【洗濯機の掃除方法】洗濯槽クリーナーの使い方や、排水ホースなどのお手入れ方法をご紹介します。
毎日使う洗濯機、皆さんは定期的にお手入れをしていますか?
洗濯機は「掃除が大変そう」とおっくうに感じる方も多いはず。しかし、洗濯槽や排水ホースには知らず知らずのうちに頑固な汚れが蓄積しているため、お掃除は必須です。
今回は洗濯槽をきれいにできる洗濯槽クリーナーの使い方や、洗濯機周りのお掃除方法をご紹介。
しっかりとお手入れをして、毎日気持ちよく洗濯機を使いましょう!
目次
1:洗濯槽の汚れと掃除の頻度
洗濯機の中でも一番汚れが溜まっているのは、衣類を洗ってくれる洗濯槽。
主な汚れは黒カビや目に見えない雑菌などがあげられます。洗濯槽には水垢や洗剤・柔軟剤のカス、衣服についた汚れなどさまざまな汚れが合わさってこびりついているのです。
このような汚れを放置すると、洗濯機の故障につながるだけでなく、衣服へ汚れや嫌な臭いがうつってしまうリスクもあります。二ヶ月に一回など、定期的なお手入れを心がけましょう。
2:洗濯槽クリーナーの選び方
洗濯槽をお手入れする際は、専用の洗濯槽クリーナーを使用するのがおすすめです。クリーナーを常備しておけば、掃除に取り掛かるのも簡単ですよ。
洗濯槽クリーナーは塩素系・酸素系の二種類があります。
酸素系クリーナー
酸素系は手肌に優しく、衣類に負担がかかりにくいのがポイントです。強い発泡力を持っており、こびり付いた汚れを剥がして落とします。1年以上お手入れしていない時にも◎。
ただし、酸素系クリーナーは掃除に数時間以上かかります。作業工程も多い為、時間のゆとりがあるときに行いましょう。
★酸素系クリーナーの使い方はこちらから↓
洗濯機はこまめな掃除が大事!きれい長持ちのコツや楽々な方法も紹介
塩素系クリーナー
塩素系は、強い洗浄力と使いやすさが特徴。強力な除菌効果をもつため、カビを分解し除去してくれます。特に、小さくこびりついた汚れを落とすのに有効です。
酸素系にくらべると掃除時間が短く、冷たい水でも使用できるので、手軽にお掃除できますよ。掃除が面倒だと思われる方も、まずは塩素系クリーナーからチャレンジしてはいかがでしょうか。
一方で、衣服や肌を傷つけてしまうリスクがあります。酸素系と比べると、圧倒的に強い成分のため、取り扱いには十分注意が必要。塩素系で洗浄した後は、しっかりと洗い流すことが大切です。
また、「まぜるな危険」の表示があるように、酸性タイプの洗剤と混ざると有毒ガスが発生します。説明書をよく読み、正しい方法で使うことを心がけましょう。
※洗濯槽クリーナーによっては縦型やドラム式に使えるもの、使えないものがあります。購入時におうちの洗濯機に使えるクリーナーか確認してください。
※家事や仕事で忙しい方は、以下のような便利グッズを活用してみると時短で済ませることができますよ。デイリークリーナーズの洗濯槽クリーナーは、毎日のお洗濯時に入れるだけで洗濯槽のお手入れができてしまう優れものです。
おすすめの商品

LAUNDRY CLEANER 洗濯槽クリーナー/衣類の除菌・消臭剤
使い方は衣類と一緒に入れるだけ。30日間使い続けることで洗濯槽をきれいにし、カビ予防をしてくれるとともに、衣類の除菌・消臭効果もあります。さらに、排水管や排水溝のヌメリ・悪臭を軽減することもできます。洗濯槽の掃除はしたいけど、面倒だなーと感じている方にオススメです。
3:塩素系洗濯槽クリーナーの使い方
ここでは、手軽にお掃除ができる塩素系洗濯槽クリーナーの使い方をご紹介します。
① 電源を入れて、クリーナーを投入する
先に電源を入れておかないと排水されてしまうことがあるため注意。1本(または1袋)を洗濯槽に直接入れましょう。給水してから塩素系クリーナーを入れると、水がはねて目や口に入ってしまう可能性があるため、先にクリーナーを投入してください。
② 洗濯コースを選ぶ
洗濯槽全体をクリーナーに浸すため、一番水量の多いコースを選びましょう。槽洗浄コースがあればそちらを選択してください。
③ つけおきする
汚れの程度にもよりますが、3時間ほどつけ置きするとしっかりと汚れを落とせますよ。槽洗浄コースの場合は時間も決まっているため、そのままつけ置きをしてください。
給水、洗濯槽が回転し終わったタイミングで一時停止ボタンを押して放置しましょう。ドラム式の場合は洗浄成分が行きわたるように10分おき位に洗濯槽を回転させると効果的。
時間がない場合、こまめに掃除をしている場合は、つけ置きはスキップしてもOKです。
