色の濃い醤油がはねると、大事な洋服やじゅうたん、カーペットにシミができないか心配ですよね。
醤油は落としやすい汚れの一つですが、時間が経ってしまうと、意外と取れないことも。外出先でつけてしまった場合は、応急処置が重要になってきます。
今回は、そんなお醤油の染みの落とし方をご紹介します。
目次
1.醤油の染みの特徴は?
醤油の染みは「水溶性」。水と洗剤のみで落としやすい汚れです。
しかし、醤油の染みは茶色いため、時間が経つと色素がじんわり浸透して、水と洗剤のみでは落とせなくなります。できるだけ早めに対処しましょう。
ちなみに、染みには、水に溶ける成分である水溶性、油にしか溶けない成分の油性などがあります。
2.簡単に醤油のシミを落とす方法<中性洗剤>
数滴をこぼしたくらいの醤油やソースの染みや、ついてから時間がたってないうちであれば、簡単に落とすことができます。
◎手順
「水+普段の中性洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)や食器用洗剤をつけて揉み込み、通常通り洗濯する」だけ。 汚れが広がらないように押さえるように行いましょう。小さなシミは綿棒を使うと◎。
洗濯洗剤の原液は、衣類の汚れを強力に落とすパワーがあります。強くもみこみすぎると繊維同士が傷ついてしまいますが、優しく揉み込めば、傷みや色落ちすることもありません。
この方法は、衣類の染みや汚れ全般に使うことができるので、困った時の対応方法として覚えておきましょう。
おすすめの商品
PRE SOAP neo シミ抜き剤
中性の染み抜き剤なので、生地を傷めず色柄物にも安心して使える洗剤。食べ物や飲み物のシミだけでなく、シャツの黄ばみなどオールマイティーに活躍してくれます。
3.外出先での応急処置
醤油のような水溶性の汚れは比較的落ちやすい一方で、時間が経ってしまうと落ちにくくなります。
外出先で染みが付いてしまったら、染みの裏側にハンカチなどを当てて、こすらずにポンポンと叩き、繊維の間から汚れをかき出しましょう。擦ると広がってしまうので注意してください。
手元に石鹸がある場合は、少しつけてから行うとシミが落ちやすくなります。
そのあとは、早めに洗濯をしましょう。とにかくスピードが命!
4.時間がたった場合の染み抜き<歯磨き粉・アルコール>
時間が経ってしまった場合は、ぬるま湯を使って洗うのがおすすめです。
洗濯の際は中性よりもアルカリ性の洗剤を使うと洗浄力が強いので、まずは試してみましょう。
アルカリ性の重曹を使用するのも一つの手。水で溶いたものをなじませ、30分ほど放置し、しっかりと洗い流してください。シミが落ちたらいつも通りに洗濯しましょう。
また、洗剤以外の裏技としてご紹介するのはハミガキ粉。ぬるま湯で濡らしたシミにハミガキ粉のついた歯ブラシを優しくたたきこむようにして、染み抜きを行います。一度に落とそうとせず、何回かに分けて歯磨き粉をつけて繰り返してください。シミが目立たなくなったらよくすすいで、洗濯をしましょう。
醤油に肉や魚などの油もしみ込んでいる場合は、油性のしみ抜き対策も必要。水溶性、油溶性どちらのシミにも効果的なのはアルコールやエタノールです。歯磨き粉と同様、歯ブラシでつけて軽く叩くようにしましょう。ただし、色落ちの可能性があるので、目立たない部分で確かめてから行って下さい。
5.どうしても取れない場合<酸素系漂白剤>
前述した方法を試しても、どうしても汚れが残ってしまうことがあります。
そんなしつこい染み・汚れには、酸素系漂白剤を使って漂白をしましょう。
染みの部分に漂白剤を直接つけて、15分ほど置いておきます。さらに、漂白剤は熱を加えると漂白効果が高まる性質があるので、染みの部分をドライヤーで暖めてみるのも効果的です。
これをした後に、再び洗濯機で洗濯をすると、しつこい醤油の汚れも大体は落とすことができます。
※漂白剤はつけすぎてしまうと、色落ちの原因になります。お気に入りのお洋服がそのために色落ちしてしまってはいけないので、放置のしすぎなどには十分気をつけてください。
6.まとめ
今回は醤油の染みの落とし方についてご紹介しました。
意外と簡単に落とすことができますが、より綺麗に落とすにはスピードが重要です。
染みがついたことに気づいたら、すぐに対応をしましょうね。