スエード靴は洗えるの?自宅での簡単なケアについてご紹介

作成日
更新日

寒くなってくると、身に付けたくなるスエード素材。温かみのある生地が可愛らしくてついつい手に取りたくなりますよね。

バケツでざっくりと水洗いできるタイプのキャンバススニーカーなどとは違い、長持ちさせるには取り扱いに注意が必要です。とはいえ、「うっかり雨の日に履いて汚れた」「子供用の靴はすぐ黒ずむ」「ニオイが気になる」なんてことも。

今回はそんなスエード靴の洗い方や正しいお手入れ方法についてご紹介します。

目次

    1. 汚れがつきにくくするためにできること
    2. スエード靴の基本的な洗い方
    3. スエード靴の日頃のお手入れ方法
    4. スエード素材の洗濯の注意点
    5. 基本の靴・スニーカーの洗い方
    6. まとめ

1.汚れがつきにくくするためにできること

革靴と同じ様に、買ったらすぐ防水スプレーをかけましょう。

スエードの大敵である水や汚れを防いでくれます。

ただし30~40cm程度離してスプレーしないと、均等に噴射出来ず、逆にシミになってしまうので注意が必要。スプレーした後はしっかりと乾かしてくださいね。

2.スエード靴の基本的な洗い方

スエードの素材は、濡れたりしただけでもシミになりやすい素材。洗ってしまって大丈夫か、何で洗うの?と不安に思う方も少なくないのではないでしょうか。

コツを押さえれば、実は自宅でも簡単に手洗いで洗うことができます。※洗濯機、コインランドリー(スニーカーランドリー)の使用はNGです。

以下の手順で洗ってみてくださいね!

<用意するもの>

  • ブラシ(歯ブラシ)
  • 雑巾
  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • 防水スプレー

<手順> 

①表面を軽くブラッシングして、汚れを落とす

靴を丸洗いする前にブラッシングをしておくのがベター。専用のブラシ(DAILY BRUSH 3WAY 毛玉取り・洋服ブラシ・シミ抜き)や歯ブラシを使用してください。ホコリを落とすためなので、スエードの毛並みに逆らってブラシを動かすと良いでしょう。

②濡れた雑巾を使って靴全体を湿らせる

ブラッシングをしたあとは、靴を濡らします。ぬるま湯を濡らした布などを部分的にスエードへ押し付けるようにして濡らしていくと、痛めずに濡らすことができます。

いきなり水に浸けてしまうと、シミになってしまう可能性があります。注意しましょう。

③靴を洗う

濡らしたスポンジに中性洗剤(DAILY SOAP / 洗濯洗剤)をつけます。こちらを泡立て、靴を洗っていきます。

この時、内側やソールも一緒に洗っていきましょう。

※カビのような頑固な汚れの場合には、除菌スプレーを使うと落ちやすくなります。

④靴についた洗剤を吸い取る

水に濡らしたスポンジで付着した中性洗剤を吸い取ります。

※靴に水を染み込ませないようにしましょう。丁寧に吸い取らないとシミの原因になりますので、注意してください。

⑤タオルドライし、風通しの良い日陰で乾かす

上記の工程が終わったら、乾燥させます。

タオルで水分を吸い取ったら、風通しの良い日陰で乾かしましょう。

<番外編-中敷き、ひもの洗い方>

ぬるま湯と中性洗剤や洗濯用洗剤を使用して水洗いをしましょう。

ひもについては素材を確認してから水洗いを行ってください。

3.スエード靴の日頃のお手入れ方法

スエード靴は日頃のお手入れも重要です。お手入れでは、以下のアイテムを使用してみてください。

①防水スプレー

新品時にも使いますが、やっぱり防水スプレーはマストです。

毎日とは言いませんが、お手入れする際の仕上げでかけると良いでしょう。スエード専用のものもあります。

②ブラシ

履いたあとにはブラッシングして毛並みを整えると◎。

毛並みと逆にブラッシングした後に、毛並みに沿ってブラッシングをすると良いです。

③消しゴム、メラミンスポンジ

汚れが付いた時は消しゴムやメラミンスポンジを使うと◎。スエード用の消しゴムがあるとさらに便利です。

④重曹

湿気がこもるとカビやすいスエード。乾燥剤がない場合は、炭や重曹をお茶用のパックなどに詰めて靴の中に入れておくと、除湿の効果があります。

4.スエード素材の洗濯の注意点

レザーと同じく、水でシミになり、且つ色落ちしやすい素材です。水やお湯にしっかりとつけてこすり洗いはNGです。ゆっくりと軽く湿らせてから、洗剤をブラシに付けて洗ってください。

洗剤を直接スエードにかけないように注意してください。

また洗う際はゴシゴシ洗うと色落ちや白っぽくなってしまうので、優しく擦るのがポイント。

洗剤は中性のオシャレ着用の洗剤、もしくは靴用の洗剤を使いましょう。刺激の強い酸素系漂白剤、アルカリ性洗剤は避けてください。

使用時や洗う時は、濃色との組み合わせに気をつけて。特性上色移りしやすく、特にデニムは摩擦で色が移りやすいです。​​

5.基本の靴・スニーカーの洗い方

まずはホコリや汚れを落とします。布地と靴底のラバーとの間にはまった砂や汚れは、歯ブラシなどを使うとキレイになりますよ。

ほこりを落としたら、用意したバケツに水を入れ、15分程度つけ置きを。また、汚れが落ちにくそうな箇所は、洗剤で部分的につけて軽く洗っておくと汚れが落ちやすいです。
つけ置き後には、中性洗剤で汚れを落としましょう。ブラシで強く擦り過ぎると生地が傷んでしまうので、優しく擦ってください。 
最後に水でよく洗い流します。洗剤残りがないように、しっかりすすぐこともポイントです。
靴の種類や素材によって、適する洗い方は異なります。一人暮らしを始めたての方など、靴の洗い方にお悩みの方は、以下の記事もぜひ、ご活用ください。

6.まとめ

今回はスエード靴の洗い方についてご紹介しました。

スエード素材は可愛いけどお手入れが大変かと思っていた方も、簡単にお手入れできるとわかったと思います。

毎日のケアも欠かさず、お気に入りのシューズをきれいに楽しみましょう。

著者

NatsumiKawai

普段はバックオフィスのお仕事をしながら、旅行記事を中心にライターとしても活動中。洗濯についてはまだまだお勉強中です。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。

ブログに戻る