皆さんはコインランドリー、実際に使ったことはありますか?一人暮らしの引越し直後や旅行先のビジネスホテル、銭湯、病院などで初めて使う方は、必要な持ち物や費用がどれくらいかわからないと不安ですよね。
また、洗濯機が自宅にある方にとっても、コインランドリーはとっても便利な場所。家で洗うよりも早く洗濯・乾燥が行えたり、普段なかなか洗えない布団や毛布の洗濯も手軽に行えます!
今回はコインランドリーの利用方法について、詳しく解説していきますよ。
目次
- コインランドリーでできること
- コインランドリーで洗えるもの<布団、毛布、スニーカーもOK>
- 必要な持ち物・時間・料金の目安
- 洗濯機・乾燥機・全自動洗濯乾燥機の使い方
- 衣類を痛めないための洗濯方法
- まとめ
1:コインランドリーでできること
コインランドリーでは洗濯から乾燥までを行うことができます。
最近では、カフェやクリーニングが併設されていたり、洗濯・乾燥・たたみまで請け負う洗濯代行のサービスのあるコインランドリーも誕生しています。
◎特長
大量の洗濯物をまとめて洗える
家庭だと一回に洗える洗濯物の量は多くとも10kg程度ですが、コインランドリーでは20kg以上を一緒に洗うことも可能です。
洗濯・乾燥の時間を短縮でき、仕上がりがプロ仕様
生地に空気をふくませるように風を送るので、洗濯物がシワなくふわふわになりますよ。業務用のマシンならではの高温で乾かすため、ダニ・花粉・雑菌(臭い)・ハウスダスト対策もバッチリです。
時間帯・天気を問わず洗濯できる
コインランドリーは24時間営業であることが多く、早朝や深夜でも洗濯できます。天候に左右されることもないため、雨や梅雨時期で生乾き臭が気になる時にも利用してみると良いでしょう。
2:コインランドリーで洗えるもの<布団、毛布、スニーカーもOK>
一般的な洋服はもちろん、作業着や制服、タオル、シューズなどをまとめて洗うことができます。
羽毛布団や敷布団、こたつ布団、毛布、じゅうたん、ラグ、カーペット、カーテン、シーツ、タオルケット、マットなど大型のものを洗濯することも可能。布団をクリーニングに出すと最低でも数日かかるのに対し、コインランドリーでは1日で完了します。料金もクリーニングより割安なので、水洗い可能な布団の洗濯におすすめです。
◎ポイント
洗濯機で洗えるかどうかを洗濯表示で確認してください。乾燥機や全自動洗濯乾燥機を使う場合は、乾燥にかけられるかどうかの表示も必ず見ておきましょう。おしゃれ着の衣類は自宅で洗濯するか、「ソフト洗い」コースのあるマシンを選んでください。カシミヤやシルク、レザー、合皮など、水洗い不可の素材はクリーニング店へお願いしましょう。
3:必要な持ち物・時間・料金の目安
コインランドリーへ向かう前に、必要な持ち物、時間、料金相場をおさえておきましょう。初めての方もこれで安心です。
持ち物<洗剤は必要?>
①洗濯物
布団を洗濯する場合は紐で縛っておきましょう。
②お金(小銭)
両替機がない場所もあるため、初めて行くときは小銭を用意しておくと安心。無人のコインランドリーがほとんどで、クレジットカードが利用できる店舗は少ないのが現状です。一部、専用のカードやクレジットカード、電子マネーが利用できるお店もあります。
③洗濯ネット
痛めたくない衣類は洗濯ネットを使いましょう。一枚一枚取り出す必要もなくなるため、忘れ物防止や時短にも効果的です。
乾燥機を使用する場合はネットから取り出すのを忘れずに!乾燥機の温風が当たる部分に偏りが出てしまいます。途中で取り出すことのできない全自動洗濯乾燥機では使わないようにしましょう。
④洋服が入る袋(ランドリーバッグ・かご)
