子どもから大人まで幅広い年代に愛されているスニーカー。ファッションアイテムとしてスニーカーを手放せないという人は多いのではないでしょうか。
一方で、よく履くお気に入りのスニーカーほど気になるのが臭いです。脱いだときに嫌な臭いがしたら要注意。そのまま履き続けると臭いが強くなることもあるため早めの対策がおすすめです。
本記事ではスニーカーが臭くなる原因や消臭できるアイテム、臭いを取れる洗い方などについて紹介します。
目次
1:スニーカーの臭いは雑菌が原因
スニーカーから嫌な臭いがする原因は雑菌です。
着用後のスニーカーには汗や皮脂、泥などさまざまな汚れや菌が付いています。 その雑菌がエサとなる汚れを分解する過程で嫌な臭いを発生させるのです。
また、足や靴下の雑菌にも注意。履いているうちにスニーカーに雑菌や臭いが移ります。
さらに汗をかいたり雨に濡れたりした状態でスニーカーを放置すると、雑菌が繁殖しやすくなります。
2:スニーカーの臭い取りに使える4つのアイテムを紹介!
スニーカーの嫌な臭いは簡単な対策で消すことができます。ここでは身近なアイテムを使う方法を4つご紹介します。
①10円玉
10円玉を左右のスニーカーに入れるだけでOK。10円玉の素材である銅が発生させる銅イオンには殺菌効果があります。嫌な臭いの原因である雑菌に直接アプローチできる方法です。
1枚だけでも効果がありますが、スニーカーに入れる10円玉の枚数が多いほど効果がアップ。1足につき3枚程度入れるとよいでしょう。
②重曹
自然由来の成分として掃除にも使われる重曹には消臭効果があります。酸性のスニーカーの臭いを弱アルカリ性の重曹が中和し、嫌な臭いを消してくれます。
おすすめはシューキーパーに入れる方法。不要な靴下に重曹を詰め、履き口をゴムや紐で縛ると簡単なシューキーパーが作れます。靴を脱いだらいつも重曹入りのシューキーパーを入れる習慣をつけることで嫌な臭いを防ぎつつ、スニーカーの形崩れも防止できます。
③コーヒーのカス
コーヒーを淹れたあとのカスもスニーカーの消臭に使用できます。コーヒーのカスを乾燥させ、布製の袋に入れたりガーゼなどで包んだりして使います。ガーゼなどの布で包む際はこぼれないように注意してくださいね。
スニーカーの中に入れておくと嫌な臭いを吸収してくれる上、コーヒーのよい香りが玄関に広がります。コーヒー好きにおすすめの消臭方法です。
④消臭スプレー
即効性があるのは消臭スプレー。靴専門店やドラッグストア、コンビニなどで購入できるため、出先で急に必要になったときにも便利です。
消臭効果に加えて、除菌や抗菌効果も備えているものであれば嫌な臭いの発生源である雑菌も抑えてくれるため、消臭効果が長持ちすると期待できます。
おすすめの商品
DAILY DEODORANT / 衣類用消臭剤
香料でごまかさず、悪臭の元から無臭化する消臭剤。高濃度の銀イオンを配合しているので除菌抗菌効果もあります。 植物由来成分(でんぷん)を使用しているので小さなお子様、ペットのいるご家庭にも安心です。
3:【取れない臭いに】臭いを落とすスニーカーの洗い方を解説
身近なものを使って臭い対策をしてもなかなかスニーカーの嫌な臭いが取れないときは、丸洗いをすることですっきりさせましょう。
コットンなどのファブリック、ビニールなどの素材でできたスニーカーは水洗い可能です。
また、レザーやスエードなどを素材とするスニーカーもポイントを押さえれば自分で洗えます。
以下ではスニーカーの洗い方を詳しく紹介します。
方法①中性洗剤を使って水洗い
スニーカーは中性洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)を使って洗うのが基本です。アルカリ性の洗濯洗剤を使うと色落ちや紫外線を浴びたときに変色するおそれがあるため注意しましょう。
中性洗剤の他に必要なものはバケツとブラシです。ブラシは古くなった歯ブラシでも構いません。
◎手順
①初めに全体についた汚れをブラシで落としてから、バケツに水を入れてスニーカーを浸してください。
②15分ほど置いたら、ブラシに洗剤をつけてスニーカーを洗います。生地を傷めるおそれがあるためブラシで優しくこするようにしましょう。
③ゴムのソール部分はメラミンスポンジを使うと汚れが落としやすいです。
④汚れが落ちたらぬるま湯ですすぎ、直射日光が当たらないところに干して自然乾燥させます。
方法②脱酸素系漂白剤漬け置き洗い
