秋冬に大活躍なウールやカシミヤのセーター。暖かくて心地が良いので、ついつい毎日着てしまいますよね。
ウールやカシミアは、最近家で洗える製品も増えてきてますが、どうやってお手入れすれば良いのだろう?と悩むことありませんか?
今回は、そんなウールやカシミアの失敗しない洗い方をご紹介します。
目次
1.ウール・カシミヤの特徴は?
ウールは羊の毛を原料とする動物繊維のこと。品質タグには羊毛(毛)と表記されています。
保温性や吸湿性に優れており、冬には欠かせない素材です。日常着でもよく見かけますが、水洗いすると縮みやすく、水洗いできないアイテムもあります。
カシミア(カシミヤ)はカシミア山羊から取れる毛を糸の形状に整えたもの。
見た目に美しく上質なしっとりとした肌ざわりが特徴の高級素材ですが、その反面「繊維の宝石」といわれるほどデリケート。
毛足が長いために毛玉ができやすかったり、虫がついて穴があいてしまうなど、シーズン中もシーズン後も注意が必要です。
化学繊維にはない自然の機能性と美しさを持つからこそ、ウールやカシミアのお手入れは丁寧に行いましょう!
2.洗濯の頻度と黄ばみの原因
頻繁に洗ってしまうとダメージになり易いのですが、全く洗わないというのも繊維にはNG。冬は意外に汗をかきやすいため、残った汚れが酸化して、黄ばみの発生につながります。定期的(月1回程度)にメンテナンスしてあげましょう。
また、「生乾き」「直射日光にあたる」「クリーニングに出した後袋に入れっぱなしにする」なども黄ばみの原因につながります。真っ白のニットだと、アイボリーのような色味になってしまうことも...。洗濯以外でも注意をしましょう。
3.日々のお手入れ<ブラッシング>
①汚れを落とす
ホコリやチリが付着したまま衣類を放置すると、繊維の隙間に汚れが蓄積し、落ちにくくなります。
常に清潔な状態を保つことにより、カビや虫食い、嫌な臭いの予防にも◎。
②繊維の目を整える
繊維には目(正しい流れの方向)があります。
洋服はどんなに気をつけていたとしても、着るたび必ず摩擦を受けるもの。
繊維の状態を正しく整えてあげることで、毛玉を防止することができます。
③繊維に空気を通す
着用しているうちに圧力がかかり、つぶれてしまった繊維をそのままにしておくと、服のシルエット自体も変化。シワや型崩れの原因につながります。
ブラッシングをして、繊維に空気を含ませてあげましょう。型崩れを防ぎながら、生地本来のふわっとした質感に仕上げることができます。
④毛玉をとる
洋服ブラシは、すでに出来てしまった毛玉取りにも有効です。
毛玉にブラシの毛を引っ掛けて軽くひねるようにすれば、簡単にとることができます。機械を使うよりも生地を痛めないので◎。
おすすめなのが、毛玉取り専用のブラシ。生地への負担を軽減しながら毛玉を取ることができるので、一つ持っておくと便利です。
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4.ダメージにならない洗濯方法
4-1.洗う前に確認!水洗いはできる?
セーターを洗う前に、必ず確認しておきたいのが洗濯表示。「自宅で洗濯できるか?」を確認します。
上の【家庭での洗濯禁止(水洗い禁止)マーク】がある場合は、水洗いをすると風合いの変化や型崩れが起きる原因となるため、クリーニング店にお願いしましょう。
クリーニングはこちら。

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宅配衣類ケアメンテナンス3点セット
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また、弱アルカリ性の洗剤はNGです。
※化繊(アクリルやポリエステル)や綿のセーターはOKです。
ウールやカシミアは人間の髪の毛と同じ成分(タンパク質)からできています。
この繊維の表面にはスケールという髪の毛のキューティクルのような組織があり、これが アルカリに触れると、キューティクルが開き、繊維が絡まってしまいゴワゴワに仕上がったり、縮みの原因となってしまいます。
石鹸で髪の毛を洗った時、髪の毛がギシギシになった経験はありませんか?
石鹸も弱アルカリ性なので、こんな状態になってしまうんですね。
ということで、ウールやカシミヤなどのセーターを洗う時には必ず中性洗剤もしくは弱酸性の洗剤で洗いましょう。