近くのコインランドリーへ行く頻度が高ければ、洗濯物を運ぶ専用バッグを用意しておくと便利。中に入った洗濯物が透けない素材や持ち運びやすい軽量なもの、肩から掛けられるショルダータイプなどがおすすめです。
◎ポイント
★店舗による違いはありますが、基本的に洗剤や柔軟剤は持参しなくてOK。入れ方を心配する必要はありません。
コインランドリーの多くは、洗剤代も込みで料金が計算されており、洗剤が自動で投入されます。自動投入される洗剤は業務用。洗濯機との相性や適量などが計算されていて、汚れ落ちは◎。大型の機器は柔軟剤も自動投入されます。
また、家から持ち込む洗剤やジェルボール、柔軟剤を使えるマシンが用意されている場合も。こだわりの洗剤を使いたい方は、縦型の洗濯機を利用したり、コインランドリーは乾燥機だけ使うと割り切るのも一つの手です。
柔軟剤の代わりに持ち運びのしやすい柔軟剤シートを使うのもおすすめ。乾燥のタイミングで投入するため、乾燥機を利用する際に入れてみましょう。シワや静電気の発生を防ぎ、お気に入りの匂いをつけることができますよ。
★シミや黄ばみがある場合は、洗濯機に投入する前にしみ抜き剤(PRE SOAP neo シミ抜き剤)などで対処しておきましょう。
時間
★一般的な衣類、バスタオル等(4.5kg程度)
洗濯は30分、乾燥は20~30分ほど。ジーンズなどの乾きにくいものは、4、50分ほどかかります。洗濯から乾燥までの所要時間は1時間ほどを目安にしてください。
★毛布や布団カバーなどの大型のもの(7kg程度)
羽毛布団であれば約80分、毛布なら約50分程で乾かすことができます。洗濯乾燥合わせ2時間〜ほどを見ておきましょう。
★カーペット(5kg程度)
乾燥時間は30分程を目安にしてください。なるべく早く乾かすためには、屏風たたみをして乾燥させましょう。
★時間を短縮する裏技
①複数台を同時に使用する
②乾いたタオルを一緒に乾燥させる
③余熱が残っている乾燥機を使う
④洗濯物の量にあった洗濯乾燥機を使う
洗濯乾燥中にコインランドリーから離れる場合、普段使いもできるランドリーバッグ(LAUNDRY SHOULDER TOTE BAG_M size)を持っておくと◎。※長い時間放置するのはNG。盗難等にも注意してください。
料金相場
洗濯機を利用するときの値段は1回500円が目安です。小さいものでも家庭用洗濯機の2〜3回分に相当するため、まとめ洗いの際も1回で事足りることが多いのではないでしょうか。
乾燥機を利用するときの値段は10分100円ほど。一般的な衣類であれば、200~300円で済みます。
洗濯と乾燥を合わせると約700円〜800円です。
靴専用スニーカーランドリー(シューズウォッシャー)を使用する場合は、洗濯と乾燥を合わせて500円ほど用意しておきましょう。
羽毛布団を洗う場合は、洗濯と乾燥を合わせて2000円ほど。毛布やカーペットなどは1,000円台で済ませられるものもあります。大型のものは乾燥に700〜800円ほどかかりますが、ドライクリーニングに出すよりもずっとお得。布団乾燥機を利用しても、同じくらいの価格で抑えることができますよ。
おすすめの商品
DETERGENT TRIAL /柔軟剤トライアルパック(洗剤小分けタイプ)
洗剤のお試しサイズ(約1回分)です。いろんな種類を試してみたい方に!持ち運びしやすいため、旅行用としてもお使いいただけます。
4:洗濯機・乾燥機・全自動洗濯乾燥機の使い方
コインランドリーには「洗濯機」と「乾燥機」、それらが一体になった「全自動洗濯乾燥機」の3種類のマシンが用意されています。場所によっては「スニーカーランドリー」が用意されている場合もあります。
洗濯機・乾燥機
乾燥のみ使いたい場合や洗う洋服の枚数が多い方におすすめです。素材によって乾燥機が使える/使えないものがあるため、まずは全てまとめて洗い、乾燥機はアイテムに合わせて利用すると良いでしょう。
