【夏の洗濯】汗臭い服の原因や対策方法を徹底解説!

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夏には汗がつきもの。夏の暑い日に1日着ていた服は、その分汗がたっぷり染み込んでいます。

「汗をかいたら服が臭い」「ワキガの臭い移りが気になる」そんな時もしっかりとケアする洗濯方法、みなさんはご存知でしょうか。

今回は服が汗臭くなる原因や、臭いを発生させない夏の衣類の洗い方をご紹介します!

目次

  1. 服が汗臭くなる原因<汚れ・生乾き>
  2. 汗の臭い残りを防ぐ、洗濯方法
    1. 汗をかいたままの衣類はすぐに洗う
    2. 洗濯物は詰め込まない
    3. 事前につけ置き・予洗いする
    4. 洗浄力のある洗剤を使う
    5. 消臭・防臭効果のある柔軟剤、クエン酸を使う
    6. ニオイの原因に直接働きかける、専用の除菌剤を使う
    7. 3回すすぐ
    8. 洗濯できない衣類には除菌・消臭スプレーを使う
    9. 洗濯後は手早く乾かす
    10. 洗濯槽をお手入れする
  3. まとめ

1:服が汗臭くなる原因<汚れ・生乾き>

実を言うと、汗そのものはほとんど無臭。

汗が皮膚の表面で皮脂や汚れなどと混ざり合い、菌によって分解されることで、嫌なニオイが発生します。

洗濯をしても衣類が汗臭い場合は、以下の理由が考えられます。

①汗と皮脂汚れが洗濯で落とせていない

洗濯で汗や皮脂などが充分に落としきれていないと、それらをエサにして細菌が繁殖。繊維へのダメージや黄ばみの原因にもつながります。服についた汗の臭いを消すには、皮脂汚れに特化した洗剤(DAILY SOAP clear / 皮脂・油汚れ衣類用洗剤)を使用する、もしくは次章でご紹介している方法をお試しください。

②生乾きにしている

洗濯物をしっかりと乾かさず水分を含んだまま放置すると、臭いの元となる雑菌が増殖します。

★何度洗っても臭い服には以下の記事で紹介している方法もご活用ください。

2:汗の臭い残りを防ぐ洗濯方法

汗の臭い残りはいつもの洗濯習慣を少し変えるだけで予防することが出来ます。ここでご紹介する10個のポイントの中で、取り入れやすいものから試してみてくださいね。

①汗をかいたままの衣類はすぐに洗う 

皮脂や汗が付着した衣類は、菌にとって絶好の繁殖地!特に雑菌が繁殖しやすい洗濯槽に衣類を溜めるのはNG。夏場はできるだけ毎日洗いましょう。

②洗濯物は詰め込まない 

詰め込みすぎると格段に洗浄力が落ちてしまうので、洗濯機の7~8割程度に抑えましょう。臭いが強い場合は、さらに量を減らしてください。

衣類を詰め込むことは、人間でいうとお腹いっぱい食べ、満腹状態で仕事や運動をするということ。ご自身に当てはめてもらえれば分かる通り、とっても効率が悪くなります。

③事前につけ置き・予洗いする

パッとみただけではわからなくても、夏場の衣類は皮脂や汗でかなり汚れています。襟周り・脇部分は時間が経つと黄ばんでくるため、特に注意です。

もし時間が経ってしまっても、しっかりと汚れを落とせば大丈夫。洗濯をする前に直接汚れへ洗剤・染み抜き剤(PRE SOAP neo シミ抜き剤)を塗布する、もしくは洗剤/酸素系漂白剤/重曹でつけ置きをしましょう。

④洗浄力のある洗剤を使う

汗を特にかく衣類(スポーツウェア・子供の運動着・ユニフォームなど)には粉末の弱アルカリ性洗剤を使うと良いでしょう。粉末は液体よりも汚れを落とす特徴があります。

漂白剤や酵素が入っていものを選ぶとさらに効果的。ただし、デリケートな素材の洋服に使用するのはNGです。

液体洗剤でも、皮脂汚れに特化した洗剤DAILY SOAP clear / 皮脂・油汚れ衣類用洗剤を使用すれば、より手軽に洗濯できますよ。

また、ニオイの気になるものには、水よりも汚れを落とす力のあるお湯を使うのが◎。

⑤消臭・防臭効果のある柔軟剤、クエン酸を使う

柔軟剤(DAILY CONDITIONER silky / 柔軟加工剤)は衣類につく汗や体臭などのニオイを消臭・防臭する効果があるものも!着用後の衣類を消臭するだけでなく、着用中のニオイもおさえることができます。

ただし、香りの強いもので汗の臭いを消そうとするのはおすすめできません。まずは臭いの元を抑えましょう。

また、柔軟剤の代わりに、クエン酸を使ってもOK。すべすべとした仕上がり、環境や肌に優しい点が特徴です。

⑥ニオイの原因に直接働きかける、専用の除菌剤を使う

臭いの元となる菌を除菌する専用の除菌剤もあります。特に部屋干し派の方は要チェックです!

⑦3回すすぐ

汚れ残りを防ぐため、すすぎは必ず2回以上必要です。汚れやニオイがひどい時は3回すすぎましょう。

⑧洗濯できない衣類には除菌・消臭スプレーを使う

こまめに洗濯ができない衣類には、除菌・消臭スプレーを使うのが便利です。帰宅時や、着る前に吹きかけるだけで手早く臭いを消すことができますよ。

ただし、汚れを取り除いているわけではないため、洗えないものは定期的にクリーニング店へ持ち込むようにしましょう。

⑨洗濯後は手早く乾かす

部屋干しだとなかなか乾かない印象がありますが、除湿機や扇風機、サーキュレーターで空気を循環させると乾くスピードは段違い。

縮みの問題がない衣類であれば、コインランドリーの高温の乾燥機にかけても◎。熱によって臭いの元となる菌を取り除くことができます。

⑩洗濯槽をお手入れする

洗濯槽が汚れていると、洗濯の最中にカビや雑菌が衣類についてしまうことがあります。ニオイを発生させないためには、洗濯槽クリーナー(LAUNDRY CLEANER 洗濯槽クリーナー/衣類の除菌・消臭剤)での洗濯槽の洗浄を習慣化すると良いでしょう。

 

3:まとめ

汗の臭いの原因は、「汗と皮脂汚れが洗濯で落ちていない」「生乾きにしている」ことにあります。

一度着たらすぐに洗う・洗浄力の高い洗剤を使う・柔軟剤を使う・すすぎを3回以上行うなど、ご紹介した夏の衣類の洗い方を実践してみてくださいね。

汗の悩みを解決して、暑い夏をスマートに乗り越えましょう!

著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。

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