【泥汚れの落とし方】一度洗っても落ちなかった場合の対処法は?
子どもを外で元気に遊ばせていると絶対につきものである、泥汚れ。靴や洋服についた、しつこい汚れを落とすのに苦労した人は少なくないと思います。
今回はそんな泥汚れの性質とスッキリ落ちる方法についてご紹介します。
目次
1.泥汚れの特徴
泥汚れというのは、カテゴリで分類すると不溶性(水にも油にも溶けない)の汚れ。汚れの中でも一番やっかいな汚れの1つです。
落とすには、まずは繊維の奥に入り込んだ泥・砂・石の粒をできる限り取らなければいけません。すぐに洗うのではなく、乾燥させてからブラシや歯ブラシで掻き出す、または払って落とすことが重要です。
すぐに濡らしてしまうと、粒が繊維の奥に入り込んでしまい、取れにくくなってしまいます。
洗剤は皮脂汚れなど汚れも一緒についていると予想されるので、弱アルカリ性の洗剤で洗うと良いでしょう。
2.泥汚れはなぜ落ちない?
衣服などについた泥や土汚れは、事前に水洗いしたり、洗剤をたらして洗濯機で洗うだけではなかなか落ちません。
前述した通り、ほかのシミとは少し性質が違い、不溶性の汚れであるからなのです。
ジュースや食べこぼしなどのシミ汚れは、水か油に溶けるので、汚れに合った洗剤を使うことで綺麗に落とすことができます。
その一方で、泥汚れはホコリや砂、泥の細かい粒が洋服の繊維の奥に入り込んでしまっています。そのため、水にも油にも溶けず、繊維に入り込んだ細かい粒をどうにかしてかき出さないと、綺麗に落とすことができません。
3.泥汚れを落とすための前処理
泥汚れの性質から、すぐには洗わずに乾燥させてブラシや歯ブラシでブラッシング、または物理的に揉んで、砂や泥の粒などの大まかな汚れを落としましょう。
濡れている場合は、ドライヤーなどで乾かすと落としやすくなります。
この時、汚れてもいい場所(ベランダや外など)で行いましょう。
4.簡単な泥汚れの落とし方【固形石鹸】
前処理を終えたら、泥汚れを洗ってみましょう。基本的な落とし方をご紹介します。
泥汚れには、家にある「固形石鹸」を使うのがおすすめ。土や泥の粒子を溶かして取り除く効果に優れています。お子様の洋服に安心して使えるのも◎。
◎手順
- 固形石鹸を塗る
固形石鹸をお湯でぬらし、泥で汚れた洗濯物にしっかりとこすります。
- もみ洗いをする
洗面器などに水をため、泥で汚れた部分を水に溶かし出すようにもみあらいします。
この時、泥が繊維の奥に入り込まないよう、洗濯物を裏返して流しやすくしましょう。
- 洗剤をつけてさらにもみ洗いをする
次に、洗剤(食器用洗剤でも可)を数滴たらして、もみ洗いをします。
皮脂汚れや残った泥の汚れが洗剤成分に包まれ、溶け出しやすくなります。(色物の場合、色移りしないかどうかを確認してから行ってください)
洗剤は「再汚染防止機能」を備えた、DAILY SOAP / 衣類用洗剤がおすすめです。
- 水やぬるま湯でよくすすぐ
流水を当てながら、しっかりとよくすすぎます。
- 通常通り洗濯機へ投入
いつものように洗濯機で洗いましょう。
<番外編>革靴の場合は専用のリムーバーを使用する
革靴などの場合は水洗いできないため、前処理を終えたらクリーナーで優しく拭いてあげてください。
※油が含まれた汚れではないため、強力なクリーナーは必要ありません。
5.一度洗っても落ちなかった、しつこい/時間が経った泥汚れの対処法は?
どうしても落ちなかった場合や時間がたった古い汚れは、以下の手順で洗い直してみましょう。
洗濯機を使用
できるだけ洗う時に入れる衣類の量を減らしておき、すすぎの回数を増やします。
そうすることで、洗浄力(物理的な力)がアップします。
つけ置きをする
酸素系漂白剤でつけおきをしましょう。
重曹を使う
洗剤と重曹を同じ量用意し、よく混ぜてから、汚れている部分に揉み込みます。10〜15分ほど置いた後、洗濯機でいつも通り洗いましょう。
汚れだけでなく嫌な臭いも取り除いてくれます。ただし、デリケートな素材への使用は避けましょう。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
落ちにくい泥汚れですが、しっかりと下洗いをすることで綺麗に汚れを落とすことができます。子供服やスポーツ時のTシャツ、タオル、スニーカーなどに、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね!
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