縮んだセーターを元に戻す方法とは?素材別にリカバリー方法を徹底解説!

洗濯をしたら、お気に入りのセーターが縮んでしまった経験ありませんか?

素材によって、縮む原因やリカバリー方法は異なります。

今回は、「水に濡れると洋服が縮んでしまう理由」縮んでしまった時の元に戻し方」について、素材別に詳しく解説します!

 

目次

  1. 綿・麻が縮む理由
  2. 綿・麻の縮みを元に戻す方法<柔軟剤>
  3. ウール・カシミヤが縮む理由
  4. ウール・カシミヤの縮みを元に戻す方法<トリートメント>
  5. レーヨン・ポリエステルが縮む理由
  6. レーヨン・ポリエステルの縮みを元に戻す方法<スチームアイロン>
  7. 事前に防ごう!縮みを起こさないポイント
  8. まとめ

綿・麻が縮む理由

糸をピンと張った状態で織りあげられた布は、水を含むことで元に戻ろうとする力が働くため、縮みが起こります。

綿(コットン)の縮率は2〜3%ほど、麻(リネン)の縮率は5〜10%ほどあるため、水に濡れると縮んでしまうのです。

最も縮みやすいのが初めて洗濯をするときで、それ以降はそれほど縮むことはありません。

ただし、水通しを行っていない製品も多いため、自宅で洗濯した際に大きく縮んでしまうことも。また、乾燥機で乾燥させることによって、縮みが更に起こる可能性もあります。

麻素材の洋服は、縮みを考慮し大きめに作られているケースもあります。

綿・麻の縮みを元に戻す方法<柔軟剤>

綿や麻などの天然素材の縮みは、着ているうちに徐々に直っていくため、心配しなくてもOK。

すぐに直したい場合は、柔軟剤を使いましょう。繊維の表面をなめらかにして、繊維同士の絡みを軽減する効果があります。

ぬるま湯に柔軟剤を少量入れて30分ほどつけ置きしてください。軽くすすいだら優しく伸ばして干します。この時、力を入れすぎないように注意。生地は縦方向に伸びる力があるため、強く引っ張ると逆に伸びすぎてしまいます。

★デニムジーンズ

ウォッシュ加工が施されていないデニムは、かなり縮みやすいアイテムです。裾上げをする前に、一度自宅で洗濯すると◎。

スキニーデニムなどの肌に密着するものは、縮んでしまっても履いているうちに段々と伸びていきますよ。

ポリウレタン糸を使用しているストレッチ性のあるデニムには、スチームアイロンを使用しましょう。

★布団カバー

綿100%のものが多い布団や枕、クッションなどのカバー類。カバーによっては、縮率が記載してある場合もあるため参考にして購入すると良いでしょう。

縮んでしまった際は、スチームアイロンで熱を加えてあげるのがおすすめです。

ウール・カシミヤが縮む理由

ウールやカシミヤなどの縮みは、「フェルト収縮」と呼ばれる現象が原因。

濡れると水分を発散させようとして、生地の表面を覆っているキューティクル(スケール)を開きます。

この状態で、摩擦やもみ作用が加わると、キューティクル同士が絡み合い、繊維の隙間が目詰まりしてしまうことで、縮みが発生してしまうのです。

ウール・カシミヤの縮みを元に戻す方法<トリートメント>

縮んだウールやカシミヤは、毛髪がごわごわしているのと同じ状態!

縮みを元に戻すには、アモジメチコン(ジメチコン)というシリコン成分が含まれたトリートメントコンディショナーを使うと◎。繊維をコーティングし、表面をなめらかにする効果があります。

使い方は簡単。まず、30度程度のぬるま湯にトリートメントを溶かし、縮んだ衣服をつけて優しく引っ張りながら形を整えてください。

そのまま30分程つけ置きしたら、軽く水を絞って大きめのタオルに挟んで乾かせば完了です。強く揉んだり擦ったりすると毛同士が更に絡んでしまうので丁寧に扱ってださいね。

干すときは型崩れしないように、平干しで乾かしましょう。

レーヨン・ポリエステルが縮む理由

レーヨンはとても水に弱い素材。レーヨンの繊維は水を吸うと一気に膨張し、その過程で糸が大きく湾曲します。

水が乾くと膨張は元に戻りますが、湾曲した糸の形状は戻らないため、本来のサイズより小さくなったり型崩れにつながるのです。また、熱や摩擦に弱くシワになりやすい特徴もあります。

一度縮んでしまうと、元に戻すのは難しいレーヨン。水洗い不可の洗濯表示がついているものであれば、自宅での洗濯は避けるのがベターです。

ポリエステルやナイロンなどは比較的縮みにくいとされていますが、熱に弱く乾燥機の使用で変形する恐れがあります。

レーヨン・ポリエステルの縮みを元に戻す方法<スチームアイロン>

服の片側を固定し、引っ張りながらスチームアイロンで熱を加えてあげましょう。

服から1センチくらい浮かせてかけるのがポイント。数センチなら伸ばすことが可能です。

シワ加工などが施されているものものは、洗濯をすると生地がシワのある方向に対して寄ってしまいます。干す時に生地を手で引っ張って、しっかりと伸ばしてから干しましょう。

事前に防ごう!縮みを起こさないポイント

縮んだ服を完全に元の形に戻すことは、残念ながら不可能。服が縮まないように気を付けながら洗濯・乾燥を行うことが大切です!

ここでは、縮みを起こさないためのポイントをご紹介します。

 

①水洗い不可マークがある服は、クリーニング店へ持ち込む

カシミヤ、麻、レーヨンなどは、洗濯表示に水洗い不可マークがついていることも多い素材です。できるだけ自宅での水洗いを避け、クリーニング店へ持ち込んでくださいね。

★水洗い不可マークについてはこちら↓

水洗い不可マークは洗濯できない?ドライコースなら洗える?洗濯禁止の服のケア方法を詳しく解説!

 

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②柔軟剤を使う

柔軟剤とは、繊維に柔軟性を与える仕上げ剤のこと。衣類の表面をなめらかにし、摩擦を起こしにくくするため、縮みを予防することができますよ。

ただし、柔軟剤を使いすぎると繊維の吸水性が落ち、生地本来の機能や風合いを低下させてしまいます。数回に1回ぐらいの頻度で使うようにするのがおすすめです。

 

おすすめの柔軟剤

DAILY CONDITIONER silky 柔軟加工剤

無香料の柔軟剤。お子様やアトピーの方など香料が苦手な方はもちろん、香水の香りを楽しみたい方にもおすすめです。また、サラサラ感とすべすべ感のある着心地の良い衣類に仕上がるのが特徴。ワイシャツ・ブラウス・肌着・Tシャツなどシワの目立つアイテムにもぴったりです。


③乾燥機を使わない

乾燥機は熱風を吹き当てて濡れた衣類を短時間で乾かすので、熱に弱いものは傷んで縮んでしまいます。

乾燥機にかける前に、洗濯表示や注意書きをチェックしてくださいね。

乾燥機不可のマークがついていないアイテムでも、長く大切に着る服には乾燥機を使用しない方が安心です。


まとめ

いかがでしたでしょうか。モノによって、縮む理由は異なります。洗濯タグで素材を確認して、服にあった対策をとってくださいね。

一番大切なのは「縮みを起こさないこと」水洗い不可や乾燥機不可の表示があれば、なるべく洗濯機や乾燥機を使わないようにしましょう。

洗濯時の不安を解決して、気持ちよくお洋服が着られることを願っています。

著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。