黒カビがついた衣類の洗い方は?原因や予防方法も紹介

作成日
更新日

大切な洋服ほど、洗濯してキレイな状態で着ようと考えている方もいるでしょう。しかし、洗濯したのに洋服を確認したら、黒いゴミのようなものがついている場合があります。この黒いゴミのようなものは、黒カビの可能性があるため、注意しなければなりません。

本記事では、黒カビのついた衣類の洗い方や原因、予防方法について紹介します。大切な衣類を長く清潔に着るためにも、原因を知り対処法を押さえておきましょう。

目次

  1. 衣類にも黒カビが発生する
  2. 衣類に黒カビがつく原因
  3. 黒カビを洗濯する前にチェックしておくこと
  4. 衣類の黒カビを落とす洗い方
  5. 黒カビを発生させない洗い方のポイント
  6. 服に黒カビがつくのを予防する方法
  7. まとめ

1:衣類にも黒カビが発生する

黒カビは衣類にも発生します。黒カビのイメージは、浴室や窓のサッシ、エアコン内部などの湿度の高い場所で発生するイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、衣類にも発生する場合があります。

洗濯したのにもかかわらず、嫌な臭いや黒い汚れは黒カビが原因です。黒カビは洗濯の際の洗剤カスが洗濯槽や洗濯機内、衣類に残っていると発生します。空気中に漂っていたカビが衣類についた洗剤カスを分解すると黒カビに変化します。しかし、洗剤カスを分解したら、すぐに黒カビになるのではありません。黄色から茶褐色、茶褐色から黒色へと段階的に変わります。

2:衣類に黒カビがつく原因

衣類に黒カビがつく原因には、汚れ・水分・気温の3つの条件が関係しています。まず、カビは空気中に浮遊しており、1m³あたりの空気中に浮遊しているカビは、数個から数千個です。その空気中のカビが衣類に付着し、カビが発生します。空気中のカビは目で見えないため、目に見えるほどのカビは、それだけカビが成長している状態です。

カビは20~30℃ほどで発生しやすく、70~80%の湿度が最低でも必要です。そのため、洗濯物は気温と湿度、そして洗剤カスや食べカスなどの汚れによって、黒カビがつく条件が揃っています。

3:黒カビを洗濯する前にチェックしておくこと

ここからは、黒カビがついてしまった衣類を洗濯する前に、確認しておかなければならないポイントについてご紹介します。確認を怠り間違った方法で洗濯すると、衣類を傷める原因になってしまうため、必ず確認しましょう。

お湯で洗濯可能か確認する

洗濯する衣類が、お湯での洗濯が可能か洗濯表示を確認しましょう。カビは熱に弱い特徴があるため、お湯での洗濯が効果的です。洗濯の効果的な温度は50℃のため、50℃での洗濯が可能か確認します。50℃での洗濯ができない場合は、洗濯表示で可能な最大温度で洗濯しましょう。

熱に弱いナイロンやポリエステルは、洗濯表示以上の温度で洗濯してしまうと、生地を傷めてしまいます。またニットや毛織物は、高温で通常の洗濯をしてしまうと、縮んでしまい着られなくなってしまう可能性があるため注意しましょう。

漂白剤を使用できるか確認する

洗濯する際に、漂白剤の使用が可能かの確認も行いましょう。漂白剤はカビを落とす際の強力なアイテムです。しかし、漂白剤が使用不可の衣類に使用してしまうと、色落ちや生地の傷みの原因となります。

また漂白剤には、酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の2種類があります。酸素系の漂白剤は色柄物衣類に使用しても色落ちや傷みが少ないですが、塩素系漂白剤は、色柄物には使用できません。洗濯する衣類にどの漂白剤が使用できるのか、もしくは漂白剤が使用できないのか洗濯表示で確認しておきましょう。

4:衣類の黒カビを落とす洗い方

カビを洗濯で落とす場合、通常の洗濯だけでなく、浸け置き洗いが効果的です。前もって必要なものを準備しておけば、大して手間はかかりません。黒カビを落とす際は、浸け置き洗いをしましょう。浸け置き洗いの手順は次の通りです。

  1. 洗面器にお湯を張る
  2. 洗面器に漂白剤を入れてよく混ぜる
  3. 黒カビ汚れが気になる部分を浸す
  4. 1~6時間ほど浸け置く
  5. カビ汚れが落ちたら、洗濯機で洗濯する

一度で汚れが落ちない場合は、繰り返し同じ工程を行うと汚れが徐々に落ちていきます。衣類によっては、熱に弱いものや漂白剤が使用できないものもあります。繊細な衣類の黒カビは自宅では行えないため、クリーニング店で染み抜きをしましょう。

