【洗濯物の分け方まとめ】分け洗いのメリット、基準、負担を減らすコツをご紹介します。

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衣類、運動着、タオル、マット...洗濯物には沢山の種類がありますよね。

汚れた子供服や買ったばかりの色物などをそのまま洗濯機に入れて、汚れや色が他のものへ移ってしまった経験、ありませんか?

今回は、洗濯物の分け洗いの仕方や、負担を減らすコツについて詳しくご紹介。ちょっとしたポイントをおさえて、無理なく洋服をキレイにしましょう。

目次

  1. 洗濯物を分ける意味とは?【メリット・デメリット】
  2. 洗濯物を分別する基準って?<衣類とタオル等>
  3. 分け洗いするコツとは<洗濯ネット、色移り防止シート等>
  4. まとめ

1:洗濯物を分ける意味とは?【メリット・デメリット】

キレイに洗濯するには、種類や色、汚れ具合によって分けて洗うのがおすすめ。ただしデメリットもあるため、できるところから始めてみましょう!

【メリット】

①洗濯物の汚れ移りが防げる

汚れがひどい洗濯物を一緒に洗ってしまうと、きれいな洗濯物に汚れが移ってしまう場合があります。

②洗濯物の色落ち、色移りが防げる

落としにくい色移り。まずは色が移る前に防止するのが大切です。

③洗濯物の型崩れや破損が防げる

ファスナーやボタン、紐と引っかかることで伸びや破れの原因に。服の特徴に合わせ、分別して洗うようにしましょう。

【デメリット】

①分別に手間がかかる

そのまま洗濯かごに入れてしまうと、分けるのに手間がかかります。脱いだらすぐに仕分けておくと良いでしょう。

②洗濯の回数が増える

闇雲に分けてしまうと時間や手数がかかります。また、一人暮らしだとそもそも分けるほどの量がないことも。大事にしたい/注意したい衣類を特に把握しておきましょう。

③電気代と水道代がかかる

分けて洗うと金銭的にも負担がかかります。洗剤や柔軟剤の量が増えるのもネック。加えて、環境に対しても配慮したいところですよね。

しっかりと効率よく洗うために、洗剤や洗濯機の選び方にもこだわりましょう。洗剤は、「黒ずみ」「色移り」を防ぐ成分を配合したDAILY SOAP / 衣類用洗剤がおすすめです。


2:洗濯物を分別する基準って?<衣類とタオル等>

分け方に迷ったら以下を参考に!お手持ちのアイテムごとに分別してください。

洗濯機用と手洗い用

洗濯表示を確認し、洗濯桶マークに手が描かれているなら手洗いが必要です。また、バツ印がついている場合は水洗い不可のため、クリーニング店へ持っていきましょう。

おしゃれ着コースと通常のコース 

デリケートな素材のアイテムは、洗うコースを分け(ドライコースなど)、おしゃれ着用洗剤(DELICATE SOAP おしゃれ着衣類用洗剤)を使って洗濯してください。

色柄物と白物

​​濃い色の染料や柄物の衣類は色落ちしやすいため、白物や色が薄いものとは分けて洗うのがベター。特に新しい衣類は色落ちしやすいので注意してください。

とはいえいつも別々に洗うのは難しい...そんな時は、COLOUR & DIRT COLLECTOR / 衣類の色移り防止シート 30枚入りを活用すると良いでしょう。

