どれだけお家のなかを清潔に保っていても気になるゴミ箱の臭い。生ゴミを含んだゴミ箱は、ゴミを捨てても臭いが残り、嫌な気分になりますよね。また、夏場は特に臭いが気になり、対策に悩む方も多いでしょう。
今回はお家のゴミ箱の臭いが発生する原因を理解した上で、いますぐに臭いを解消できる方法を紹介します。
臭いが発生してからの取り組みはもちろん、臭いをそもそも発生させにくいしくみ作りも大切です。
目次
- ゴミ箱の悪臭には3つの要因がある!
- ゴミ箱からの臭いを撃退!効果的な除去方法は3つ
- 予防策で快適な暮らし!ゴミ箱の臭い対策を確認
- 【最大の難関】夏場の臭い対策を紹介
- まとめ:ゴミ箱の臭いは適切な対処でおさえられる
1:ゴミ箱の悪臭には3つの要因がある!
ゴミ箱から発生する嫌な臭い。この臭いには3つの原因があります。原因を知り、適切な対処法を把握しましょう。
要因①菌やカビの繁殖
ゴミ箱の悪臭は、細菌やカビが原因です。菌が発生しやすい環境を作ることで増殖が進み、嫌な臭いがします。ゴミ箱の臭いを抑えるためにはまず「菌やカビが増殖しない環境づくり」が欠かせません。
要因②生ゴミの腐敗や発酵による悪臭
一般的に、ゴミの嫌な臭いの原因は「腐った臭い」と認識されています。実際に調理の際にでる生ゴミは、湿度や温度により腐敗したり発酵したりします。この過程で菌やカビが複数種発生し、嫌な臭いの原因になるのです。
とくに、水分を含んだ生ゴミをビニール袋に入れてから捨てている場合は、密封状態が菌の温床となりより臭いがでる傾向にあります。
要因③高温多湿の影響
ゴミから臭いが発生する原因は、菌やカビの発生だと解説しましたが、菌は高温多湿を好みます。そのため、ゴミ箱が常温下に置かれていたり密閉されている状態だと菌の発生率が高くなります。
実際に、夏場は特にゴミ箱の臭いが気になりますよね。湿度があったり気温が高い状態では、菌の活動が盛んになるため臭いが気になる機会が多くなります。
2:ゴミ箱からの臭いを撃退!効果的な除去方法は3つ
ゴミ箱から発生する嫌な臭いは、中に入っているゴミに菌が発生し腐敗することが原因とわかりました。ここからは原因を踏まえ、適切な対策法を紹介します。対策のポイントは定期的な清掃やゴミを適切に処理すること。環境を整えることで、ゴミの臭いをグッと軽減できるでしょう。
方法①定期的なゴミ箱の清掃と消臭対策
ひとつめの対策は、ゴミ箱内の環境を整えることです。ゴミ箱に臭いが染み付くとゴミが入っていない状態でも臭いがします。また、捨てきれずに残ったゴミがこびりついていることも。
ゴミ箱は週に一回程度清掃し、清潔を保ちましょう。ゴミをすべて捨てるだけでなく、水洗いしたり週末に天日干ししたりして雑菌の繁殖を抑えましょう。また、清掃とあわせて消臭対策もおすすめです。ニュー・スメルプラスTMなど、後述する消臭アイテムを活用し、より臭いがでないゴミ箱環境を整えましょう。
方法②生ゴミの適切な処理
ゴミの臭いを防ぐためには、生ゴミの処理方法も重要なポイントです。「リビングにおいている紙ゴミを入れるゴミ箱は臭いがしないけど、生ゴミ入れは臭いが強烈」という家庭も多いでしょう。実際に、生ゴミのほうが菌の餌になりやすく臭いが発生しやすい特徴があります。そのため、生ゴミの臭いに対処することで、ゴミ全体の臭い防止が可能になります。
具体的には、生ゴミの水分を取り除いてから捨てる方法が有効です。水分を含み、密閉したゴミ箱に捨てると菌が増殖しやすくなりますが、乾燥させてから捨てると菌の増殖を減らし臭いを抑えることが可能です。
生ゴミが発生したら、三角コーナーを用いて水を切り、できるなら乾燥させた状態で捨てましょう。少し手間がかかる方法ですが続けることで、生ゴミの臭いを減少させられるでしょう。
方法③換気と乾燥を重視した環境作り