◎使い方
①洗濯機/乾燥機に洗濯物を入れて、ふたを閉める
「水洗い」「お湯洗い」が選べる場合、汚れ落ちが良いのは「お湯洗い」です。
※洗剤は自動で投入されます。縦型の洗濯機の場合は洗剤を投入してください。
②表示された料金を投入し、スタートボタンを押す
③洗濯/乾燥が終わるまで待機する
全自動洗濯乾燥機
洗濯乾燥機は洗濯機から乾燥機に移し替える手間がかかりません。なるべく時短で済ませたい時に◎。
◎使い方
①洗濯乾燥機に洗濯物を入れて、ドアを閉める
※洗剤は自動で投入されます。
②洗濯コースを選択(洗濯のみや、洗濯と乾燥コースなど)し、表示された料金を投入・スタートボタンを押す
③時間を確認して待機する
◎ポイント
・洗濯物を入れる前に必ずポケットの中を確認し、取り外せる飾り等は外しておきましょう。紛失したり、洗濯機が故障する原因につながります。
・店舗によっては漂白剤や乾燥用のソフターシートを販売している場合があるため、用途によって活用してみてください。
・洗濯機によっては「シャワーボタン」がついている場合も。洗濯槽の洗浄を行ってくれるため、前の人の汚れが気になる場合は活用しましょう。
スニーカーランドリー
スニーカーなどの靴専用の洗濯機。大人用は2足、子どもの靴なら4足程度一気に洗うことができます。洗濯・乾燥は各約20分、計約40分程で完了するため、靴のお手入れが面倒なときに◎!
◎使い方
①靴紐を取る
②ブラシに靴底が当たるようにセットする
③料金を入れ、スタートボタンを押す
④時間を確認して待機する
5:衣類を痛めないための洗濯方法
コインランドリーは、一度にまとめて洗濯・乾燥できる反面、摩擦や高い温度によって、衣類にはどうしてもダメージがかかってしまいます。コインランドリーを利用する際は、洋服への負担をおさえる洗濯方法も取り入れてみましょう!
①洗濯物は少なめにしすぎない
洗濯物の量を少なめにすると、よりしっかりと洗うことができるように思いますが、コインランドリーの場合は適量がベスト。
コインランドリーに多いドラム式洗濯機はドラムを回転させ、衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」で洗濯を行います。洗濯物の量が少ないとたたき洗いの衝撃が分散されず、痛みの原因につながってしまうのです。
洗濯機に目安となるライン(目安ライン)がある場合、洗濯物の量は目安ライン〜少し足りないくらいを心がけてください。目安ラインがない場合は、3分の2くらいまでが洗濯の目安ですよ。もちろん、入れすぎには注意してください。
②乾燥時はドライヤーボール(テニスボール)を一緒に入れる
ドライヤーボールとは、乾燥機を使うときに洗濯物と一緒に入れるボールのこと。テニスボールなどを代わりに使ってもOKです。
ドライヤーボールは洗濯物と一緒に投入することで、服同士が絡まるのを防ぎ、シワや摩擦、静電気を防止してくれます。
また、温風が全体に行き届く手助けをしてくれるので、乾き残しがなく、ふんわりとした仕上がりに。乾くスピードも速くなるため、ちょっとした節約テクニックとしても活用できます。
6:まとめ
コインランドリーの洗濯・乾燥機は家庭用とは違う大きな洗濯容量や仕上がりまでの時間の短さが魅力です。
自宅に洗濯機がない時はもちろん、布団の丸洗い・まとめ洗いの際や、乾燥だけしたいなど、様々な場面で活躍すること間違いなし!コスパを考えれば安いと考えることもできます。
使い方は家庭用の洗濯・乾燥機とほとんど変わりません。初心者の方も、近くのコインランドリーへ気軽に足を運んでみませんか?
ご自身の生活スタイルに合わせて、ぜひ上手に取り入れてみてくださいね。