花粉がついた服の洗濯はNG!シミにならない花粉の落とし方を解説

作成日
更新日

春は卒業や入学シーズンのため、花束を頂く機会が増えますよね。お花をもらうと幸せな気持ちになりますが、花粉がついて困った経験をした方もいるでしょう。

今回は、花粉がついてしまった際のケア方法を解説します。正しい対処方法を知って、大切な衣類を守りましょう。

目次

  1. 【結論】花粉は洗濯だけじゃ落ちない!
  2. 服についた花粉の落とし方を紹介
  3. 【汚れを防止】花粉対策になる服の選び方
  4. 花粉と洗濯に関してよくある質問
  5. まとめ 花粉は適切な落とし方でケアしよう!

1:【結論】花粉は洗濯だけじゃ落ちない!

花粉がついてしまった衣類は水洗い厳禁です。なぜなら、水洗いをすることで繊維の中に花粉が入り込み、取り除けなくなるから。そのため、洗濯前の対処が必要です。洗濯機で洗うだけでは落とせないばかりか、シミになってしまうので注意しましょう。

花粉がついたままの洗濯や手でこする行為は厳禁

手でこすると油分で花粉を定着させてしまい、落とすことも難しくなります。さらに花粉を余計に広げてしまい、シミの範囲を広げてしまう可能性も。特にユリの花粉は、粘着質で色素も濃いため一度シミがついてしまうと落とすことが困難です。

花の花粉と木の花粉の違いはある?

花の花粉は多くの場合、鮮やかな色や強い香りを持ちます。これは、昆虫や鳥などを呼び寄せ受粉するためです。一方で、花粉症の原因となるのはスギやヒノキなどの木の花粉です。木の花粉は、風によって運ばれ受粉します。そのため粒子が細かく空気中に飛散しやすい特徴を持っています。

花粉シーズンの気になるお洗濯方法はこちらのコラムをご覧ください!

花の花粉はシミになりやすいため早めに落とそう!

先述の通り、花の花粉は昆虫や鳥などが見つけやすいよう、色素が濃い場合が多く粘着質で油分が含まれます。そのため、衣類についてしまった場合はシミになりやすく、時間が経過すると落とすことも難しくなってしまいます。花粉がついてしまった場合はできるだけ早めの対処が大切です。

2:服についた花粉の落とし方を紹介

ここでは「気をつけていたのに花粉がついてしまった」というシーンですぐに試せる対処方法を4つ紹介します。「こすらない・水洗いしない」を原則に早めに対処していきましょう。また、難しそうな場合はクリーニング店にお任せすることも検討します。

落とし方①直射日光で花粉を乾燥

まずは、 表面についた花粉をティッシュやブラシなどで軽く払い、数時間直射日光を当てます。日光に含まれる紫外線には色素を吸収する効果があります。しかし、直射日光をあてすぎると衣類の色あせにつながります。くれぐれも長時間放置することは避けましょう。

落とし方②掃除機で吸い取る

花粉には掃除機も有効です。掃除機の先端のノズルを外し 、輪ゴムでガーゼなどの薄い布を取り付けます。そして弱い力でそっと花粉を吸いとりましょう。吸い込む力が強すぎると、生地を傷めるため事前に別の衣類で吸い込み力の確認をしておくと安心です。

落とし方③ガムテープで花粉をくっつける

花粉が付着している部分にガムテープをあてて花粉を取り除きましょう。この時、ガムテープを強く押し当てすぎると花粉を繊維の中に押し込んでしまうので、軽い力であてましょう。1回ずつ新しいガムテープに替え、数回繰り返すことで花粉を取り除けます。

落とし方④アセトン・無水エタノールでシミ抜き

すでにシミになってしまっている場合にはこの方法が効果的です。アセトンは除光液に含まれる成分です。無水エタノールはドラッグストアなどで購入可能です。

花粉がついてしまった衣類の下にタオルを敷いて、除光液や無水エタノールをしみ込ませた布で、上からトントン叩き花粉の汚れを下のタオルに移していきます。ただし、衣類の素材によってはアセトンや無水エタノールを使用できないので注意が必要です。

それでも落ちないならクリーニングへ

4つの方法を試してみたけれど、それでも落ちない場合はクリーニング店にお願いしましょう。シミ抜きのプロにお任せしてきれいにしてもらえます。

クリーニングに出す時、気になるポイントをまとめたコラムはこちらからご覧下さい。

3:【汚れを防止】花粉対策になる服の選び方

ここからは、万が一花粉がついてしまった場合も落としやすく、シミがつきにくい服の素材について紹介します。

シミの落ちやすさならナイロン繊維がおすすめ

シミができてしまった場合でも比較的汚れを落としやすい素材はナイロンです。ナイロンは耐久性があり、アセトンや無水エタノールでのお手入れも可能です。また、表面がツルツルしていているので、花粉がついても定着しにくく、水分を吸収しにくいためシミがつきやすいシーンで利用しましょう

ポリエステル・アセテート繊維を避ける

ポリエステルやアセテートはアセトンや無水エタノールなどのアルコール成分で変色や溶ける可能性が高いため避けた方よいでしょう。

また、静電気が発生しやすく花粉が衣類につきやすい状況を作ってしまいます。そのため、ポリエステルやアセテート素材の衣類を着用する際は、静電気防止スプレーを使用するのがおすすめです。

4:花粉と洗濯に関してよくある質問

ここからは花粉の洗濯についてよくある質問にお答えします。

質問①花粉をつけたまま洗濯してしまった!どうしたらいい?

花粉がついていることに気が付かずに、そのまま洗濯してしまった場合は、無理に擦ったり洗剤を直付けしたりせずクリーニング店にお願いしましょう。

もしも自宅でケアしたい場合は、ご紹介した除光液や無水エタノールのでのシミ抜きを試してみましょう。数回に分けて行うとシミが薄くなる可能性があります。

質問②花粉は漂白剤で落ちる?

花の花粉は油分が含まれるため水や漂白剤では落ちません。乾燥した状態で優しく取り除くことが大切です。落とし方は、掃除機で花粉を優しく吸ったり、ガムテープでトントンと落として行く方法がおすすめです。

漂白剤の使用方法やポイントについてまとめてある、こちらのコラムをご覧ください。

質問③スギやヒノキの花粉はそのまま洗濯しても大丈夫?

スギやヒノキの花粉が付着した場合も同じように対処しましょう。ただし、花の花粉ほど色素も濃くなく、粘着度も弱いので、シミになっていない場合は通常の洗濯で問題ありません。参考までに、木の花粉は花粉症を引き起こしやすいため、洗濯の際には柔軟剤を使用したり静電気の発生をおさえたりして、花粉の付着を事前に予防することがおすすめです。

5:まとめ 花粉は適切な落とし方でケアしよう!

今回は花の花粉の適切なケア方法を紹介しました。

ポイントは、「こすらない・水洗いしない」です。この2点を守り早めの対処を心がけることでシミになる前に花粉を取り除くことができるでしょう。

ただし、デリケートな素材などの場合は失敗する前にクリーニング店に相談してみることがおすすめです。

著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。

ブログに戻る