の数字は、水の上限温度を示すものです。
30と記載があれば、「30度以下の水で洗いましょう!」という意味になります。(30度ぴったりでなくても大丈夫です!)
5.「お家洗いOK」なのは、桶マーク
お家洗いOKな製品は、すべて桶のマークで記されます。
桶に「×」があるものは、水洗い・手洗いできないので、クリーニング屋さんへ持っていきましょう!
ただし、お家で洗う際は、品物や汚れに合った洗剤を選ぶことも大事になります。ぜひタグを見て、意識して選んでみてください。
6.「手洗いマーク」は手洗いor洗濯機のドライコースで
桶にバツがついていなければ、お家洗いOK/クリーニングに出せる表示。ですが桶の中に手を入れている洗濯マークは、普通に洗濯するのは避け、手洗いすべき衣類です。
洗濯時は、おしゃれ着用洗剤で、温度40度以下で手洗いをしましょう。洗剤は、気になる縮みやシワを抑えてくれるDELICATE SOAP おしゃれ着衣類用洗剤がおすすめです。
タオルドライをして脱水はなるべく避け、かける場合も30秒〜1分以内に留めましょう。
お気に入りのアイテムやデリケートなウールなどはなるべく手洗いすることをおすすめします。もし洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットを使用し、ドライコースやソフトコースなどのおしゃれ着コースを選んでください。衣類への負担を少なく洗濯することが出来ます。
7.丸「〇」の表記(F・P・W)は、ドライクリーニング表示
〇の中に、F、P、Wなどアルファベット表示があるものがありますよね?(旧マークではドライ・セキユ系)これは、クリーニング屋さんが見るべき記号です。
〇の表記とは、ドライクリーニングやウェットクリーニングをする際に溶剤の種類や処理の仕方などを示すもの。気にせずクリーニング屋さんへ持っていきましょう。
くれぐれも、洗濯機ドライコースの指示マーク(ドライマーク)ではないので注意してください。
※ドライクリーニングとは?→ドライクリーニングと水洗いの違いは?ドライクリーニングマーク(F・W・M)とは?をご覧ください。
8.タンブル乾燥とは
タンブラー乾燥とは、コインランドリーなどで見かける「ドラムを回転させながら熱と風によって乾かす乾燥機」を意味します。
短時間かつ手間をかけず濡れた衣服を乾燥させる反面、デリケートな衣類にとっては型崩れや風合いの変化を引き起こす原因に。
「タンブラー乾燥はお避け下さい」「タンブル乾燥禁止」という文言や上の画像のマークがある場合はドラム式乾燥機の使用を控えてください。
9.まとめ<読み方のおさらい>
今までの知識を踏まえて、上記のマークの読み方をおさらいしましょう。
1)非常に弱い洗濯で水温は30度が限度
2)漂白剤は使用禁止
3)タンブル乾燥禁止(乾燥機NG)
4)日陰吊りぼしで干す
5)アイロンは低温で110度まで
という意味になります。
「〇」のマークは、クリーニング屋さんのみ見るもの。基本無視して大丈夫です。
いかがでしたでしょうか?
洗濯マークの見分け方は意外と簡単なことがわかりましたよね。
洗濯表示を正しくチェックして、洗濯物をきれいに仕上げましょう。