冬の時期には欠かせないマフラー。
汚れが目立たず汗をかかない時期だから、洗濯しないままでいることも多いのではないでしょうか。
実は、外気の汚れやヘアケア剤、ファンデーションなどのメイク、そして気付かないうちにかいている汗などによって、意外と汚れているのです。
「カシミヤだから洗えない」「家で洗濯したら失敗してしまいそう」とお困りの方も大丈夫。
今回はご自宅で簡単にできるマフラーやストールの洗濯方法やシワになったり縮んでしまった時の対処法をご紹介します。
目次
- マフラー・ストールはいつ洗う?クリーニングに出す?
- 水洗い不可?洗濯表示をチェック。マフラーを洗う準備
- 洗濯機での洗い方(アクリル・ポリエステルなど)
- 手洗いでの洗い方(カシミヤ・ウール・モヘアなど )
- 洗濯に失敗した時の対処法って?
- <シワが気になるとき>アイロンをかける方法
- 服にマフラーの毛がつくのを抑える方法
- マフラーの保管方法
- まとめ
1.マフラー・ストールはいつ洗う?クリーニングに出す?
洗濯頻度の目安は、最低でもシーズンが終わって衣替えをする前に1回。洗濯できない場合はクリーニングへ持ち込みましょう。出さないと汚れが蓄積し、虫食いやカビの原因につながります。
毎日使用しているものは1シーズンに数回洗濯を。ただし、繊維が傷んでしまうおそれがあるため洗い過ぎには注意が必要です。
汚れが付いてしまった場合は、落ちにくくなってしまうためすぐに洗ってくださいね。
2.水洗い不可?洗濯表示をチェック。マフラーを洗う準備
①まずは洗濯表示を確認する
マフラーについているタグを見て、洗濯表示を確認しましょう。
アクリルやポリエステルであれば洗濯機で洗えるものが多く、お手入れしやすいのが特徴です。
ウールやカシミヤ、モヘア 、レーヨンといった天然繊維を使っているものには、画像の【家庭での洗濯禁止(水洗い不可)マーク】があることも。その場合は水洗いをすると生地の風合いの変化や縮む原因になるため、ドライクリーニングを行いましょう。
クリーニング料金の相場目安
ウール:約450~850円
カシミヤ・シルク:約750~1,700円
毛皮・ファー:約3,000円以上〜
◎ポイント
マフラーについている洗濯タグは邪魔だから取ってしまった、という方も多いのではないでしょうか。
洗濯表示がないデリケート素材のものや手編みのマフラーは、自己責任でやさしく洗ってあげてください。
表示なし、タグがないものはクリーニング店へ持ち込んでも断られてしまうことがあります。正しく洗うためにも、洗濯タグはつけたままにしておくか、切り離したタグを保管しておきましょう。
②汚れは前処理しておく
シミや汚れがある場合には、部分洗いを。中性洗剤の原液をなじませるだけでOKです。 デリケートな素材にも使用できる、染み抜き剤(PRE SOAP neo / シミ抜き剤)を用意しておくと便利!
③おしゃれ着用洗剤・柔軟剤を用意する
マフラーの洗濯にはおしゃれ着用洗剤を使用しましょう。デリケートな素材でも、風合いを損ねずやさしく洗うことができます。
また、柔軟剤も一緒に併用するのがおすすめ。ふんわりと仕上げるだけでなく、毛玉や静電気を防止する効果があります。
画像のデリケート衣類用洗剤は柔軟効果があるため、洗濯はこれ一本でok。気になる縮みやシワを抑える機能も兼ね備えているので、マフラーの洗濯にもぴったりの商品です。蛍光剤・漂白剤成分は一切配合していないため、安心してお使いいただけますよ。
おすすめの商品
DELICATE SOAP おしゃれ着衣類用洗剤
中性洗剤よりも天然繊維にやさしい弱酸性。ウールやシルクなどのデリケートな衣類にお使いいただけるオシャレ着用洗剤です。縮みやシワを抑え、柔軟剤なしでふんわりと仕上がります。
3.洗濯機での洗い方(アクリル・ポリエステルなど)
ここからは具体的な洗い方とポイントをご紹介します。
洗濯表示を確認し、デリケートな素材でなければ洗濯機を活用しましょう。時間をかけず手軽に洗うことができます。
①洗濯ネットに入れる
この時マフラーにフリンジなどがある場合は内側に折りたたみましょう。シールや装飾物もすべて外してください。
洗濯ネットはマフラーがネットの中で動かないようなサイズを選ぶのが吉。ネットのサイズが合っていないと形崩れしてしまうことがあります。
②ドライコースで洗濯する
洗剤(DELICATE SOAP / おしゃれ着衣類用洗剤)(と柔軟剤)をセットし、「ドライコース」「手洗いコース」など、おしゃれ着洗い用の弱水流モードを選びましょう。通常の洗濯コースと比べ、やさしく洗うことができます。柔軟剤を加えれば、手触りや香りが心地よいものに。
③風通しのいい場所で干す
寝かせるようにして乾かしましょう。
