【除菌効果あり!】衣類やタオルの生乾き臭を消す方法6選。煮洗いや電子レンジを使って嫌な臭いを取り除こう。
洗濯時でのお悩みに多い「生乾き臭」や「部屋干し臭」。
ちゃんと洗ったはずのなのに何故か臭いが気になった経験、ありませんか?
せっかくの大事なお洋服やタオル、臭いのせいで使えないなんてもったいないですよね。
今回は臭いが気になった時にすぐできる、生乾き臭の取り方をご紹介します。
臭いを消すことは、菌を取り除くことにもつながります。衣類やタオルを清潔に保ち、気持ちよく毎日を過ごしましょう!
嫌な臭いの原因って何だろう?
「洗濯物の生乾き臭」の原因はズバリ、雑菌です。
菌の名前はモラクセラ菌。厳密にいうと、増殖したモラクセラ菌が出す排泄物(糞)が臭いの原因になっています。
この菌は皮脂や水分を栄養にして繁殖。洗濯時に落としきれなかった汚れや洗剤が残っていたり、洗濯物がしっかりと乾いておらず、水分を含んだまま時間が経過してしまったりすると、モラクセラ菌はみるみる増殖します。
雑菌は湿気を好むため、梅雨時期や部屋干しの際は要注意。汗をかいた服を何日も放置している…なんて時もその水分や汚れが雑菌の温床になっています。
★洗濯をしても臭いを感じるなら、「汚れが落ちていない」ことが分かります。
洗濯時についやりがちな習慣が汚れを落としにくくしているかもしれません。今一度自分の洗濯を振り返ってみましょう。
生乾きの臭いを防ぐ洗濯方法についてはこちら↓
【生乾きの洗濯物】イヤな臭いとはこれでおさらば!部屋干しでも臭わせない洗濯術とは
★タオルは他の衣類と異なり、水分を拭き取るのが主目的。どんなに洗った手でも、全ての雑菌は落ちないため、菌は最終的にタオルへ付着します。
ぬれた状態のタオルは雑菌に快適な環境で、あっという間に菌が繁殖!玉ねぎのような嫌な臭いも発生しやすいので、特に注意が必要です。
タオルの洗い方についてはこちら↓
雑巾みたいなタオルはさよなら! 失敗しないタオルの洗い方のコツとリカバリー方法
生乾き臭を消す6つの方法
「洗濯しても臭いがとれない」「すぐに臭いを取りたい」そんな時は以下でご紹介する方法を試してみましょう!
モラクセラ菌の弱点は「熱」。60度以上であれば10分~20分程で死滅します。高い温度が臭いをとる鍵になりますよ。
ただし、温度が高いということは繊維にダメージがかかることと同義でもあります。
洗浄力の強い洗剤などを使うと大きな除菌効果がありますが、同じく繊維には負担増。衣類の場合やお気に入りのアイテムであれば、洗濯表示を必ず確認してくださいね。
時短で済ませたい時にもできる、一時的な対処方法も合わせてご紹介します。
①石鹸や重曹を使って煮洗いする
高い温度でしっかりと除菌できる煮洗い。臭いに困った時の心強い味方です。
◎手順
おおきな鍋にお湯をたっぷり沸かし、洗濯用石鹸を入れて10分〜20分程度煮出してください。石鹸を入れることで生地がガビガビになることを防いでくれます。
石鹸の代わりに重曹を入れるのもおすすめ。臭いの元になる皮脂汚れを落としやすくしてくれますよ。
終わったら、いつものように洗濯を行いましょう。ぬれた状態で放置していると、再び菌が増えてしまうので時間をあけないでくださいね。
※煮洗いする時はアルミ鍋の使用を避けましょう。石鹸や重曹はアルカリ性のためアルミを腐食する力があり、繰り返すと穴などが開く可能性があります。ステンレスなどの鍋を使用してくださいね。
②漂白剤でつけおきをする
漂白剤を使うと、雑菌を除菌するだけでなく黒ずみも軽減してくれますよ。汚れのひどい衣類におすすめの方法です。
◎手順
洗面器に漂白剤とお湯(40℃〜50℃)を入れ、1〜3時間つけてください。長時間つけすぎると繊維を傷めてしまうので、なるべく手短に!終わった後は、しっかりとすすいでから干しましょう。
漂白剤は、酸素系漂白剤がおすすめ。塩素系漂白剤は、色落ちする恐れがあります。冷水を使うと効力がダウンしてしまうため温かいお湯を使ってくださいね。
また、洗剤を一緒に使うのも効果的です。洗剤と漂白剤を合わせた洗浄液の中でつけ置きすることで、より効果をアップすることが出来ます。つけ置きが終わったらいつものように洗濯を行いましょう。
