みなさんは、シーツをどのくらいの頻度で洗濯しているでしょうか?ご家庭によっても異なると思いますが、夏は汗をかいて汚れやすいため頻度が高くなる、冬はあまり汗をかかないので頻度が減るなど、季節によっても回数が異なるかと思います。
本記事では、季節ごとの洗濯頻度や、汚れの原因、汚れを放置することによる影響、洗濯時のポイントについて紹介していきます。
目次
1:最適なシーツの洗濯頻度は?
人は寝ている間にも汗をかいており、シーツはその汗を吸収してどんどん汚れを蓄積していきます。そして、それを放置するとカビやダニが発生する原因となり、健康に影響を及ぼすことも。
そのため、習慣的に洗濯する必要があります。かといって、大きなシーツを毎日洗うのは大変ですよね。ここでは最適な洗濯頻度を、夏と冬の季節に分けて紹介していきます。
夏場は週1~2回は洗濯しましょう
夏場は気温が高く寝ている間も汗をかきやすくなります。汗が染みこんだシーツをそのままにするとダニやカビの発生にもつながり、汚れやにおいの原因になってしまいます。そのため、夏場は週1~2回程度洗濯しましょう。頻繁に洗濯できない場合も、替えのシーツを用意して交換できるようにすると良いですね。
冬場は2週間に1回程度洗濯しましょう
冬場は気温が低くなりますので、寝ている間も夏場より汗をかきません。ダニやカビの活動も緩やかになるため、冬場は2週間に1回程度洗濯しましょう。
しかし、全く汗をかかないわけではありませんし、皮脂や髪の毛などの汚れは溜まっていきますので定期的に洗濯は必要です。日差しが弱くなかなか乾きづらい時は、乾燥機を利用することで乾きやすくなると同時にダニの処理にも役立ちます。
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2:シーツを洗濯しないとどんな影響がある?
季節問わず定期的に洗濯することが大切な理由は、気づかないうちに目に見えない汚れがどんどん溜まってしまうからです。洗濯せずに放置したシーツは見た目以上に汚れており、衛生的にもよくありません。ここでは洗濯しないことで、どのような影響があるか紹介していきます。
黄ばみが染み付いてしまう
シーツの黄ばみは寝汗や皮脂汚れが一番の原因です。汗と一緒に皮脂も分泌されており、これらが染みこみ汗ジミとなり、空気に触れて酸化することで黄ばみ汚れとなってしまいます。
その他にも、よだれや石鹸の残りカスなども黄ばみの原因です。特に湿気の多い時期は、カビの繁殖も活発になるため、こまめに洗濯や乾燥させないと黄ばみが付きやすくなります。
においの原因になる
シーツに付着するにおいの原因は主に3つです。
・寝汗や皮脂汚れ:寝汗や皮脂汚れを菌が分解することでにおいが発生します。
・カビ:カビが発生すると特有のにおいが発生します。湿気の多い季節は特に発生しやすいため注意が必要です。
・加齢臭:加齢臭は、性別や年齢に関係なく生活習慣の乱れによっても発生します。
このように様々な汚れが原因で、シーツへにおいが付着してしまいます。就寝時に、においが気になり寝つきが悪くなると、質の良い睡眠がとれません。
健康に悪影響を及ぼす
シーツを洗濯しないことは、黄ばみやにおい以外に健康にも影響を及ぼします。長い間洗濯していないと、ダニが繁殖しアレルギーの原因になることもあります。鼻水やくしゃみが止まらなくなったり、喘息になってしまったりと、健康に大きく影響を与える可能性もありますので、洗濯はこまめにする方が良いでしょう。
その他にも、寝汗や皮脂汚れが肌に触れることで、肌荒れの原因にもなります。敏感肌で肌荒れが起こりやすい人は特に注意が必要です。定期的に洗濯して清潔なシーツを利用できるようにしましょう。
3:シーツにはどんな汚れがついている?
