エアコンの「除湿/暖房機能」で部屋干しを手早く済ませよう。+干し方のコツを知って臭い知らずに!

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洋服の日焼けを防止し、外気の汚れを付着させない「部屋干し」。服を傷めないためには、外干しよりもおすすめの干し方です。

しかし一方で、「乾きにくく、嫌な臭いが発生しやすい」などのデメリットもあります。

特に、梅雨・冬時期や悪天候の日はなかなか乾かず、悩みの種だと感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は部屋干し時に便利な「エアコン」の使い方や、早く乾かすコツをご紹介していきます。



目次

  1. 部屋干しが乾きにくいのは、湿度のせい。
  2. 洗濯後早く乾かさないと、生乾きの臭いが発生する。
  3. エアコンでカラッと乾燥!乾きやすくするポイントとは?【除湿(ドライ)・暖房機能】
  4. その他にも乾かし方はある?【除湿機・扇風機など】
  5. まとめ

 

1:部屋干しが乾きにくいのは、湿度のせい。

部屋干しが乾きにくいのは、「濡れた洗濯物によって室内の湿度が高くなり、洗濯物の水分が逃げづらくなる」ため。梅雨・冬時期や雨の日は、元々空気中の水分量が多いため、より乾きにくくなります。

また、密閉空間のため、風がなく空気が循環しないことも理由の一つです。


2:洗濯後早く乾かさないと、生乾きの臭いが発生する。 

衣類は濡れた状態が長く続くと雑菌が繁殖し、生乾きの嫌な臭いが発生します。

さらに湿気がたまることで、カビやダニの被害も。

部屋干しするときは、「いかに湿気を取り除くか」を考える必要があります。

 

3:エアコンでカラッと乾燥!乾きやすくするポイントとは?【除湿(ドライ)・暖房機能】

部屋干しの乾きにくさを解消するには、エアコンを使うのがお手軽。ここでは、使い方のポイントを紹介します。比較して、やりやすいものを取り入れてみてくださいね。

①夏場は「除湿(ドライモード)」冬場は「暖房」を活用する

どっちを使用するか迷うエアコンのモード。

「除湿」は、空気中の水分を効率的に除去してくれるのでおすすめ。空気中の水分が少なくなれば、洗濯物の水分も蒸発しやすくなります。

冬の部屋干しの場合は、「暖房」と「扇風機」を。暖房だけでは、室内の水分量は減りません。扇風機も使用することで、空気の循環もよくなります。

また、エアコンによっては「部屋干し(ランドリー)モード」があるものも。室内や屋外の温度に応じて「除湿」「冷房」「暖房」の中で最適なものを選択してくれます。

★乾きにくそうだな、と思ったら、洗濯時に部屋干し臭から衣類をまもる洗濯除菌剤を使うのもおすすめ!臭いの原因菌に直接働きかけてくれます。

②洗濯物の間隔を空ける

ハンガーにかけた服と服の間は、最低でも15〜20cmほどは空けるようにし、風の通り道を作ってあげましょう。

③風があたる面積をできるだけ広くする

風があたる面積を広くすると、水分が蒸発しやすくなります。特にタオルなどは、端だけ固定して干すのがおすすめです。

④厚手のものはエアコンが一番あたるところに干す

乾燥した空気が直接あたることで、厚手の洗濯物も乾きやすくなります。

⑤「乾きやすいもの」「乾きづらいもの」を交互に干す

風通しがよくなり、洗濯物も乾きやすくなります。

⑥洗濯物を2回に分けて洗う&干す

一度に沢山干すと乾きにくくなるため、洗うタイミングを何度か分けるのも一つの手です。


4:その他にも乾かし方はある?【除湿機・扇風機など】

エアコンなしでも充分に乾かせる方法もあります。電気代が気になる...という時も安心。エアコンや他の乾かし方との併用もおすすめです。

①除湿機を使う 

除湿機は室内の湿気を短時間で減らすことができます。天候やシーズン問わず使えるので、1台準備しておくと洗濯が楽になるでしょう。窓についた水滴も除去してくれるため、雑菌やカビの発生防止にも効果的です。

②衣類乾燥機を使う

衣類乾燥機は、除湿機能に加え、送風量の調整など衣類を乾燥させるための機能がついています。洗濯物が多い家庭では活躍間違いなしです。

③サーキュレーター・扇風機を使う

室内の湿度が高すぎない場合、洗濯物は風が当たってさえいればカラッと乾きます。

首振り機能を使って、干した洗濯物に直接風が当たるように配置しましょう。風量は弱で大丈夫です。

エアコンを使うよりも運転時間がかかりますが、生乾き臭を防止しながら乾かすことができます。

④浴室乾燥を使う

普通の部屋より狭い空間で除湿できるため、洗濯物の乾くスピードが上がります。ただし干す前に、浴室内の水分をしっかりと蒸発させておきましょう。

⑤洗濯機の風乾燥機能を使ってから衣類を干す

これだけでは完全に乾きませんが、低温の風で衣類の水分をある程度飛ばすため、干す時間を短縮することができます。

風乾燥は、乾燥機と違って高い温度設定ではないため、ダメージにつながりにくいのも嬉しいポイントです。

⑥脱水の時間を長くする

脱水時間を伸ばすことで干す時間を短縮できます。タオルなど厚手のものを洗う際は長めに設定しましょう。

デメリットはシワがつきやすく、ダメージになりやすい点。デリケートな衣類は避けた方がベターです。

⑦窓を開ける

窓を開けると風の通り道ができるため、湿度を下げることができます。なるべく何時間か開けて空気の巡りを良くしておきましょう。

★嫌な臭いが既に発生してしまった場合は、以下の記事をご覧ください。

5:まとめ

部屋干しが乾きにくいのは、洗濯物によって室内の湿度が高くなり、水分が逃げにくくなるため。

洗濯物が乾かない状態が続くと、雑菌が繁殖し部屋干し臭が発生してしまいます。

部屋干しの際は、エアコンの「除湿」「暖房」機能を使って手早く乾かすようにしましょう。

エアコンを活用することはもちろん、除湿機や扇風機を使うのが◎。

憂鬱な気分になりがちな部屋干し。エアコン等を上手に使えば、室内でもカラッと乾かすことができますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。


著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。

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