クッションは洗濯できるのかわからないし、面倒で洗っていないという方も多いですよね。今回はクッションの洗濯にまつわるお悩みから正しい洗濯方法を解説していきます。後半では、ご自宅で洗わない方がよい素材も紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
1:クッションにまつわるお悩みは大きくわけて2つ
クッションにまつわるお悩みは、大きく分けて2つあるのではないでしょうか。ここではそんなお悩みに回答します。
①どれくらいの頻度で洗えばいいかわからない
→カバーは月に1回程度
直接触れるカバーの部分は、月に1回程度の洗濯で清潔を保てます。ただし、洗濯できる素材の場合に限ります。
洗濯の可否は、クッションカバーの洗濯表示で判断します。基本的にはその品質表示に従った洗濯方法を採用しましょう。
→本体は3ヶ月に1回程度
本体は汗や皮脂などがたまりやすい部分のためダニが繁殖する可能性も。一見きれいに見えても、定期的な洗濯が大切です。
特に、汗ばむ季節などは1ヶ月に1回程度の頻繁な洗濯をおすすめします。
②持っているクッションが洗濯可能か分からない
→洗濯表示を確認して「桶のマーク」があればOK
洗濯の可否はクッションについている洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示に桶のマークがあれば洗濯可能です。
2:洗えるクッションの正しい手洗い方法
ここではクッションの洗濯方法を解説します。手順を確認し洗濯に見通しを持ちましょう。
用意するもの
用意するものは下記のとおりです。
・洗濯用中性洗剤/おしゃれ着用洗剤(DELICATE SOAP / おしゃれ着衣類用洗剤)
・たらいやバケツ
手順①洗濯表示を確認
はじめに、洗濯表示を確認して、水洗いできる素材なのかチェックします。カバーと本体で素材が違うことが多いので、どちらの素材も確認しましょう。
手順②洗面器などに水を張り洗剤を溶かす
クッションがすっぽり入るぐらいの大きさのタライやバケツなどに水を張り、洗濯用の中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を溶かします。
クッションが大きい場合は浴槽や洗面台に水を張り、その中で手洗いするのもおすすめです。
コツ:できるだけ手洗いで
クッション洗濯のコツは、手洗いをすることです。洗濯機洗いができる場合でも、クッションの本体は型崩れしやすいので、ふんわりとした触感をキープするためにも、手洗いがおすすめです。
手順③優しく揉み洗いする
洗剤液の中にクッションを浸し、手で優しくもみ洗いをします。クッション全体をまんべんなく揉み洗いして、水の色が変わってきたら汚れが浮き出てきたサインです。水を取り替え、すすぎます。
洗剤の泡が出なくなり、水の色が透明に近づいてくるまで、水を取り替えながらすすぎましょう。
手順④洗濯機で1分程度脱水して陰干し
脱水は洗濯機の脱水機能を使いましょう。1分程度、短時間で行います。脱水が終わったら、すぐに取り出し、形を整えてから陰干しをします。
クッション本体は乾燥に2〜3日かかりますが、20分程度乾燥機の使用を組み合わせると早く乾きます。
洗濯機で洗う場合
洗濯機を使用する場合は弱水流やおしゃれ着洗いコースを選び、短時間で済ませましょう。乾かす際は、形を整えたら中身が完全に乾くまでなるべく触らないことがポイントです。
おすすめの商品
DELICATE SOAP おしゃれ着衣類用洗剤
中性洗剤よりも天然繊維にやさしい弱酸性。ウールやシルクなどのデリケートな衣類にお使いいただけるオシャレ着用洗剤です。縮みやシワを抑え、柔軟剤なしでふんわりと仕上がります。
3:【参考】自宅で洗えない素材を紹介!
ここからは自宅での洗濯が難しい素材を紹介していきます。
①綿やウール
綿やウール素材のクッションは水洗いすることによって、綿やウールの表面についている油分が取れ、縮んでしまいます。型崩れしやすく、もとのふんわりとした触感を失ってしまいます。
さらに、水を吸収すると完全に乾くまで時間がかかるため、衛生的ではありません。そのため、綿やウール素材の場合は水洗いを避けましょう。
②ポリウレタン
ポリウレタンは水に弱く、水を含ませるとぼろぼろと崩れてしまいます。洗濯表示を確認して、ポリウレタンが含まれている場合は洗濯を避けましょう。
ポリウレタンのクッションを使用する場合は、カバーを撥水効果があるものにして、なるべく汚れないような工夫をするとよいでしょう。
③そばがら
そばがらのクッションの場合は、水洗い厳禁です。天然素材を乾燥させてクッションの中身にしているため、水気を含むと乾燥させるのが大変難しく腐ってしまう可能性もあります。
しかし、汗や汚れで湿ったままの場合、カビや害虫が発生するため、天日干しや短時間の乾燥機での熱消毒がおすすめです。
人気のビーズクッションには注意!
人気のビーズクッションは、洗濯の際に注意が必要です。水洗い可能な商品が多いですが、先述のとおりポリウレタンが含まれているビーズ素材の場合は洗濯ができません。
また、洗濯が可能な素材だとしても、生地に穴が開いていたりほつれていたりすると、洗濯機の中にビーズがこぼれ落ちて洗濯機の故障につながります。ビーズクッションを自宅で洗う際は、必ず洗濯ネットに入れて洗いましょう。
4:まとめ クッションは素材を確認して洗濯しよう
クッションの洗濯方法は、素材によって異なることがわかりました。
まずはご自宅のクッションが、洗濯可能かチェックしてみましょう。洗えることが分かれば定期的にお手入れしていつでも清潔を保つことができます。
クッションを定期的にメンテナンスして、お家時間を快適なものにしていきましょう。