スニーカーの臭いや汚れがひどいときは、オキシクリーンのような脱酸素系漂白剤を使った漬け置き洗いが効果的です。
◎手順
①40〜60度のお湯を貼ったバケツに規定量の漂白剤を溶かし、スニーカーを浸けてください。
②2時間ほど放置してからぬるま湯でしっかりとすすぎ、日陰で自然乾燥させましょう。汚れと一緒に臭いも消えているはずです。
なお、漂白剤を溶かした水は手荒れの原因になるため、洗う際はゴム手袋を付けるのがおすすめです。
方法③ネットに入れて洗濯機で洗う
スニーカーの中でもコットンなどの丈夫な生地でできているものは洗濯機で洗えます。洗濯機で洗うポイントはあらかじめブラシを使って泥や小石などの汚れを落とすことと、ネットに入れることです。
形崩れを防ぐため靴の形に合わせた専用のネットを使うとよいでしょう。
◎手順
①目立つ汚れを落としたら、靴紐や中敷きを外してからネットに入れ、洗濯機の通常コースで洗ってください。洗剤は溶け残りの心配がない液体洗剤を使いましょう。
②洗濯が終わったら陰干しでしっかり乾かします。
方法④コインランドリーのスニーカー洗濯機で洗う。
最近のコインランドリーにはスニーカー洗濯機(中にブラシが付いた洗濯機)と乾燥機が設置されていることがあります。こちらを利用することも一つの手段です。
参考:レザー・スエードスニーカーの洗い方
水に弱いレザーやスエードといった素材のスニーカーもコツをつかめば自分で洗えます。
★レザースニーカー
水に浸す代わりに10倍程度に薄めた中性洗剤を付けたスポンジを使って洗いましょう。洗剤を落とす際はまず乾いた布やタオルで泡や水気を取ってから固く絞った布やタオルで全体を拭いていきます。
★スエード素材のスニーカー
専用のシャンプーを使います。バケツに溜めたお湯にシャンプーを入れ、数分間漬け置きしてからブラシで汚れを落としてください。しっかりとすすいでから乾かせば完了です。
スエードなどの毛足が長い革は、最後にしっかりと乾燥させたあとにブラッシングで毛並みを整えるとさらに綺麗になります。
4:今日から実践!スニーカーの臭い対策は4つ
消臭アイテムの使用や水洗いによりスニーカーの臭いが消えても、使い続けていればまた嫌な臭いがするようになるかもしれません。
きれいになったスニーカーにぜひ実践してほしい臭い対策を4つ紹介します。
①雨で濡れたらしっかり乾かす
嫌な臭いの原因となる雑菌は湿気が多い環境で繁殖しやすくなります。雨や汗でスニーカーが濡れたら、すぐに乾かすことで雑菌が増えるのを防ぎましょう。
梅雨のように湿気が多い時期は雑菌が増えて嫌な臭いが発生するだけでなく、カビが生えるおそれもあるため特に注意が必要です。
②同じ靴を続けて履かない
お気に入りでも毎日履いているとスニーカーの中に湿気がこもり、嫌な臭いがしやすくなります。できれば2〜3足の靴を用意して、同じ靴を2日以上続けて履かないようにしましょう。
1日履いた靴はシューキーパーを入れたり、風通しのよい場所に置いたりして休ませると長持ちしやすくなります。
③足を丁寧に洗う
スニーカーをきれいに手入れしても足に汚れや臭いが付いていると、またすぐに嫌な臭いがしてしまうかもしれません。
足の臭いの原因も雑菌です。足の指の間や爪の隙間までしっかりと洗いましょう。
一般的な石鹸やボディソープより殺菌効果の高い薬用石鹸を使うのもおすすめです。
また、古い角質が雑菌のエサになってしまうことがあります。足の臭いがなかなか取れないときは角質ケアを試してみてください。
④常に清潔な靴下を身につける
スニーカーを履くときは必ず靴下を身につけましょう。靴下には汗を吸収し、靴が汚れるのを防ぐ効果があります。
臭い対策としては特にコットンなどの吸水性が高く通気性にも優れたものがおすすめです。汗をよくかく人は5本指靴下を履くと指の間の汗も吸収してくれるでしょう。
また、靴下が濡れたときや洗濯したときはすぐに乾かすことも大切です。
5:まとめ
ここまでスニーカーの臭いについて原因や身近なアイテムを使った消臭方法、洗い方などをご紹介してきました。
すぐに臭いを消したいときは自宅にあるもので対策するとよいでしょう。
一方、嫌な臭いを根本から無くしたいのであれば洗うのがおすすめです。水洗いが基本ですが、漬け置きや洗濯機を使う簡単な方法もあります。ぜひ試してみてください。
また、スニーカーだけでなく、足や靴下にも気を付けることで嫌な臭いを防ぎましょう。