カーディガンの洗い方を徹底解説!素材ごとの確認事項や注意点まとめ

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春や秋はもちろん夏の冷房対策にも使える万能アイテムのカーディガン。自宅でお洗濯してみたものの、縮んだりヨレたりしてしまったという方も多いのでは?

今回ご紹介する素材に合わせた洗濯方法をマスターすれば、自宅で気軽にお洗濯ができるようになりますよ。


目次

  1. 洗濯をする前にチェックするべきこと
  2. カーディガンの洗い方-洗濯機の場合
  3. カーディガンの洗い方-手洗いの場合
  4. カーディガンの注意点
  5. まとめ

 

1:洗濯をする前にチェックするべきこと 

まずは、カーディガンの素材が洗濯できる素材なのか、そうでない素材なのかを確認します。

基本的には手洗い表示に×がついていなければ自宅で洗濯することが可能です。

しかし、自宅で洗濯NGな素材が少しでも入っている場合は、クリーニング店へ依頼するのがベター。取り扱い表示も確認し、水洗いが可能なのかどうかも確認しましょう。

素材

自宅で洗濯可能な素材の代表例

・綿

・アクリル

・ウール

・ポリエステル

・ナイロン など

一般的に売られているカーディガンはほとんどが上記の素材で作られています。普通のカーディガンであれば、ほとんどが自宅で洗濯ができます。

自宅で洗濯できない素材の代表例

・シルク

・レーヨン

・テンセル

・キュプラ など

上記の素材のカーディガンは洗濯せずにクリーニングに出す事をおすすめします。

取り扱い表示

カーディガンは、素材によって洗い方が変わるため、洗う前にはまず取り扱い表示を確認しましょう。水の張った洗濯桶が表示されていれば手洗いや洗濯機の手洗いコースが可能、水の張った洗濯桶に✖️マークがついていれば、家庭での洗濯はできないという意味です。

また、取り扱い表示で洗濯機がOKと表示されていても、毛玉ができやすいアクリル素材や、優しく扱わないと縮みやすいウールは、手洗いをするのがおすすめです。

2:カーディガンの洗い方-洗濯機の場合

ここからは、実際の洗濯方法をご紹介いたします。

洗濯機で洗う方法と手洗いする方法から、素材や取扱表示にあわせて選んでみて下さい。

用意するもの

・洗濯用ネット

・おしゃれ着用の中性洗剤/弱酸性洗剤(DELICATE SOAP / おしゃれ着衣類用洗剤

手順

⒈取り扱い表示を確認する

2.シミなどがある部分は前処理をする

シミのついた部分に中性洗剤を直接付け軽く叩きます。

⒊ボタンやファスナーを閉じ、袖など汚れやすい部分を表にして畳む

⒋洗濯用のネットに入れる

⒌中性洗剤を入れ、洗濯機の手洗いコースで洗う

⒍20秒程度脱水する

⒎陰干しする

3:カーディガンの洗い方-手洗いの場合

用意するもの

・洗濯桶などの容器

・洗濯用ネット

・おしゃれ着用の中性洗剤/弱酸性洗剤(DELICATE SOAP / おしゃれ着衣類用洗剤

・タオル

手順

⒈取り扱い表示を確認する

2.シミなどがある部分は前処理をする

シミのついた部分に中性洗剤を直接付け軽く叩きます。

⒊ボタンやファスナーを閉じ、袖など汚れやすい部分を表にして畳む

⒋洗濯用のネットに入れる

⒌容器に水と中性洗剤を入れ混ぜる

⒍カーディガンを容器に入れ20~30回程度、押し洗いをする

生地への負担が大きいため、もみ洗いは避けましょう。

⒎泡がなくなるまで水を入れ替えてすすぐ

⒏タオルにはさんでポンポンと軽く叩いて脱水する

⒐陰干しする

カーディガンは伸び縮みしやすいので、干す際も気を付けて。型崩れを防ぐためには、平干しネットなどを使用するか、物干し竿で竿干しを。カーディガンを横に広げて干し、ハンガーは使わないのが理想的です。

もしハンガーを使用したい場合は、以下のアイテムがおすすめ!型崩れを防ぎます。

4:カーディガンの注意点

ここまでカーディガンのお洗濯方法についてお伝えしてきました。ここからは、縮んだり伸びたりしないための注意点をさらにお伝えしていきます。最後までしっかり読んで、自宅でのお洗濯を大成功させましょう。

①揉まないようにする

生地が縮んでヨレヨレになってしまう可能性があります。特にウール素材のカーディガンは、縮む可能性が高いため、揉み洗いはしないようにしてください。

また、洗う時はお湯を使うと繊維が縮みますので、なるべく30度以下の水を使用してください。

②ヨレにはアイロンやドライヤーを使用

カーディガンのヨレを防ぐにはスチームアイロンがおすすめです。ヨレてしまった部分にスチームをあてる事で綺麗に整える事ができます。その際は、生地に直接アイロンをあてないようにしましょう。

また、アイロンが使えない素材もあるので確認しましょう。部分的なシワにはドライヤーを使うのもおすすめ。シワ部分にお湯をつけて伸ばします。そのあとドライヤーでしっかり乾かすとシワが伸びます。

③保管は「伸び」に注意

ハンガーにかけてクローゼットに保管する方法はお手軽でやりがちですが、Tシャツなどと比べて重さがあるものが多いため、肩や首回りがのびてしまいます。長期保管の際はおすすめしません。

おすすめは畳んでタンス等に収納する方法です。ボタンなどをとめてから袖を内側に畳みます。次に胴体部分を内側に畳んで縦長にします。さらに半分にするか、くるくると丸めて保管するのもシワがつきにくくおすすめです。ちょっとした工夫で次に着るときまで伸びやシワがない状態で保管しましょう。

 

なお、カーディガンのようなおしゃれ着の洗濯においては「色移り」についても注意しましょう。詳しくは以下もご確認ください。

5:まとめ

今回は素材に合わせた洗濯方法で気軽に自宅で洗濯できる方法をご紹介しました。ポイントは素材や取り扱い表示を確認し、揉み洗いせずに優しく洗い、そして伸びないように干すことです。

素材に合わせた最適な方法で洗濯して伸びや縮みを防ぎながら洗濯ができたら、お気に入りのカーディガンももっと出番が増えるのではないでしょうか。ぜひ自宅でカーディガンを洗濯してみてくださいね。

著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。

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