お家にある洗濯機の「ドライコース」を使ったことはありますか?
実は、ドライコースを使うと、大切な衣類を優しく洗い、長持ちさせることができるのです。
今回は、ドライコースの活用術をご紹介します。
目次
1.ドライコースとは【おしゃれ着洗いができる!】
ドライコース(手洗い/ドライモード)は、「おしゃれ着洗い」がお家でできる洗濯モード。具体的には、衣類のダメージ・縮みの原因となる、機械的な洗う力や水流・水量と脱水の加減が弱く設定されているコースです。
ドライクリーニングに出すほどではないけれど、丁寧にお手入れしたい洋服に使いましょう。
傷みや縮みが発生しやすい、セーターやニットなどデリケートな衣類にオススメ!また、レースや装飾がついたもの、型崩れや色落ちが心配な衣類にも向いてます。優しく揺すり洗いが基本のため、音がうるさくないのもメリットと言えます。
やり方はいつもの洗濯と同じ。ただし、洗い残りが起こりやすいため洗剤量に注意です。すすぎ性が強い洗剤(DAILY SOAP / 衣類用洗剤)を使用すると◎。
一方で通常のコースは、強い力で洗ってたっぷりの水ですすぎ、しっかりと脱水する設定。また、ソフトコースは普通の洗濯コースよりも水流が少し弱いコースのことで、ドライコースよりは強い設定です。コースの特徴を知り、衣類に合わせて使い分けてみましょう。
2.ドライコースとドライクリーニングの違い
「ドライクリーニング」と「ドライコース」は全く別物。
洗濯表示に水洗い可の表示がなく、「P」や「F」の表示がある場合はクリーニング店へ持ち込みましょう。
ドライクリーニングとは、石油系やパークロロエチレン系を代表する有機溶剤、油で汚れを落とす洗い方です。水を一切使わず、有機溶剤を扱うのでクリーニング店でしかできません。 風合いを損なわず、油汚れ落としに強いのが特徴です。
ドライクリーニング中の洗濯槽の中に、ティッシュをいれてガラガラ回しても、ティッシュはボロボロにならず、原型を留めたままなんです!!そのくらい型崩れを起こし難いんですね。
ちなみに、水洗い可のマーク+ドライマークがある場合、家庭洗濯(水洗い)とドライクリーニングのどちらもできるという意味です。
ドライクリーニングマークのみのアイテムを水洗いしたらどうなる?
型崩れや風合いの変化、縮みが起きてしまいます。もし洗ってしまった後でも、クリーニング店へ相談してみましょう。
3.ドライコースに向いている衣類
ドライコースに向いているのは、クリーニングに出すほどではないけど丁寧に洗いたい衣類です。
セーターやニット、レースのついたブラウス、ワンピースなど、丁寧に衣類を洗いたい時におすすめです。
4.ドライコースを使う前に!洗濯のポイント
洗えてるか心配になるドライコース。優しく洗うということは、逆の意味だと洗浄力には欠けてしまうことがあります。
シミや襟袖の汚れがある場合には中性洗剤の原液をなじましょう。
汚れが頑固なときは洗剤をつけた部分をたたき洗いまたは、ブラシでブラッシングして洗剤を衣類になじませるなどの前処理を行ってくださいね。
いかがでしたでしょうか?
クリーニングに出すほどではないけれど、お気に入りの衣類はドライコースで洗ってみてください。
また、もし水洗い不可のアイテムを洗濯してしまったら、クリーニング店へ相談してみましょう。