黄ばみやにおい、健康への悪影響があるシーツの汚れですが、これらはどのような汚れが原因となっているのでしょうか?ここでは、付着している汚れの種類について見ていきましょう。
抜け落ちた髪の毛
朝起きて枕を見ると抜け毛がたくさん付いているということは、誰もが経験しているのではないでしょうか。寝相が悪いと摩擦により髪の毛が抜けやすくなったり、髪を乾かさず寝ることで髪が傷み抜けやすくなったり、抜け落ちる原因はさまざまです。
抜けた髪の毛をそのままにしておくと見た目も不衛生ですし、そこにほこりなどが絡まってより汚れを付着させる原因にもなります。
皮脂や汗汚れ
人は就寝時、通常でもコップ1杯、夏の熱帯夜では1L以上汗をかくといわれており、同時に皮脂も分泌されています。これらの汚れを放置するとカビやダニの発生を招き、においやアレルギーなどの悪影響を及ぼすでしょう。
カビの発生
汗や皮脂、ほこりなどが溜まるとカビが発生しやすくなります。また、湿気の多い季節はカビが繁殖しやすいため、より注意が必要です。カビを放置しているとシミとなって汚れが落ちにくくなったり、カビの胞子を鼻や口から吸い込むことで鼻水やくしゃみなどのアレルギー反応を起こしたり、ひどいときは喘息などにもつながります。
ノミやダニの繁殖
髪の毛や皮脂、ほこりなどをそのままにしておくと、それをエサにノミやダニが繁殖してしまいます。これらは、温度が25度前後、湿度が70%ほどの環境を好みます。そのため、梅雨から夏にかけて湿度が高くなる時期は、より注意が必要です。
4:自宅でシーツを洗濯するときに気を付けること
ここでは実際にシーツを洗濯していく際のポイントについて紹介していきます。特別繊細で難しいわけではありませんが、衣類よりもサイズが大きくなるため、汚れを落としきれないこともあります。毎日洗えるものではないため、正しい洗濯方法を覚えて汚れをしっかり落とすことで、快適に利用できるようにしましょう。
洗濯物をきれいに仕上げる基本的なコツは、洗濯のやり方って?洗剤選びから干し方まで、基本知識をマスターしようでも紹介していますので併せてご確認ください。
洗濯前にシーツのほこりやごみを取っておく
まずは、ほこりや髪の毛などの比較的大きなごみを先に取り除きましょう。これらが付いたままだと洗濯した際に、ごみの塊になって残ってしまう場合があります。大きなごみは先に粘着カーペットクリーナーなどで掃除するのがおすすめです。
洗濯表示のマークをチェックする
洗濯機に入れる前に、洗濯表示のマークを必ず確認しましょう。シーツなので家庭用洗濯機で洗えるものがほとんどだと思いますが、生地によっては洗濯できない場合もあります。間違った洗濯の仕方は生地が傷んだり、縮んだりする恐れがあるので注意しましょう。
シミ汚れは漂白剤を利用する
しばらく放置されたシミ汚れは、洗濯機にかけただけでは落ちません。先に汚れている箇所だけに漂白剤を付けて頑固な汚れを落としておきましょう。落ちにくい場合は、さらに浸け置きすることをおすすめします。色落ちを防ぐためにも、酸素系漂白剤を利用すると良いです。
ダメージが気になる場合や手軽に汚れを落としたい際は、以下のようなしみ抜き剤を活用すると良いでしょう。
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PRE SOAP neo / シミ抜き剤
中性のシミ抜き剤なので、生地を傷めず色柄物にも安心してお使いいただけます。食べ物や飲み物のシミのほかに、シャツの黄ばみなどにもおすすめ。オールマイティーに活躍してくれます。
洗いの時間を増やし、すすぎの回数を増やす
大物(シーツや毛布など)を洗う時、家庭用の洗濯機は容量が少ない為、洗いやすすぎが不足しがちです。そうすると汚れや洗剤が落としきれない場合がある為、全自動洗濯機だからといってスイッチを入れてスタートボタンを押すだけではなく、洗うものによって設定を変えることが大切です。
洗濯ネットに入れる
シーツはサイズが大きいため、ネットに入れて洗濯しましょう。そのままだと洗濯機で回す時にねじれて他の洗濯物に絡まったり、部分的に汚れが落ちなかったり、生地を傷めてしまう可能性があります。また、ネットに入れるときはジャバラ折りで入れることで、全体に洗剤が行き渡りムラなく汚れを落とすことが可能です。
干すときはシーツ全体に風が当たるようにする
なるべく風通しの良い場所で干しましょう。また直射日光は紫外線で生地が傷むこともあるので陰干しがおすすめです。風が当たらないと生乾きの部分がでてきてしまうため、なるべく生地が重ならないように干す必要があります。
物干し竿を2本利用してM字になるように干すと生地が重ならず乾きやすくなります。また、室内で乾かすときは扇風機を利用すると風通しが良くなるためおすすめです。
5:まとめ
シーツは洗濯しないでいると、汗や皮脂、髪の毛などの汚れから、カビやダニの発生などをまねきます。夏場は週1~2回、冬場でも2週に1回は洗濯することがおすすめです。本記事で紹介した洗濯と干し方のポイントを押さえて、清潔なシーツを利用できるようにしましょう。