ボールペンの汚れの落とし方は?油性も水性もキレイに落とせる対処法

日常的に使う機会の多いボールペン。コートやシャツの袖など、うっかりインクで汚してしまうことは誰にでもあるはず。

そんな時、落とせないと諦めて放置してしまってはいませんか?

特に油性のボールペンは水で落ちないので諦めがちですが、汚れの特性に合わせて対処すればキレイにすることができるんです。
うっかりボールペンで服を汚してしまったら、こびりついてしまう前にシミ抜きを始めましょう!

目次

  1. ボールペンの汚れはなぜ落ちない?
  2. 油性ボールペンの汚れの落とし方
  3. 水性ボールペンやゲルインクの汚れの落とし方
  4. 布以外にボールペンの汚れがついた時の対処法
  5. フリクションのインク汚れにはアイロンが有効!
  6. まとめ

1、ボールペンの汚れはなぜ落ちない?

ボールペンの汚れは、油性か水性かによって落としやすさが異なります。
水性のボールペンであれば、インクが水に溶けやすい成分となっているので比較的対処は簡単です。

一方、厄介なのが油性のボールペン。
油分だけでなく染料や溶剤等が含まれており、服の繊維の隙間に入り込みやすいため落としにくい汚れとなってしまうのです。

しかし、成分の特性を利用すれば落とすことはできます。
どちらのボールペンにしても、汚れが定着してしまう前にすばやく染み抜きに取り掛かるのがとても大切ですよ!

2、油性ボールペンの汚れの落とし方

ペンの汚れで特に困るのが、油性のボールペンによってできた汚れ。 上記で解説したように、油性ボールペンは特に落としにくい汚れなので注意が必要です。ボールペンの油分を分解できるよう、アルコールや除光液を使った落とし方をご紹介します。

◎用意するもの
・消毒用アルコールまたは除光液
・汚れてもいいタオル(2枚ほど)
・ビニール

アルコールは手ピカジェルやエタノールなど、消毒用に使うものでOKです。
除光液を使う場合は、「プロピレングリコール類」が含まれているものを使ってください。

①色落ちしないかチェックする

今回使っていくアルコールや除光液は洗濯用のアイテムではないため、事前に必ず色落ちや傷みがないかどうかチェックしましょう。
また、洗濯表示を確認して「自宅で洗濯可能か・どんな洗い方をすればいいか」を把握しておくことも忘れずに。

使いたいアルコール(または除光液)を服の目立たない箇所につけ、繊維に変化がないか(傷んだり変色したりしないか)確認します。
異常がなければ洗い流し、次に汚れの箇所を染み抜きしていきましょう。

②ビニールとタオルを敷き、汚れた部分を置く

作業する場所やその周りが汚れてしまわないよう、ビニールを敷いてから染み抜きに移りましょう。

汚れてもいいタオルを敷き、その上に服の汚れた箇所を裏返して置きます。

汚れの裏側からアルコール(または除光液)を染み込ませることで、表面の汚れがタオルに移りやすくするためです。

③アルコール(または除光液)をつけ、タオルでやさしく叩く

汚れの箇所にアルコール(または除光液)をつけ、タオルでポンポンと軽く叩いて染み込ませます。

下に敷いたタオルに汚れが移ったら、タオルの位置を少しずつずらしてきれいな面が当たるようにしましょう。

④すすぐ

ぬるま湯(40℃くらい)ですすぎ、汚れとアルコール(または除光液)を洗い流します。 汚れが取れていなければ③④の工程を繰り返してください。

ある程度インクが取れていれば、少し残っていても次の洗濯で取り除けます。

⑤洗濯する

普段通りに洗濯をし、染み抜きは完了です。

3、水性ボールペンやゲルインクの汚れの落とし方

衣類が水性のボールペンで汚れてしまった場合は、油性の場合よりも簡単に対処することができます。とはいえ、インクが繊維にこびり付き固まってしまう前の早めの対処が肝心ですよ。