ハンガーを使う場合、ニットのマフラーやスヌードをそのままかけると重みによって伸びてしまうので、2本使ってかけましょう。
4.手洗いでの洗い方(カシミヤ・ウール・モヘアなど )
カシミヤやウールなどのデリケートな素材を使っていたり、なるべく痛めたくないお気に入りのマフラーであれば、手洗いで丁寧に洗ってあげましょう。
①洗面器に水かぬるま湯を張り水量に合わせて中性洗剤/おしゃれ着用洗剤(DELICATE SOAP / おしゃれ着衣類用洗剤)を入れる
②つけ置き洗いもしくは押し洗いをする
つけおき洗いなら15分ほど放置、押し洗いなら数分間繰り返しましょう。
③洗面器ですすぎをする(柔軟剤を入れる)
泡が流れるまで十分にすすぎましょう。
最後のすすぎのタイミングで、柔軟剤を混ぜた水にくぐらせてください。
④大きめのタオルではさみ、水気を吸い取る
デリケートなものでない場合は、洗濯機で脱水をかけてもOK。その場合はネットに入れ、脱水時間は10~20秒ほどに収めてください。
⑤風通しの良い場所で乾かす
ハンガーを使う場合、ニットのマフラーやスヌードをそのままかけると重みによって伸びてしまうので、2本使ってかけましょう。
◎マフラー用のハンガーを使えば、シワ知らず&スッキリ収納が叶う
せっかく綺麗に洗っても、保管方法によってはシワが付いてしまうことも。
そんなときは、以下でご紹介している、ずれ落ちにくいマフラー・パンツ用ハンガーを使うのがおすすめ。跡を気にせず、すっきりとしまうことができますよ。
おすすめの商品
PSTハンガー(ずれ落ちにくいマフラー・パンツ用ハンガー) 20本セット
はさんだり、引っかけるものではなく、押さえるタイプの新発想ハンガー。板バネ状のバーで優しく押さえることで、クリップやフックの跡が付きにくく、落ちないのはもちろん、パンツが斜めにずれる事もありません。柔らかな素材のマフラーやストールなどにもおすすめです。
5.洗濯に失敗した時の対処法って?
マフラーやストールが縮んだ時は、ヘアトリートメントでつけおきをしてみましょう。トリートメントリンスに含まれるアモジメチコン(ジメチコン)というシリコン成分が、縮んでからまった毛をほどいてくれますよ。
カシミヤやウールといったマフラーは、洗濯OKなものでも洗い方によっては縮んでしまうことがあります。
「いつも通り洗濯してしまった!」とお困りの方も是非試してみてくださいね。
6.<シワが気になるとき>アイロンをかける方法
洗濯表示をみて問題なければ、アイロンはかけて大丈夫。あて布をし、軽く押さえるようにしてスチームアイロンをかけると良いでしょう。ふんわりと仕上げることができますよ。
フリンジは根元から先端に向かってかけましょう。あらかじめ歯ブラシや洋服ブラシなどで毛並みをそろえておくと、よりキレイに仕上がります。
しわしわになってしまいスチームを当てても直らない時は、先述したトリートメントを活用したり、クリーニング店へ相談してみましょう。
おすすめの商品
DAILY BRUSH / デリケート衣類用ブラシ
とてもしなやかで、コシのある白豚毛の毛先だけを使った、ウールやカシミヤなどのデリケート衣類にぴったりな洋服ブラシです。女性の手にも男性の手にも握りやすい程よい大きさ。お部屋になじむナチュラルなデザインも嬉しいポイントです。
7.服にマフラーの毛がつくのを抑える方法
マフラーの毛が抜けてブレザーにつくのは、「静電気」が原因。
例えば、ポリエステル100%のマフラーとウールの衣類で組み合わせると、強い静電気が発生しやすくなります。素材の相性で毛の付きやすさが変わるため、以下の記事を参考にしてみてください。
毛がつかない方法として、
・柔軟剤(DAILY CONDITIONER silky / 柔軟加工剤)を加えて洗濯をする
・静電気防止スプレーを使用する
・ブラッシングして抜けやすい毛をとっておく
などの対策も効果的です。
8.マフラーの保管方法
①アイロン・ブラッシングをする
洋服と同じケア方法でOK。洗濯表示や素材などを確認してお手入れを行いましょう。
②害虫対策をする
カシミヤなど、天然繊維のアイテムは洋服と同じく虫食い対策が必要です。
定期的に陰干しをしたり、衣類用の防虫剤を使用しましょう。
9.まとめ
以上、マフラー・ストールの洗い方をご紹介しました。
洗濯するポイントは、洗濯表示を確認すること、前処理をすること、表示と素材に合わせて洗い方を選ぶこと、おしゃれ着用洗剤を使用すること!
縮んでしまったりシワが気になった時は、トリートメントやスチームアイロンを活用しましょう。
しばらく洗っていない時、衣替えの時、汚れてしまった時・・・マフラーを気持ちよく使うために、ぜひお試しくださいね。