洋服の中で、1番出番が多いと言っても過言ではないTシャツ。
「いつも何となく洗っているけれど、確かな洗い方は知らない」という方も多いのではないでしょうか。
ヨレヨレでしわしわ、汗臭い臭いだと、お気に入りの洋服でも着たくないですよね。
実はちょっとした工夫で、私達を悩ませる"しわやヨレ、色あせ、臭い”とおさらばし、長持ちさせることができますよ。
今回はそんなTシャツの洗濯方法を詳しくご紹介します。
目次
1:洗濯機と手洗い、どちらがおすすめ?頻度は?
直接肌に触れるTシャツは、基本的に洗濯機で洗うのがおすすめ。汗や皮脂などの汚れを洗濯機でしっかりと落としましょう。また、一度着たら1日で洗濯をしてください。
例外として、デリケートな素材を使用したTシャツは手洗いのほうが良い場合も。洗濯機での洗濯は、洗浄力が高い一方で、衣類にダメージを与えます。
「洗濯機で洗えば間違いない」はNO。特性を知り、使い分けることが大切です。
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DAILY SOAP clear / 皮脂・油汚れ衣類用洗剤
皮脂・油の汚れを強力に除去することを目的として作られた中性の衣類用洗剤です。漂白剤・蛍光増白剤・香料を一切使用せず、衣類へのダメージを抑えました。
2:洗濯前に準備すること
①まずは洗濯表示をチェックする
Tシャツの素材は綿100%が多く、基本的には洗濯機で問題なく洗えます。
しかし、素材によっては自宅で洗濯できないものや手洗いをした方が長持ちするものもあるため、洗濯タグは必ず確認しましょう。
②シミがある場合は洗剤を直接塗布する
シミや黄ばみがある場合は、洗剤を直接塗布し、ブラシで擦りましょう。染み抜き剤を用意しておくとよりお手軽です。
③カビがある場合は酸素系漂白剤でつけおきする
30分ほどつけ置きしてください。
白カビ、黒カビ、どちらも早めの対処が肝心です。
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PRE SOAP neo / シミ抜き剤
デリケートなおしゃれ着にも安心して使用できる、万能型のシミ抜き剤です。ワイシャツの黒ずみ・黄ばみはもちろん、ズボンの泥はね・作業着の頑固な油汚れに、色柄物やウールやカシミア等のデリケートな衣類にと、幅広くご使用になれます。
3:Tシャツを洗濯するコツ
【洗濯機】
衣類を長持ちさせたいのであれば「洗濯ネット」の活用がおすすめ。擦れや色褪せなどのダメージを軽減させたり、糸くずが付着するのを防ぎます。プリントや刺繍もの、毛玉になりやすいものに◎。
ただし、しっかりと洗いたい場合や臭いをカットしたい場合、ネットは使用せずそのまま入れましょう。
◎洗い方
①洗濯ネットに入れる
軽く折りたたみ、衣類のサイズにあった洗濯ネットへ入れてください。何枚も入れると色移りや痛みの原因になります。入れ方は汚れている部分を外向きにするのがコツです。
②洗剤を入れる
色柄ものは、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を使用しましょう。漂白剤入りはNGです。
白Tなど、汚れをしっかり落としたいときや加齢臭などの嫌な臭いには、弱アルカリ性の洗剤を。漂白剤や酵素入りが良いでしょう。酸素系漂白剤を併用するとより汚れ落ちが良くなりますよ。
香り付けをしたい際は柔軟剤をいれても◎。
③洗濯する
通常のコースで洗濯しましょう。
デリケート素材や、手洗いマークが付いているものであれば、ドライコースや手洗いコースなどのおしゃれ着用のコースを選んでください。
④脱水する
Tシャツはシワがつきやすいので、脱水をする際は2−3分程度の短い時間で行い、洗濯が終わったらすぐに取り出しましょう。
洗濯機から衣類を無理矢理引っ張り出したり、強い力で長く脱水すると型崩れや伸びる原因になるため避けてください。
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DETERGENT TRIAL /洗濯洗剤トライアルパック(洗剤小分けタイプ)
洗剤のお試しサイズ(約1回分)です。「試してみたいけど1本買うのは勇気がいる。」そんな方におすすめします。小分けにしているので、旅行用としても。
【手洗い】
手洗いの場合、洗いの強さ、洗濯の時間などをすべて自分で調節できるため、それぞれの洋服にあった方法で洗うことができます。
◎洗い方
①洗浄液をつくる
