キッチンやダイニングテーブルで毎日のように使うふきんや台ふきんですが、どんな風に洗っていますか?洗い方が足りないと臭いや、黄ばみが気になってくることも。
当コラムでは、ふきんの洗濯に関するお悩みの対処方法を解説します。後半では、洗い方のポイントもお伝えしていきますので、ふきんのケアにぜひ活用してください。
目次
1:ふきんの洗い方!みんなはどうしてる?
ふきんや台ふきんの洗濯方法は様々。手洗いや洗濯機、煮沸消毒や毎日除菌をしているという人もいます。
しかし「自分の洗濯方法で合っているのか」「他の人はどうしているのか」と適切な洗い方が気になりますよね。
洗い方は人それぞれですが、しっかり除菌したり汚れを落とし切ることが大切と判断する人が多い傾向にあります。「見た目は汚れていないからほとんど洗っていないよ」という方も、見えない雑菌が発生しやすいため、最低でも1週間に1回は洗濯をして清潔に保っておきましょう 。
水で洗うだけじゃダメ!
東京都福祉保健局が提供している資料には下記の情報が記載されています。
「フキンは汚れた場所を拭くものです。食べ物のカスや細菌で汚れているのですから、水でゆすぐだけではきれいになりません。」
引用:東京都多摩小平保健所
水で洗うだけでは雑菌の除去にはなりません。常に湿った状態のふきんや台ふきんは菌の温床のため、正しいお手入れが大切です。
2:ふきんの洗濯に関する悩みを紹介
ここからはふきんの洗濯に関するお悩みを紹介します。 同じふきんを長く使い続けていくと、臭いや黄ばみ、そして使用感に関するお悩みが多くみられます。ふきんは食品の近くや調理中に使うものなので、衛生的に保ちたいですし、臭いも気になります。これらのお悩みを解消していきましょう。
①嫌な臭いがする
ふきんを毎日使っていると、嫌な臭いがしてくることがありますよね。この臭いの原因は雑菌です。 しっかり水洗いしていても、ふきんが湿った状態では、残った雑菌が増殖して、嫌な臭いがしてきてしまいます。雑菌がついたふきんで食器を拭いたり、テーブルを拭くのは気持ちが悪いですよね。
雑菌の増殖を防ぐためには定期的な除菌が必要です。特に梅雨時期など高温多湿な状況ではより注意が必要です。
また、ふきんと同様にタオルも嫌な匂いを発するアイテムのひとつ。取り扱いはふきんと多少異なりますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。
②黄ばんでくる
黄ばみの原因は、ふきんに付着した汚れや洗剤残りの酸化によるものです。コーヒーや紅茶、ケチャップやソースなど食卓には着色しやすいものがたくさんあります。それらの食品をふいたときに着色し、時間とともに色素沈着します。 また、洗剤のすすぎ残しも時間とともに酸化し、黄ばみになります。
③ごわごわ感が出てくる
ふきんを使い続けていると、はじめはふわふわだったふきんが、ごわごわしてくることもあるでしょう。タオル素材のふきんの場合、特にごわごわ感を強く感じます。
これは繊維の劣化が原因です。この場合は、洗濯石鹸を使ったり乾燥機を使うことで、ふわふわ感を復活させることができます。
3:ふきんの上手な洗い方を紹介!ポイントは5つ
ここからは、ふきんの上手な洗い方を紹介していきます。ポイントと手順を守りながら、ぜひお試しください。
①黄ばみがひどい場合は漂白する
まず黄ばみや汚れがひどい場合は、漂白剤を使用しましょう。薄めた漂白液につけ置きをするだけで、簡単に汚れも落とせ、除菌もできます。
黄ばみや汚れが気になるふきんを規定量で薄めた漂白液の中に30分程度浸した後、よくすすぎます。 漂白剤は肌を痛める可能性があるため、すすぐ時は必ずゴム手袋をします。
なお、除菌だけの場合はつけ置き時間は数分間で問題ありません。
また、漂白や除菌効果は、塩素系の漂白剤の方が高いですが、色柄物には使用できません。そのため色柄物には酸素系の漂白剤を使用します。酸素系の漂白剤は温度が高いと効果を発揮しやすいため、ぬるま湯(40~50℃くらい)に溶かして使用しましょう。
②洗濯機を使う場合はネットに入れて手洗いコースで
ふきんを洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れて洗いましょう。一般的なふきんは衣類等に比べて柔らかい素材で出来ているため、手洗いコースなどの水流が弱いコースを選択します。
さらに、すすぎをしっかり行い、洗剤残りをなくします。洗濯機洗いする際は、洗濯洗剤に過度な香りがついていないものを選ぶのがおすすめです。さらに、蛍光剤が入っていない洗剤を選ぶことで、キッチンや食卓で使用しても安心です。
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③天日干しでしっかり乾燥させる
洗ったあとはすぐに、天日干ししましょう。洗ったふきんが生乾きのままでは、新たな菌を増殖させてしまいます。天日に当てることで日光消毒もできるので、さらに除菌効果がアップします。天日干しができない場合は、ふきんを広げて干し風通しの良い場所で乾燥させましょう。
④保管は高温多湿を避けて
洗ったあとのふきんを保管する場所も、注意が必要です。高温多湿は避けて保管することで、雑菌の増殖を防ぐことができます。丸めて放置は避け、広げて、できるなら吊るすなどして風通し良く保管しましょう。湿ったままにしておくと雑菌が増殖しやすいので、すぐ乾燥できる環境を作ることがポイントです。
⑤手洗いしたい場合は中性洗剤や石鹸を使う
手洗いをする場合は、中性洗剤や洗濯石鹸の使用がおすすめです。キッチンで使うふきんや、台ふきんなどに付着する汚れは、主に水性の汚れと油性の汚れですが、台所用の中性洗剤を使うと水洗いだけでは落としにくい、油性の汚れもよく落ちます。
衣類用の中性洗剤も使用は可能ですが、衣類用の中性洗剤には蛍光剤が含まれている場合があります。国の食品衛生法からも、食品に触れるものに対して蛍光染料の使用が禁止されていることからも避けた方が安心です。
参考:食品衛生法
また、石鹸を使用する場合は、石鹸成分のみで作られた石鹸を選びましょう。入浴用の石鹸などは美容成分が含まれていることが多く、香りや成分が付着することからキッチンで使用するものに使うことはおすすめできません。
すすぎ残しに注意!
すすぎが不十分だと、汚れが落としきれないだけでなく洗剤残りから雑菌が発生したり、黄ばみの原因になったりします。衣類の洗濯の時もそうですが、すすぎをしっかりすることが洗濯のポイントです。洗濯機洗いの場合も必ず、すすぎは2回行いましょう。
4:まとめ ふきんの洗濯はポイントを守っておこないましょう
ふきんの洗濯のポイントは、除菌と乾燥です。除菌ができる洗剤を選ぶのもおすすめです。キッチンで使う際、湿った状態を避け、乾燥させておくことで雑菌の発生を防ぐことができます。口に入るものを扱うキッチンや、ダイニングテーブルで使用するふきんや台ふきんは清潔に保っておきたいですね。
今回紹介したポイントを守って、こまめなお洗濯をして清潔を保っていきましょう。