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DELICATE SOAP デリケート衣類用洗剤
弱酸性のおしゃれ着洗い専用の洗剤です。縮みを抑え、仕上げ性の向上で柔軟剤を使用しなくてもOKです。またシワを抑える機能を備えているので、乾燥後のシワ取りの煩わしさも解決します。
4-2.手洗いの場合
①洗い
デリケートなカシミアセーターは手洗いがおすすめです。桶の中に水と洗剤を混ぜた溶液をつくり、優しく押し洗いをしましょう。
押し洗いとは、桶の中で衣類を両手で押したり浮かせたりして洗う、生地に負担をかけない優しい洗い方です。衣類を浮き沈みさせ、水流によって汚れを落とします。
汚れが落ちていないんじゃないかと思い、揉み洗いをするとデリケートな衣類には逆にダメージになってしまうので注意してください。
②すすぎ
ある程度押し洗いをしたら、水を変えて “すすぎ” を行いましょう。桶の水が汚れたら交換してください。
“すすぎ” 方法は洗いの時と一緒です。この時しっかりと根気よく桶の汚れないくらいになるまで “すすぎ” をしてください。
水が汚れなくなったら、最後に柔軟剤を入れて水気を切ったら終了です。
③脱水
タオルで軽く抑えるか、洗濯機を使う場合は、サイズにあった洗濯ネットを使い短時間で脱水しましょう。長時間脱水をしてしまうと、シワシワになったり衣類にダメージになってしまいます。
4-3.洗濯機を使う場合
サイズのあった洗濯ネットにセーターを軽く畳んでいれ、必ずデリケートコースで洗濯をします。 ※洗濯ネットは目の細かい方がゴミなどが付着し難く、デリケートな衣類におすすめです。
標準コースで洗濯をすると、洗濯槽の回転が強すぎて衣類のダメージになってしまうので注意してください。
脱水時間も手洗いの時と同様に短時間で行いましょう。
5.優しい干し方
脱水が終わったら、形を整えて風通しのよい場所で、陰干しをしましょう。
干し方は平干しがおすすめです。ハンガーで干すと、セーターなどのニット類は袖の重さで肩が出てしまい、型崩れの原因となってしまいがちです。
もしハンガーを使って干す場合は、肩が出ないように両袖を抱き合わせるように肩にクロスして干す方法がおすすめです。
6.保管方法
カシミヤの衣類は、虫害が発生しやすいです。保管の際は、大切なカシミヤの衣類を虫から守るために「防虫剤」を使用しましょう。
また、湿気から守るために「防湿剤」を一緒に入れることも◎。
7.ウールのニットに漂白剤は使っていい?変色しない?
通常の衣類であれば漂白剤を使えば解決できますが、ウールやカシミアにはNGです。変色などの原因になります。
もし漂白剤を使う場合は粉末タイプではなく、液体タイプの酸素系漂白剤を使って染み抜きを行いましょう。
塩素系漂白剤は白いものにしか使えず、デリケート素材には負担が大きいためNGです。
また、粉末タイプと液体タイプで成分はまったく違います。液体タイプは粉末タイプより漂白力が弱いですが、ウール・カシミアなどの毛や絹にも使え、素材にやさしいのが特徴。色物、柄物にも安心です。
◎使い方
液体の酸素系漂白剤を入れたぬるま湯で、1~3時間つけおきをしましょう。十分にすすいだら、洗濯をしていきます。

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PRE SOAP neo シミ抜き剤
中性の染み抜き剤なので、生地を傷めず色柄物にも安心して使える洗剤。食べ物や飲み物のシミだけでなく、シャツの黄ばみなどオールマイティーに活躍してくれます。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか?家庭でもポイントに気をつければ簡単にお手入れ可能です。
また、セーターを洗濯しない時も、こまめにブラッシングしてあげると効果的。 1日着たセーターにブラッシングしてあげることで、ホコリをおとしたり、毛並みを揃えることで毛玉を防いでくれます。
少し手間ですが、手をかけることでお気に入りのセーターが長持ちして、愛着が湧いてくるのではないでしょうか?
是非トライしてみてくださいね。