お洗濯情報 vol.23
Vol.23
まったく嬉しくない話ですが、最近海外で何かと話題のトコジラミ。
生命力が強く日本での流行も近いと言われていますが、みなさんご存知ですか?
報道を見ると、とても怖い存在に思えて仕方がないですが、やはり大切なことはきちんと調べて正しく対処することではないでしょうか?
生命力が強い
生命力が強く、20度程度の環境下では9か月から1年半程度生存するといわれています。また繁殖力も非常に強く、生涯で通算200〜500個程度の卵を産むといわれています。
さらに水にも強く空腹状態でも数ヶ月も生きるため、長距離移動や空室の部屋であっても被害に遭う可能性が高いのです。
洗濯だけでは退治はできない
トコジラミが 一度発生してしまうと洗濯だけでは除去するのは困難です。かといって洗濯自体が無意味ではありません。
洗剤では退治できない訳ではありませんが、ポイントとなるのが洗剤の効力より物理的な洗濯機の力。つまり縦型なら水流、ドラム型であれば叩きの力です。
時短モードではなく、洗いやすすぎの回数を増やすが良いと思います。そうすることでトコジラミを物理的に落とし、汚れと一緒に排水できます。
熱を味方につけよう
これだけみると、トコジラミの退治の方法がないように思えますが弱点もあります。
それは・・・『熱』
高い温度であれば、すぐに退治も可能です。例えばコインランドリーの乾燥機、アイロン、布団乾燥機、スチーマー、お湯、ドライヤーなどがあります。
目安として50℃で30分程度、60℃で10分、80℃で5分、100℃のお湯なら数秒で死滅すると言われています。ただし高温になればなるほど、反対に繊維にダメージになりやすいので注意しましょう。
コインランドリーの乾燥機の高温はおよそ80℃ですので、乾燥状態であれば5〜10分程度、濡れている状態であれば、しっかり中心まで熱が入るように30〜40分乾燥させてください。
またご自宅に布団乾燥機があれば、間に衣類などを挟んでおけば一石二鳥ですね。ちなみに布団乾燥機は50℃程なので30分くらいを目安にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
トコジラミは春から夏にかけて繁殖するため、冬は活動が鈍くなります。ただし最近は断熱や暖房の性能があがっており、冬でも室内は暖かく年中繁殖しやすい状況でもあります。
一度繁殖すると完全に退治するのが難しいので、プロの業者に相談するのも一つの手段ですよ!
普段から気をつけて快適な生活を送りましょう。