5:黒カビを発生させない洗い方のポイント

黒カビを発生させないためにも、汚れ・水分・気温には注意しなければなりません。ここからは、大切な衣類に黒カビが発生しない洗い方のポイントについて紹介します。ポイントを押さえて黒カビを発生させない環境を作りましょう。

洗剤の量は守る

日頃の洗濯で洗剤を投入する際は、しっかり水量に合った洗剤の量を入れるようにしましょう。黒カビが発生する条件の1つが洗剤カスです。汚れをしっかり落としたいと考えて、多めに洗剤を入れている方もいるでしょう。

しかし、洗剤が衣類に残ってしまうとカビの栄養となってしまい、汚れを落とすつもりが、汚れを増やしてしまっている可能性があります。今まで多めに入れていた方は、今日から洗剤はしっかり計ってから入れるようにしましょう。洗剤を多めに入れて洗濯をしたい方は、すすぎの回数を増やして洗剤が衣類に残らないするのも効果的です。

洗濯後は乾燥運転を実施する

黒カビは湿度が高い場所を好むため、水を使用する洗濯機は黒カビにとって絶好の発生場所です。定期的に洗濯槽の乾燥をすると、黒カビ予防になります。洗濯機のコースの「槽乾燥」を週に1度程度行うと洗濯槽の湿度を下げられるため、カビの発生がしにくくなります。

自宅の洗濯機が乾燥機付きの場合は、週に1度「洗濯乾燥」コースや「乾燥」コースを使用し、黒カビを予防しましょう。

衣類用塩素漂白剤で洗濯槽を洗浄する

洗濯機の中に発生した黒カビを落とすために、月に1度ほど洗濯槽クリーナーを使用し、洗濯槽を洗浄するのが効果的です。洗濯槽クリーナーは塩素系漂白剤のため、強い洗浄力があり、洗濯槽に発生した黒カビだけではなく、洗剤カスなども洗浄してくれます。梅雨や夏の時期は、湿度や気温が高くなるため、2~3週間に1度ほど行うと良いでしょう。

洗濯槽クリーナーの中には高発泡するものがありますが、槽洗浄の途中で排水される場合があるため、使用しないようにしましょう。

洗濯槽の洗浄を行った際は、一緒に洗濯槽の乾燥も行いましょう。洗濯槽に乾燥機能がない場合は、蓋を開けておくと洗濯槽を乾燥できます。洗濯槽の湿気を取り除くと、より黒カビが発生しにくい環境を作れるためおすすめです。毎日のお洗濯後も蓋は開けて、日頃から洗濯槽を乾燥させましょう。

6:服に黒カビがつくのを予防する方法

カビを落とす洗濯方法は、お湯や漂白剤を使うため、少なからず生地に負担をかけてしまいます。黒カビを発生させないポイントを押さえておくと、必要以上に生地を傷めることなく衣類を長く着られます。ここからは服に黒カビがつくのを予防する方法についてみていきましょう。

濡れたまま放置しない

洗濯機にかけたばかりの洗濯ものは、濡れていて黒カビが好みます。洗った洗濯物を洗濯機の中に放っておくと黒カビの発生の原因になります。洗濯が完了したらすぐに干すようにしましょう。

また、これから洗濯する衣類やタオルなどは、汚れていて湿っている場合もあります。そのような場は黒カビの絶好の発生ポイントです。洗い物は放置せずできるだけ早めに洗濯するようにしましょう。

風通しのよい場所に収納する

黒カビの予防には、衣類を収納する環境にも気を付けましょう。収納する場所の湿度が高いと黒カビが発生しやすくなります。定期的に窓を開けたり、換気扇を付けたりして空気を入れ替えると良いでしょう。

また、引き出しやクローゼットに使用する除湿剤もあります。除湿効果だけでなく防虫効果があるものもあります。衣類用の除湿剤は入れるだけのため、梅雨や夏の湿度と気温が高くなる時期は、除湿剤を使用するのがおすすめです。

7:まとめ

黒カビを落とす際は、お湯や漂白剤を使用するため、生地に負担をかけてしまいます。そのため、黒カビを発生させない環境づくりが大切です。黒カビは、汚れ・水分・気温に気を付けなければなりません。

洗剤が衣類に残ってしまうと黒カビの栄養になってしまうため、入れすぎないようにしましょう。また、洗濯槽は定期的に乾燥と洗浄を行い清潔に保つと黒カビを発生しにくくできます。そして洗濯物濡れたまま放置せず、早めに洗いすぐに干しましょう。

梅雨や夏の湿度と温度の高い時期はどうしても黒カビの発生が高まります。除湿剤も使用して黒カビ対策をしっかり行いましょう。

著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。

ブログに戻る