時間が経ってしまうと、意外と取れないしつこい醤油染み。外出先でつけてしまった場合は、応急処置が重要になってきます。
今回は、そんなお醤油の染みの落とし方をご紹介します。
目次
1.醤油の染みの特徴は?
醤油の染みは、「水溶性」です。
染みには、水に溶ける成分である水溶性、油にしか溶けない成分の油性などがあります。
水溶性の染みは油性の染みと異なり、水と洗剤のみで落とすことができるものが多くあります。
しかし、醤油の染みは茶色いので、染み抜きをできるだけ早くしないと、この茶色い色素がじんわり浸透して、水と洗剤のみでは落とせず、漂白剤が必要になってしまいます。
2.簡単に醤油の染みを落とす基本
数滴をこぼしたくらいの小さな染みや、ついてから時間がたってないうちであれば、普段の洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)で部分洗いすることで綺麗に落とすことが可能です。
落とし方もとっても簡単で、染みに直接洗剤をつけて揉み込み、通常通り洗濯するだけで落とすことができるのです。
洗濯洗剤の原液は、衣類の汚れを強力に落とす程のパワーがあります。強くもみこみすぎると繊維同士が傷ついてしまいますが、優しく揉み込めば、傷みや色落ちすることもありません。
この方法は、衣類の染みや汚れ全般に使うことができるので、困った時の対応方法として、方法を覚えておくとベター。

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3.外出先での応急処置
醤油のような水溶性の汚れは、前述の通りは比較的落ちやすい汚れですが、時間が経ってしまうと落ちにくくなってしまいます。
外出先で染みが付いてしまったら、染みの裏側にハンカチなどを当てて、こすらずにポンポンと叩き、繊維の間から汚れをかき出しましょう。(擦ると広がってしまいます)
そしてそのあとは、早めに洗濯をしましょう。とにかくスピードが命!
4.時間が経ってしまった場合
醤油の染み時間が経ってしまった場合は、ぬるま湯を使って洗うのがおすすめです。
また、洗濯の際は中性よりもアルカリ性の洗剤を使うと洗浄力が強いので、まずは試してみましょう。
5.どうしても取れない場合
応急手当てをしても、ぬるま湯を使ってみても、どうしても汚れが残ってしまうことがあります。
そんなしつこい染み・汚れになってしまったときは、酸素系漂白剤を使って漂白をしましょう。
染みの部分に漂白剤を直接つけて、15分ほど置いておきます。さらに、漂白剤は熱を加えると漂白効果が高まる性質があるので、染みの部分をドライヤーで暖めてみるのも効果的です。
これをした後に、再び洗濯機で洗濯をすると、しつこい醤油の汚れも大体は落とすことができます。
※漂白剤はつけすぎてしまうと、色落ちの原因になります。お気に入りのお洋服がそのために色落ちしてしまってはいけないので、放置のしすぎなどには十分気をつけてください。
6.まとめ
今回は醤油の染みの落とし方についてご紹介しました。
意外と簡単に落とすことができますが、より綺麗に落とすにはスピードが重要です。
染みがついたことに気づいたら、すぐに対応をしましょうね。