洗面器に水を張り、水量に合わせて洗剤を入れます。
②押し洗いをする
たたんだ服を洗浄液に入れ、押すように洗ってください。
③すすぐ
洗面器に水を張り直し、洗剤を念入りにすすぎましょう。すすぎが足りないと生乾き臭の原因になります。
④脱水する
洗濯ネットに入れ、30〜60秒ほど洗濯機で脱水しましょう。
乾かないときは、タオルで挟み水分をとってください。
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DELICATE SOAP / おしゃれ着衣類用洗剤
デリケートで大切な洋服の素材に多いウールやカシミア、シルクなどにお使いいただけるおしゃれ着用洗剤です。弱酸性の効果でしっとり柔らかく仕上がります。防シワ効果もあるため、お手入れも楽になりますよ。
4:首回りの伸び、ヨレを防止する干し方
Tシャツを干す際は、平干しがおすすめ。首回りの伸びやヨレを防止します。
襟、首元の伸びを防ぐためには、滑り止め付きのハンガーや、厚みのある太いハンガーを使うとなお良し。お手持ちのハンガーに、タオルを巻くだけでも厚みを補強でき滑り止めにもなります。
Tシャツを伸びにくくしたいなら、乾燥機を使うのもおすすめです。5分ほどかけ、形を整えて干します。ただし、乾燥機にかけると自然乾燥に比べて生地の傷みは早くなるため注意してください。
外で干す際は色あせを防ぐため、陰干しで行いましょう。
5:伸びてしまったときの対処方法
伸びてしまった・よれてしまった時は、「アイロン+スチーム」で伸ばしましょう。
ポイントは、スチームをかけながらアイロンを縦に掛けること。
横掛けすると、伸びた首元をさらに伸ばしてしまいます。
どうしても面倒、と感じる方は乾燥機を使っても良いでしょう。乾燥機にかけると生地が縮むため、首周りの伸びが戻ることも期待できます。
また、洗濯のりを使うのも◎。水と洗濯のりを混ぜ、3分つけ置き。あとは30秒〜60秒脱水し乾かしましょう。
最近はヨレ戻しの洗剤も多く販売されているので、お困りの方は合わせてチェックしてみてくださいね。
6:色あせを予防する7つのポイント
一度色褪せてしまうと元に戻すのは難しいもの。色あせはいかに予防するか、が大切です。特に濃色、黒色には注意しましょう。
①洗濯ネットに入れる
衣類同士の擦れを防止することで、色あせも予防できます。
②中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を使う
洗浄力の高い弱アルカリ性洗剤を使うと、色落ちしてしまうことがあります。デリケートな素材のものは、衣類にやさしく洗える中性洗剤の使用がおすすめです。
③裏返しにすること
「洗濯ネット」と同じく、衣類同士の擦れを防止します。ネットに入れない場合も、裏返しにして洗濯機へ入れましょう。
④塩素系漂白剤を使用しない
衣類に付着した日焼け止めなどと反応し、ピンクになることもあります。洗剤と併用する場合は酸素系の漂白剤が良いでしょう。
⑤高い温度で洗わない
洗浄力がある一方で、Tシャツの染料が落ちてしまうことがあります。洗濯表示を確認しましょう。
⑥直射日光に長時間当てない
干すときに直射日光を当てると、紫外線で変色してしまいます。裏返して陰干しをするか、室内で干しましょう。特に夏、長時間干すのは避けてください。
⑦室内に放置しない
蛍光灯に長時間当たっていたり、窓際にかけて紫外線に当てていると色あせしてしまいます。長期で保管する際はクローゼットやタンスの中にしまってください。
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COLOUR & DIRT COLLECTOR / 衣類の色移り防止シート 30枚入り
ドイツでは年間5000万枚が使われている家庭の必需品!使い方は洗濯機に洗濯物と一緒に1枚いれるだけ。白い衣類と色柄の衣類を分けずに一度に洗えば節水・節電・時短にもなります。
7:まとめ
Tシャツは基本的に洗濯機で洗うのがベターです。
汚れが付着している場合は、洗う前に直接洗剤を塗布すると◎。
洗濯機で洗う場合は洗濯ネットに入れるのがポイントです。
干す際は、平干しにし、滑り止めのハンガーを併用することで首周りの伸びを防止できます。
万が一伸びてしまったときはスチームアイロンなどで対処しましょう。
1年中、1番着る機会のあるTシャツ。毎回の洗濯に取り入れることで、きっとあなたのお洋服は長持ちします。ぜひ、参考にしてみてくださいね。