失敗しないダウンジャケットの洗い方。生地の傷みをおさえるためにできる洗濯前のひと工夫。
これからの季節に活躍するダウンジャケット
ダウンジャケットは元々、秋冬の定番アウター。ここ数年でさらに人気が高まってきて、街で見かけることも多くなりました。
軽くて暖かいこのアウター。機能性とデザイン性が嬉しい反面、ご家庭での洗濯が難しいという難点も。クリーニングに出すとなかなか返ってこないので、ケアはできて1シーズンに1、2回。
これでは、衣類についた汚れがこびりついてしまい、お気に入りの服の寿命を短くすることになりかねません。
そこでDaily Cleaners & Co-では、ご家庭での洗濯ケアを手軽にできるように、素材や汚れに合わせた洗剤の成分を使用した、おうちの洗濯機でお使いいただける「目的別洗剤」を販売しています。
洗い方をマスターして自宅で洗濯ケア
「ダウンジャケット専用洗剤」は、ダウンジャケットを洗うために生まれたダウン(羽毛)を傷めにくい洗剤です。ですが、そもそもジャケットを家の洗濯機で回して洗っても本当に大丈夫? と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんな心配のお声を解消すべく、ダウンジャケットをおうち洗いする際にかんたんにできる、生地を傷めにくくするひと手間をご紹介いたします。傷みをおさえて、こまめにケアできれば衣類も長持ち。ぜひ、お試しください。
◎用意するもの
・洗濯ネット
・ダウンジャケット専用洗剤
・大きなタオル(こだわりたい方)
洗濯の前に、まずは洗濯表示を確認
洗濯を始める前に、まずは衣類の洗濯表示をチェックしてください。
こちらの家庭洗濯不可のマークがある場合は洗えません。最近見られる「自宅で洗えるダウンジャケット」と銘打っている衣類であれば、ご自宅でも安心して洗うことができます。
ポイントは洗濯前の処置
ダウンジャケットを洗うとき、避けたいのは生地に傷がでついてしまうこと。こうなると、中の羽毛が噴き出してせっかくのジャケットも台無しになってしまいます。
そうならないために、洗濯前に2つの処置をおこなっていただくことをおすすめしています。
洗う前に対策1:ファスナーは全て締める
突起部分と生地が接触しないように、洗濯前にファスナーは全て閉めておきます。取り外せる金具や付属品(革やファーなど)があれば、必ず外しておいてください。
洗う前に対策2:洗濯ネットに畳んで入れる
洗濯ネットは生地の摩擦をおさえてくれます。ネットのサイズは、ダウンジャケットを2~3つ折りに折りたたんで入るくらいがベストです。小さすぎたり、大きすぎたりサイズに合っていないネットはNGです。
洗う前にダウンジャケットを水に沈め、しっかりと濡らしてください。洗濯機のコースはデリケートコースを選択。ダウンジャケット専用洗剤には、生地の摩擦を防ぐ成分「浴中平滑剤(よくちゅうへいかつざい)」が配合されています。これによって、洗濯中の生地同士の摩擦を緩和して、乾燥後にジャケットからダウン(羽毛)が吹き出す。なんて悲劇を防いでくれます。
使った洗剤はこちら

ダウンジャケット専用洗剤
ダウン(羽毛)に適した成分を配合した、ダウンジャケットのご家庭での洗濯ケアを可能にする専用洗剤。柔軟剤を使わなくても、羽毛がふっくらと仕上がります。
脱水は少ない時間がおすすめ
洗いとすすぎが終わったら、次は脱水。ダウンジャケットを美しく仕上げるためには、ダウン(羽毛)を偏らせないことが重要です。洗濯機での脱水をできるだけ短い時間にとどめておきましょう。
仕上がりにこだわりたい方は、ここでもうひと手間。脱水の時間を30秒程度で終わらせて、取り出したダウンジャケットをタオルに挟み、押すようにしながら丸めてください。
こうすることで、効率よく水分を拭き取れます。
干すときに形を整える
あとは、形を整えながら中のダウン(羽毛)をほぐして、風通りのよい場所で陰干しするだけ。羽毛は水分を蓄えやすく、すぐには乾きません。しっかり乾燥するまで気長に出来上がりをお待ちください。
さらにふんわり仕上げる方法
干している間も、たまに手間をかけてあげるとさらにふっくらとした仕上がりに。やり方はポンポンと叩いたりしながら中のダウン(羽毛)をほぐすだけ。ある程度乾いたら、最後の仕上げに乾燥機をご利用いただくとふっくら仕上がるのでおすすめです。(※乾燥機が使えない場合もあるので、衣類の品質表示にしたがってください。)
いつもより、少し洗い方と干し方に気を配るだけで、愛用のジャケットに対する愛着がさらに深まります。ぜひ、お試しください。