家で洗えない衣類をクリーニングに出すとき、どのメニューが良いかわからないことはありませんか?
「汗抜きしますか?」と店員さんに聞かれて、「あ、はい」と、とっさに返事をしてしまう方も多いかと思います。
本当に必要なメニューを選択することで、大切な衣類を長く綺麗に保つことができます。
今回は、クリーニングへの出し方のポイントをご紹介します。
目次
1.クリーニング店へ行く前・お店ですること
①出す前に衣類のチェック
・ポケットが空っぽか
・ボタンがとれてないか
・衣類に破れがないか
大切なものがポケットに入っていても、そのまま気づかず紛失してしまうことがあるので、しっかりチェックしましょう。
ボタンがとれていたり、ほつれや破れがある際は、修理してくれるクリーニング店もあるので、受付時に一緒にお願いしてください。
②持参する際は、ビニール袋や紙袋に入れる
衣類をむき出しの状態で持って行くと、引っかかったり、落とした時に汚れがついたりする可能性があります。
③受付をする
衣類を出す→点数や種類の確認をしてもらうのが大体の流れ。初めての場合はその旨を伝え、受付方法を聞いてみましょう。
伝票は受取時必ず必要になるため、紛失しないようにしてください。
④早く仕上げてほしい場合は「即日仕上げ」を指定
仕上がり日は一般的に2〜3日程度。オプションメニューをつけると長くなります。
即日仕上げの場合、10〜11時頃までに衣類を出すと、夕方には受取可能。ただし、基本的にはドライクリーニングのみ/オプションはつけられません。
2.メニューは3種類の洗い方
クリーニング店では、主に3種類の洗い方をもとにメニューを提供しています。
2-1.ランドリー(水洗い)
ランドリー(水洗い)は、専用の機械で、アルカリ剤と高温のお湯で洗濯する洗い方。
「水溶性の汚れ」や「油汚れ」のどちらに対しても洗浄力が高いです。
汗や飲み物、果汁などの汚れをよく落とすことができます。
ただし、洗浄力が強い一方でダメージにもなりやすいため、ワイシャツなどの耐用性のある衣類に最適です。
価格も一番安価です。
2-2.ドライクリーニング
ドライクリーニングは、一切水を使わず、有機溶剤(油)を使って衣類を洗濯する洗い方。
有機溶剤で洗うことで「油汚れ」をよく落とすことができます。
衣類のダメージが少なく、型崩れなどを防ぐため、ニットやセーター、コートなど、丁寧に扱う必要がある衣類に最適です。
ちなみに、自宅では洗いにくいネクタイ等も出すことができるため、一緒に持参すると良いでしょう。
価格は、若干高めになります。
2-3.ウェットクリーニング
ウェットクリーニングは、本来ドライクリーニングする衣類についた「水溶性の汚れ」を落とすために、水洗いする洗い方です。
専用の洗剤や機械を利用して洗いますが、一定の基準がなく、新しい技術になるため、クリーニング屋によって技術に差がでるメニューです。
「水溶性の汚れ」がついてしまった、ニットやセーターなど綺麗にしたい時に最適です。
ウェットクリーニングは、衣類の状態によって、異なる手法で細かく対応する必要があるため、洗濯後のケアも多くの手間と時間がかかり、高価になります。
◎ポイント
水溶性の汚れ・・・汗、塩、砂糖、しょうゆ、果汁、肉汁、アルコールなど
油溶性の汚れ・・・皮脂、食用油、口紅、ファンデーションなど
3.知って得するオプションメニュー
3-1.汗抜き
「油汚れ」を落とすドライクリーニングのオプションでつけると良いです。
汗抜きをすることで、「水溶性の汚れ」も落とすことができます。
特に、夏用のスーツなど汗を多くかく時期にはオススメです。
(ドライクリーニングだけでは、汗汚れは落ちにくいんです・・・)
3-2.染み抜き
染み抜きは、みなさん利用したことがあると思います。
「このシミの原因はなんですか?」と聞かれたことありませんか?
「油汚れ」なのか「水溶性の汚れ」なのかで洗浄方法が違います。
適切な洗い方でないと、汚れが悪化することもあるため
汚れの原因を正確に伝え、できるだけ早く衣類をクリーニング屋へ持っていきましょう。
3-3.その他
下記のオプションもお家では難しいため、クリーニング屋へお願いすると便利です。
・防臭/撥水加工・・・衣類の防臭や撥水を加工してくれます。
・保管・・・かさばる衣類を一定期間保管してくれます。
・リフォーム/色補正・・・穴があいたり、色が変色したものを補正してくれます。
★クリーニング店へ持ち込むのが面倒...という方は宅配衣類サービス(宅配衣類ケアメンテナンス3点セット)を使うのもおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
クリーニングのメニューって意外に簡単。
ぜひ、次回クリーニングに出す際は参考にしてみてください。