汚れている服や靴下

泥汚れが酷い靴下や食べこぼしのシミがついた衣服は、他の洗濯物と分類し、汚れや菌が移らないようにしましょう。

細かい装飾がついた衣服

レースや刺繍、ボタンなど装飾がついた衣服は、他の衣類と絡んで傷んでしまうことがあります。自宅で洗濯する場合はなるべく負荷がかからないよう注意しましょう。

タオル

普段柔軟剤を使う方は、タオルは3回に1回程度別で洗濯するのがおすすめ。柔軟剤を使うと柔らかくなる一方、吸水性が悪くなってしまうのです。

また、糸くずが抜けやすいタオルと服を一緒に洗濯すると、他の衣類に白い繊維がくっついてしまうことも。特に黒い衣類とはなるべく分けて洗うようにしましょう。

トイレマットやバスマット

菌が繁殖しやすいアイテムのため、衛生面を考えると別々で洗う方が安心です。臭い対策として、抗菌作用がある洗剤を使うと◎。

赤ちゃん用・子ども用の服

小さな赤ちゃんやお子さんの肌はとても繊細なため、洗剤や柔軟剤の成分には十分に配慮を。漂白剤・蛍光剤・香料フリーのものを使うのがおすすめです。


3:分け洗いするコツとは<洗濯ネット、色移り防止シート等>

毎回何回にも細かく分けて洗うのは大変。全部一緒に洗う場合でも、以下のような工夫を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

①汚れた衣類は予洗いをする

汚れた衣類はそのまま洗濯機に入れるのではなく、下洗いを。他の衣類に汚れが付着しにくくなります。オールマイティーに対応する染み抜き剤(PRE SOAP neo / シミ抜き剤)があると便利です。

②汚れの目立つ部分を外側にする

汚れの目立つ部分は、外側にして洗いましょう。洗剤や水が十分に行き届き、汚れが落ちやすくなります。

③洗濯ネットに入れる

お気に入りの衣類は型崩れや色落ちを防止するため、サイズにあった目の細かい洗濯ネットにいれましょう。

逆に汚れが気になる衣類は目が粗く、サイズに余裕のあるものがおすすめです。衣類がネットのなかで動くため、よりしっかりと汚れを落とすことができます。

<洗濯ネットとは>

洗濯をしている間、衣類同士が擦れることで毛玉が発生したり、装飾がとれてしまう・ボタンやファスナーが引っかかる・ほこりが付着する等の可能性があります。そんな時には洗濯ネットの出番。衣類の動きをある程度固定し、外的刺激を減らすことで衣類の傷みやほこりの付着を防ぐことができます。

デリケートな衣類や下着はもちろん、長袖シャツなどの絡まりやすい衣類を入れるのもおすすめです。

できるだけ洗濯ネットに入れた方が服を長持ちさせられますが、ワンシーズンしか着ない服、子ども服、タオル類などの消耗品は入れなくていいものとしても良いでしょう。

④色移り防止シートを使う

色落ちがあったとしても、他の衣類への移染を防いでくれるアイテム。使い方もとっても簡単なため、忙しい方におすすめです。

⑤洗濯カゴを別に用意する

色物、汚れ物、子供服などは一緒にせず、分けておくとストレスが軽減しますよ。

家族が多い方は、各自仕分けしやすいよう、シールなどでカゴにラベリングしておくと◎。

⑥手洗いで色落ちさせる(ジーンズなど)

デニムや濃色の衣類など、色落ちを完全に避けるのは難しいアイテムも。

手洗いで優しく洗えば、過度に色落ちする心配はありません。色落ちするかわからない衣服は、先に色落ちテストをしてみましょう。

⑦柔軟剤を入れる

タオルと一緒に洗濯すると衣類にほこりがつく場合も。柔軟剤を入れると静電気の発生を抑える効果があるため、糸くずの付着を予防できます。

一方、先述した通り、柔軟剤の使用はタオルの吸水性の低下につながります。定期的に衣類と分けて洗濯するのがおすすめです。

⑧スポンジボール(洗濯ボール)を使う

スポンジボールを一緒に洗濯機に入れて洗うと、ほこりや髪の毛を取り除き、洗濯物への付着を防止。100均などでも購入できますよ。

4:まとめ

洗濯物をキレイに仕上げるには分け方が重要。

分別のメリット・デメリットを理解して、アイテムの種類や素材で分け洗いをしてみましょう。

ネットに入れる/予洗いをする/色移り防止シートを使うなど、洗濯を楽にするコツも取り入れてみてくださいね。


著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。

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