応急処置は水と石けんで

外出先で服を汚してしまった場合は、水と石けんでもみ洗いするだけである程度落とすことができます。
よく石けんでよく泡立て、もみ洗いをしたらすすぎをします。汚れが残っていたら数回繰り返せばOKです。

しっかり洗うなら洗濯用洗剤で

自宅でしっかりと汚れを落とすなら、洗濯用の弱アルカリ性洗剤を使いましょう。
落とし方は石けんの場合と同じ。汚れの箇所に洗剤をつけ、やさしくもみ洗いしてください。汚れがなくなったら他の衣類と一緒に洗濯すればおしまいです。

汚れが落ちにくい場合は、お湯で洗うとさらに効果的です。

4、布以外にボールペンの汚れがついた時の対処法

ここまで、服にボールペンの汚れがついてしまった時の対処法についてご紹介しました。
とはいえ、ボールペンの汚れは服以外の箇所についてしまう機会も多いでしょう。

ボールペンをカバンの中に入れていたらいつのまにかインクが漏れていた…子供が机に落書きをしてしまった…など、ボールペンは身近な道具なだけにさまざまな場面で汚れを作ってしまいがちです。

ここではインクがついて困る革製品や壁・机などに関して知っておきたいことを見ていきましょう。

・革製品

繊維でできた布であれば今までに紹介した方法である程度落とすことができますが、革や合皮の製品にボールペンの汚れがついた時は落とすのが難しいです。

万が一汚れてしまった場合はクリーニング業者の方に相談するか、諦めて上から同じ色の布などを被せて隠すようにするしかないでしょう。
カバンなどの皮革製品をお持ちの方は、ボールペンで汚れることがないよう特に気をつけて使ってくださいね。

・壁や床、机、椅子

服以外にも、間違えて壁紙や木の机にボールペン汚れがついてしまうこともありえますよね。賃貸の壁や床だと引越し時にも心配です。

衣服で使用したアルコールや除光液は素材を傷める恐れがあるためおすすめできません。

軽い汚れであれば消しゴムやメラミンスポンジでこするだけで、水性の汚れであれば固く絞った濡れ雑巾で拭くだけで落とすことができるかも。
とはいえ、力の入れすぎや素材との相性の問題で傷んでしまう可能性があります。なるべく専門の業者さんに相談したいところですね。

・プラスチック

もし汚してしまったら、まずは消しゴムを試してみましょう。汚れをなぞるように擦ると、大抵のインク汚れは落とせます。
それでも落ちなければ、布類と同様にエタノールか除光液を使って落としてください。布類よりも簡単に綺麗にできますよ。

・肌

肌についたボールペン汚れであれば、ハンドソープや石鹸で簡単に落とすことができます。
油性インクを早く落としたい時も除光液を使うと◎。皮膚が弱い方はクレンジング剤を使うと良いでしょう。

5、フリクションのインク汚れにはアイロンが有効!

最近すっかり身近になり、文房具店では必ず見かけるフリクションインクのボールペン。

いわゆる、「消せるボールペン」です。

フリクションインクは書いた部分をラバーでこすると消えますが、これは温度差を利用した仕組み。
このインクは60度以上の高温になると色が消え、逆に温度が下がると元に戻ります。

もしフリクションペンで服を汚してしまった場合は、この仕組みを利用して「アイロンをかけるだけ」であっさり消すことができますよ!

6、まとめ

使う機会が多いからこそ、うっかり服につけてしまいがちなボールペンの汚れ。
油性の場合は厄介な汚れですが、なるべく早めにアルコールや除光液を使った対処をすることできれいにすることができます。

汚してしまったら、慌てずていねいに染み抜き作業をすれば大丈夫です。
ボールペンは身近な道具だけに、いざという時のために汚れの落とし方を知っておくと役立ちますよ!

 

著者

Az

掃除・洗濯・修理などの暮らし系コンテンツを得意とする女子大生ライター。
最近カメラを始め、文字・写真・映像の三方から分かりやすい情報発信をすべく奮闘中。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。