おすすめの洗剤

DAILY SOAP clear / 皮脂・油汚れ衣類用洗剤
皮脂汚れの分解除去に特化した無香料の中性洗剤。皮脂汚れをしっかり落とすことは、衣類の黄ばみや、部屋干し臭を防ぐことにも効果的です。中性なので色柄物を鮮やかに保つことが出来、生地へのダメージも抑えてくれます。
③コインランドリーの乾燥機を使う
60℃前後で乾燥させる家庭用の洗濯乾燥機に比べて、コインランドリーの乾燥機は約80~120度まで上がるため、確実に菌を取り除くことができます。
また、生地に空気をふくませるように風を送るので、洗濯物がシワなくフワフワになりますよ。雑菌だけでなく、ダニ・花粉・ハウスダスト対策もバッチリです。
物によっては縮みが引き起こりやすいので、乾燥機が使えるかどうかも洗濯表示で必ず確認しておきましょう。
④電子レンジを使う
臭い対策はもちろん、菌が残りやすいタオルやハンカチの除菌は欠かせませんよね。そんな時は、電子レンジを使うのも一つの手ですよ。
◎手順
タオルやハンカチを水にぬらしてラップで包み、500Wの電子レンジで1分程度加熱してください。火傷の恐れがあるため取り出す際に直接触るのはNG。冷ました後はいつも通りの洗濯を行いましょう。
かなりの熱が短時間の内に加わるため、危険な方法でもあります。加熱中は目を離さないように!また、化学繊維は避け、綿100%の製品にだけ行いましょう。タオルには必ず水分を含ませ、一度に詰め込まないようにしてくださいね。
⑤スチームアイロンを使う
時短で済ませたい時に便利なのがスチームアイロン。スチーム機能は微細なスチームの粒子と、スチームが噴射される勢いで、嫌な臭いも除去してくれます。
ただし、少しでも掛け方にムラがあったり、加熱が不十分だと臭いが復活してしまうことも。一時的な対処方法として、シーンに合わせて取り入れましょう。
⑥衣類用の消臭スプレーを使う
臭いを手軽に消したい時に使えるのが、衣類用の消臭スプレー。
香りを被せることで嫌な臭いを隠すスプレーも多くありますが、Daily Cleanersの衣類用消臭剤は臭いの原因に直接成分が働きかけることで、臭いの元から消してくれます。
すぐに臭いを消したい時の応急処置として、なるべく負荷をかけたくない衣類におすすめです。
おすすめの消臭スプレー

DAILY DEODORANT 衣類用消臭剤
香料でごまかさず、悪臭の元から無臭化する衣類用消臭剤。高濃度の銀イオンを配合しているので除菌抗菌効果もあります。 植物由来成分(でんぷん)を使用しているので小さなお子様、ペットのいるご家庭にも安心です。
天日干しは殺菌できる?部屋干しは臭う?
「天日干しは殺菌ができる」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実は、臭いの元になるモラクセラ菌は紫外線に強い細菌。
天日干しをしただけでは、菌や臭いを取り除くことはできません。手早く乾燥させるという点で優れている反面、外気の汚れが付着しやすく、また色あせの原因ともなります。
一方部屋干しは生乾き臭を引き起こしやすいイメージですが、しっかりと汚れを落とし、手早く乾燥させることができれば、臭わせず、洗濯を効率よく済ませられる方法でもあります。
正しい洗濯方法や乾かし方を取り入れて、生乾き臭とおさらばしましょう!
★洗濯物を早く乾かす方法についてはこちら↓
冬の洗濯物が乾かない時に実践したいコツまとめ!すぐ乾かす方法とは
まとめ
いかがでしたでしょうか。
洗濯物の生乾き臭を取り除くためには、高い温度で煮洗いしたり、漂白剤を使うのがおすすめです。
嫌な臭いは、洗濯の方法を見直すサインでもありますよ。
臭いを消す方法を使うと、生地に大きな負担がかかってしまうことも。
普段から「しっかり汚れを落として、雑菌を繁殖させない」ことが一番大切です!
とはいえ、ついうっかり臭わせてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、ご紹介した臭いの取り方6選をぜひ参考にしてみてくださいね。