生ゴミの処理とあわせて気をつけたいのは、ゴミ箱周辺の環境づくりです。ゴミ箱を清掃しやすい位置に設置したり、換気する習慣をつけたりしましょう。
換気を行わずにいると、ゴミの臭いが家中に充満する原因に。換気扇近くにゴミ箱を設置したり、天気が良い日には換気する習慣をつけてゴミ箱の臭い予防に努めましょう。
3:予防策で快適な暮らし!ゴミ箱の臭い対策を確認
ここからは、ゴミ箱の臭いを事前に抑える対策法を紹介します。紹介する3つの方法を意識すると、嫌な臭いに悩まされることが減るでしょう。近年、ショップで多く見かける消臭アイテムの活用も検討してみてくださいね。
臭いが出にくいゴミ箱を選ぶ
ゴムパッキンがついていたり、ロックをかけられるものだと密閉して臭いの漏れを防げます。また、ペダル式のゴミ箱も便利です。生ゴミを処理した手でゴミ箱に触れたくない場合に足で操作できるため、ストレスを減らして管理できます。
また、近年は自動で開閉できるゴミ箱も増えています。センサーに手をかざすだけでゴミ箱を開閉できるため、予算にゆとりがある場合は検討しましょう。
自宅にお子さまやペットがいる場合、いたずらでゴミ箱を開けられる可能性もあります。その場合は、ロック付きのゴミ箱を選択すると不安なく活用できるでしょう。
ゴミの分別を適切に行う
ゴミの適切な分別も臭いを抑えるために欠かせません。生ゴミと紙ゴミを一緒に捨てるとゴミ箱がすぐにいっぱいになったり、紙ゴミに生ゴミが付着して臭いが増大します。しかし、生ゴミを専用のところで管理したり、乾燥させてから捨てることで臭いの発生を抑えられます。
消臭アイテムを活用する
どれだけ適切な処理を行っても臭いが気になる場合は、消臭アイテムを併用しましょう。ゴミ箱の蓋につける消臭アイテムや、炭のアイテム、スプレー式のアイテムなどさまざまな消臭アイテムがあります。ホームセンターやドラッグストアで購入できるため、ぜひ一度確認しましょう。
なお、消臭アイテムは1〜3か月間効果を発揮するものが多いため、こまめな買い替えやメンテナンスが大切です。
おすすめの商品
ニュー・スメルプラスTM
バイオテクノロジーを用いたすぐに使える製品で、ペットのトイレやケージ、ゴミ箱などの悪臭を元から絶ちます。ペットのトイレはもちろん、「カーテンやカーペットなどの布類」、「生ゴミやオムツ入れ」、「スニーカー類(革製品は除く)」にもお使いいただけます。
4:【最大の難関】夏場の臭い対策を紹介
日頃、どれだけゴミを管理していても夏場は臭いが気になる家庭がほとんどでしょう。最後に、夏場の生ゴミ対策に役立つ情報をお届けします。生ゴミの保存方法やアイテム活用がおすすめです。
生ゴミを冷蔵庫や冷凍庫で保管する
夏場は湿度と気温が高くなるため、生ゴミの腐敗が早くなります。そのため、冷蔵庫や冷凍庫でゴミを保管する方法がおすすめです。とは言え、食べるものと一緒にゴミを入れておくことに抵抗を感じる方も多いでしょう。その場合は、野菜の皮や卵の殻など抵抗を感じないものだけでも冷蔵庫で保管しましょう。
生ゴミの水分除去を徹底する
冷蔵庫に入れたくない生ゴミは、乾燥させてから捨てる方法がおすすめです。食べ残しや生肉、魚のゴミは一日乾燥させてから捨てる。ひと手間かけるだけで大幅に臭いを軽減できます。また、お肉や魚が入っているトレーを洗ってから捨てることも臭い予防になります。
重曹・クエン酸などのアイテムを活用する
ゴミに含まれる菌は酸性のため、重曹やクエン酸などアルカリ性のアイテム活用もおすすめです。生ゴミに重曹やクエン酸、酢などを振りかけることで臭いを中和して抑えてくれます。近年は100円で販売されているため、夏場はぜひ活用しましょう。
5:まとめ ゴミ箱の臭いは適切な対処でおさえられる
ゴミ箱の臭いは雑菌の繁殖が原因です。そのため、雑菌が発生しない環境を整えたり、アイテム活用が大切です。温度と湿度に合わせた対処法や、ゴミ箱の清掃など、できることからはじめて嫌な臭いをおさえましょう。