④ すすぐ
時間がたったら再開し、そのまますすぎまで行ってください。
塩素系の洗濯槽クリーナーは洗浄力が強く、衣類の色素を抜くこともあります。また、ツンとした独特のニオイが気になる場合も。水だけでさらに1回以上洗濯機をまわしておくと、クリーナーの成分をしっかり洗い流せて安心です。
終わったら蓋を開けて洗濯槽を乾燥させましょう。
4:洗濯槽以外のお手入れ方法
洗濯槽はもちろん、洗剤口のぬめりや、洗濯機周りの埃も気になりませんか?掃除を怠ると、排水口やホースにはヘドロがたまり真っ黒に。悪臭や詰まりの原因にもつながります。
ここでは、洗濯槽以外のお手入れ方法を解説していきますよ。
洗剤投入口
①洗濯槽から取り外す
②ぬるま湯で洗い流す
本体側に洗剤が固まっている場合は、電気ケトルでお湯を沸かし、さっと流してあげましょう。
糸くずフィルター・ゴミ取りネット
①洗濯槽から取り外す
②たまっているゴミを取り除く
③洗面器などにためたぬるま湯に浸けながら、歯ブラシで汚れをこする
洗濯洗剤や台所用洗剤などを歯ブラシにつけてこすってください。本体側にも汚れがついていることがあるので、確認して拭き取りましょう。
④汚れを洗い流し、乾燥させる
排水ホース
※排水ホースを洗濯機から取り外しできる場合
①洗濯機のコンセントを抜き、蛇口を閉める
何かの拍子に水があふれるなどのトラブルを防ぐために、必ず洗濯機の電源を切り、蛇口を閉めてください。
②排水口と洗濯機本体から取り外す
ぬめりが気になる場合は、ゴム手袋などを付けて行うとスムーズです。
③先端からぬるま湯と酸素系漂白剤を加え、ラップと輪ゴムなどを使って閉じる
水を使用してもOKですが、ぬるま湯を使用した方が汚れ落ちが良くなります。酸素系漂白剤は重曹、クエン酸で代用してもOKです。
④10分ほどつけ置きをする
⑤排水し、よくすすぐ
※取り外しできない場合
①洗濯機のコンセントを抜き、蛇口を閉める
②排水口から取り外し、先端をラップと輪ゴムを使って閉じる
③洗濯槽に洗剤とぬるま湯を入れ、排水ホースに洗剤水を溜め、10分ほどつけ置きする
④ラップと輪ゴムを外して、ホースの中に溜まっていた汚水を排出する
⑤洗濯槽側から水を流し、ホースの内部をすすぐ
排水口
①洗濯機のコンセントを抜き、蛇口を閉める
②排水ホースを取り外し、排水トラップに溜まっている汚れを歯ブラシを使って取り除く
ご自宅にある酸素系漂白剤などを使用すると良いでしょう。
③排水口を市販のパイプクリーナーで掃除する
※排水ホースや排水口を外すのは大変な作業ですよね。できるだけ掃除の頻度を落とすためにも、そもそも汚さない工夫が大事になってきます。
排水口を汚さないコツは、糸くずフィルターやゴミ取りネットにたまった汚れを、こまめに除去すること。フィルターに汚れがたまった状態で洗濯や乾燥をしてしまうと、衣類についていた繊維くずやホコリがフィルターに引っかからずに排水口へ流れてしまうので、定期的に確認しましょう。
乾燥フィルター
①本体から取り外す
②わた状のゴミを取り除く
取り切れない細かなゴミは、絞ったタオルなどで拭き取るか、ぬるま湯につけて洗います。フィルターはのびたり破れやすいため、ブラシなどで強くこすりすぎないようにしてください。
本体部分にゴミや汚れが付着していたら、忘れずに拭き取りましょう。
洗濯機パン(防水パン)
①掃除機で洗濯機パンまわりのゴミを吸い取る
②ハンディワイパーでホコリ・髪の毛をかき出す
③水に濡らし固く絞った雑巾でパンを拭く
※洗濯パンがひどく汚れていて、簡単な掃除では汚れが落ちないときは、洗濯機を動かして掃除しましょう。洗濯機を動かすときは排水ホースを外さなければならないので、蛇口を締めて電源を切ってから始めてください。
洗濯機の外側
①ハンディワイパーで表面のホコリをとる
②固く絞った雑巾で洗濯機の外側を拭く
布やティッシュを巻いた割り箸などを使うと、溝や蓋の細かな汚れを落とすことができますよ。
4:まとめ
いかがでしたでしょうか。
衣服へ汚れや嫌な臭いがうつってしまうリスクがあるため、洗濯槽の掃除は二、三ヶ月に一回行いたいもの。
しばらく掃除をしていない方は酸素系の洗濯槽クリーナーを、よく掃除している方や、時短で済ませたい方は塩素系を使用してみましょう。
塩素系クリーナーを使用する場合は、すすぎを丁寧に行い、クリーナーの成分をしっかりと洗い流すことを忘れずに!
洗濯機周りの汚れも、連休に行えば、毎日快適にお洗濯ができますよ!ぜひ、ご紹介したお手入れ方法を参考にしてみてくださいね。