麻を自宅でケアするのは少し難しいなと感じる方も多いかと思います。
今回は、そんな麻の特徴からご自宅での洗い方についてまとめました。
目次
1.麻の特徴は?
まず、麻とはリネンのことです。麻は、フラックスという植物を原料としているため、着用すると冷感があるので、夏物のシャツやジーンズ、ストールなどによく使われています。
特徴としては、以下があります。
・吸水性に優れている
麻は吸水性や発散性にとても優れています。特に、汗ばむ季節か快適に着用できる素材です。また、水に濡れても乾きやすい性質を持ちます。
・丈夫で長持ちする
麻は繊維が丈夫なので、長持ちしやすいです。水にも強いので、洗濯をしても傷みにくいです。
・縮みやすい
麻の密度によって違いがありますが、洗濯をすると若干縮んでしまうことがあります。特に乾燥機にかける場合は要注意です。
・シワになりやすい
麻は弾力性が乏しいため、シワになりやすいというデメリットがあります。洗濯した後などは、しっかりと伸ばしてから干さないとシワになってしまいます。
2.麻を自宅で洗うには?
裏返してネットに入れたら、洗濯機で洗いましょう。この時、中性洗剤の使用がベスト。
繊維の編み目が大きいので引っ掛け、また毛羽たちもするので擦れに注意が必要です。
基本的には丈夫な素材なので、自宅で洗濯 or 手洗いで問題ありません。
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3.麻の干し方は?
麻を干す場合、ぬれ干しする方法と平干しする方法があります。
・ぬれ干しする方法
ぬれ干しは、「脱水していないぬれた状態のまま、干す」という方法です。脱水するとシワになりやすいので、脱水したくないという方におすすめの方法です。水分の重さでシワになってしまうのを防ぎます。
プラスチックハンガーにかけて、風通しのいい日陰に干しましょう。
気をつけたい点として、直射日光に当てて干すと、黄ばんだり変色したりする恐れがあるので注意してください。また、この干し方は、水滴が落ちてくるので、気になる方は脱水してから平干しする方法をおすすめします。
・平干しする方法
しっかりと脱水してから干したいという方や、水滴が落ちてくるのが気になる方は、「脱水後に、平に置いて干す」方法がオススメです。
これは麻素材を干す場合に共通する点ですが、干すときは風通しのいい「日陰」で干しましょう。ぬれ干しと同様、直射日光に当てて干すと、黄ばんだり変色したりする恐れがあるので注意してください。
4.麻素材はアイロンをかけてもいいの?
麻は、かなりシワになりやすい素材です。
シワが気になったらアイロンをしたいところですが、以下の点に気をつけてかけましょう。
・霧吹きで濡らしながら、アイロンをかける
シワになっているところに霧吹きで水をかけてからアイロンがけをすると、シワが取れやすくなります。また、麻は丈夫な素材のなので、アイロンの温度は高温でOK。
色が濃い衣類の場合は、当て布を当ててからアイロンがけを行いましょう。
また、半乾きの状態でアイロンがけをしても大丈夫です。ただ、アイロン台が湿ってしまうので、気になる方は注意しましょう。
ただし、アイロンをかける場合は洗濯表示は絶対に確認しましょう。
5.麻素材でやってはいけないNG行為は?
綿に比べて繊維の編み目が大きく、吸湿・乾燥に優れています。しかし、伸縮性がほぼないので、シワになりやすく、取れにくいので、脱水は極力短時間で行いましょう・
また、縮み易い素材なのでもちろん乾燥機の使用はNGです。シワが取れづらくなってしまい、変形してしまう場合もあります。
6.まとめ
今回は麻の洗濯方法をご紹介しましたがいかがでしたか。
丈夫な素材とはいえ、少し気をつけるだけで長持ちさせたり洗濯の仕上がりが変わって来ます。
ぜひ、今回の洗濯方法を実践してみてくださいね。