コーヒーを飲んでいて、お気に入りのコートやデニム、ソファにうっかりこぼしてしまった…。そんな経験は誰にでもつきものです。
茶色いシミになると目立ってしまって大変。こびりついて頑固な汚れになる前に、素早く落としてしまいましょう!
服についたシミはもちろん、さまざまな場面での染み抜き方法もご紹介。コーヒー通の方は必見です。
目次
- コーヒーのシミはどんな汚れ?
- 服についたコーヒーの染み抜き方法【基本】
- 時間が経った頑固なコーヒーの染み抜きはどうする?【漂白剤】
- 外出時にコーヒーをこぼした時の応急処置
- カーペットについたコーヒーの染み抜き
- まとめ:コーヒーの染み抜きは応急処置が肝心
1.コーヒーのシミはどんな汚れ?
コーヒーのシミは水と色素が混じった水溶性の汚れ。基本は水洗いで落とせます。
ただ、時間が経つと、コーヒーの茶色い色素が繊維の奥まで入り込み、なかなか落とせない頑固な汚れに変化します。
つまり、コーヒーをこぼしてしまった時はすぐに染み抜きをすることがとっても大事です!
2.服についたコーヒーの染み抜き方法【基本】
染み抜き前に確認!洗濯表示と色落ちチェック
コーヒーの染み抜きをする前に、必ず確認しておきたいのが洗濯表示。
「その服は自宅で洗濯できるか?どれくらいの温度の水(お湯)で洗えるか?」を確認しましょう。
桶のマークにバツ印が入っていなければ自宅で洗濯可能です。
桶のマークの中に数字が書いてあればその温度までの水(お湯)で洗うことができます。
桶にバツ印がある場合は、自宅では洗えない洋服です。クリーニング店にお願いしましょう。
また、中性以外の洗剤(漂白剤など)を使う場合は色落ちのチェックも必要です。特に色物には注意!洗剤を服の目立たない部分につけて、色落ちしないかどうか確認しましょう。
コーヒーの染み抜き方法
◎用意するもの
・タオル(2枚)もしくはティッシュ
・歯ブラシ
・食器用中性洗剤/中性洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)/重曹
◎手順
①シミの部分を裏返してタオルを敷き、もう一枚のタオルで水分を拭き取る
ゴシゴシこすると汚れが広がってしまうので、ポンポンと叩くようにするのがコツです。
②中性洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)をつけ、歯ブラシでトントンたたく
下に敷いたタオルに汚れが移り、少しずつ汚れが薄くなっていくはず。時々下のタオルの位置をずらして、きれいな面がシミ部分に当たるようにしましょう。
③ある程度汚れが落ちたら水かぬるま湯で洗い流し、普段どおり洗濯をする
ついたばかりのコーヒーのシミなら、これだけでかなりきれいになるはずです!
楽チン&おすすめは染み抜き剤
今回はどのご家庭にもある食器用中性洗剤を使った染み抜き方法を紹介しましたが、よりおすすめなのは染み抜き専用の洗剤を使うこと。
用途が染み抜きに特化しているだけあって、さまざまなシミに対応できます。
使い方は、食器用洗剤の場合と同じようにシミに塗布して歯ブラシで軽く叩いた後、5分ほど置いたらそのまま洗濯機に入れ、いつもの洗濯をするだけ。
汚れ落ちがいい上に、工程が少なくて楽チンです。
おすすめの商品
PRE SOAP neo シミ抜き剤
中性の染み抜き剤なので、生地を傷めず色柄物にも安心して使える洗剤。食べ物や飲み物のシミだけでなく、シャツの黄ばみなどオールマイティーに活躍してくれます。
3.時間が経った頑固なコーヒーの染み抜きはどうする?【漂白剤】
時間がたった時は、中性洗剤ではなく、衣類用の酸素系漂白剤を使って染み抜きをしましょう。
染み抜きの手順は、食器用洗剤の場合と同じようにシミに塗布して歯ブラシで軽く叩いた後、5分ほど置いたらそのまま洗濯機に入れ、いつもの洗濯をするだけ。
また、セスキ炭酸ソーダを使用する方法も、アルカリの力で汚れ落ちがUPするのでおすすめです。やり方はまず漂白剤に同じ割合で混ぜ、ドライヤーで熱を加えます。次にクエン酸水で中和させ、最後にしっかりとすすいでください。
ただし、これらの方法は、中性洗剤より刺激が強く、服にダメージを与えてしまいます。必ず事前に色落ちのチェックをしてから染み抜きを。
どうしても落ちない場合は、クリーニング店や宅配クリーニングを利用しましょう。
4.外出時にコーヒーをこぼした時の応急処置
外出先でコーヒーをこぼしてしまった場合、すぐに洗剤で洗うことはできませんよね。 そういう時はおしぼりやハンカチでできるだけ汚れを拭き取り、帰宅後すぐに染み抜きをしましょう。
とはいえ、どうしても染み抜きまでに時間がかかってしまうのが悩みどころ。携帯タイプの染み抜き剤を持ち歩いていれば、外出先でも手軽に染み抜きができて安心です。Tシャツなどだけでなく、カバンにも◎。
おすすめの商品
STAIN PEN / 携帯用シミとりペン 多目的タイプ
ドクターベックマンのステインペンは化粧ポーチに入るコンパクトサイズ。カレーやワインなど、厄介な食べ物のシミにすぐに対処できる優れものです。
5.カーペットについたコーヒーの染み抜き
服以外にも、コーヒーがついて困ることは多々あります。 その中でも、カーペットや絨毯、椅子等の場合の染み抜き方法を見ていきましょう。
カーペットにコーヒーをこぼしてしまうと慌ててしまうかもしれませんが、すぐに応急処置をすれば大丈夫。丁寧に作業しましょう。
◎用意するもの
・タオル
・台所用中性洗剤もしくはアルコール
①シミ部分の水分をタオルで拭き取る
②中性洗剤をつけたタオルでシミ部分を叩き、洗剤をなじませる
③水で濡らしたタオルで水拭きし、洗剤を拭き取る
この3ステップで、ついたばかりのシミであれば対処できるはず。落ちない場合は、カーペット・絨毯用の洗剤を試してみてください。
6.まとめ:コーヒーの染み抜きは応急処置が肝心
以上、コーヒーの染み抜き方法を数パターンご紹介しました。 コーヒー自体はそこまで厄介な汚れではありませんが、放置してしまうとたちまち頑固に。 服やカーペットなど、どんなものでも早めの対処が一番大切です。
それさえ把握しておけば、コーヒーのシミは怖くありません。おいしいコーヒータイムをお楽しみくださいね。