
雨が降ったら必要となる方も多いレイングッズ。最近では、おしゃれでデザイン性の高いレイングッズも増えています。しかし、レイングッズは雨や泥がつくことから小まめなお手入れが必要です。しかし、洗いたくても、洗濯方法がわからない方もいるのではないでしょうか。今回はレイングッズの洗濯方法と保管方法についてご紹介します。正しいお手入れ方法を習得して、長く活用できるようにしましょう。
目次
1:レイングッズは洗濯するの?気になる疑問を解決

結論として、レイングッズは定期的に洗濯しましょう。購入した当初は撥水性が高く快適に着られても、着ているうちに段々と劣化が進みます。撥水性がすぐになくなってしまう方は、間違ったお手入れや保管方法をしている可能性があります。正しいお手入れ方法をすると生地が傷みにくく長く着られるでしょう。
洗濯するタイミングは?
レイングッズを洗濯するタイミングは、使用後です。「使用するたびに洗濯するのは多すぎなのでは」と洗濯によるダメージが気になる方もいるのではないでしょうか。しかし、洗濯によるダメージよりも、使用後に洗濯をせず保管する方がダメージは大きく、生地に負担をかけてしまいます。レイングッズを使用すると雨だけではく、雨と一緒に飛び散った泥や着用時の汗や皮脂なども付着します。なお、撥水性としては洗濯のしすぎはおすすめできません。軽い汚れは拭き取りで済ませる、しばらく使わない場合は洗濯と使い分けまししょう。
洗濯表記をチェックしよう
レイングッズを洗う前に、洗濯表示を確認しましょう。家庭洗濯のマークや手洗いのマークの記載があれば、自宅でも洗濯ができます。なお、洗濯表記は2016年12月から、世界共通の国際規格(ISO)の記号に変更になりました。
2:レイングッズの洗濯方法

ここではレイングッズの洗濯方法についてご紹介します。通勤や通学、買い物などの日常生活から、アウトドアや野外コンサートなどさまざまな場面で活用できるレイングッズ。おしゃれなデザインも多く、お気に入りのレイングッズをお持ちの方もいるでしょう。正しい洗濯方法を確認して、レイングッズを長持ちさせましょう。
洗濯前の下準備
洗濯する前にしっかりと下準備を行いましょう。洗濯機で通常の洗濯が可能な場合は、一般的な洗濯用洗剤で問題ありません。手洗いコースでの洗濯が必要なものはおしゃれ着洗剤を使用しましょう。
気になる汚れは前処理を
気になる部分汚れは前処理を行いましょう。部分汚れには、部分洗い用洗剤やおしゃれ着洗剤を使用します。シミ汚れには、シミ用部分洗い洗剤を洗濯前につけておきます。なお、漂白処理できないマークが洗濯表記にある場合は避けましょう。色落ちの原因になります。
洗濯機での洗濯方法
洗濯時はレイングッズのファスナーやボタンなどはすべて閉めて綺麗に畳んでから大きめサイズのネットに入れましょう。ネットに入れることで、絡まりや傷み、シワを防止できます。レイングッズ単体で洗う際も、洗濯のダメージが軽減できるため、ネットに入れるようにしてください。洗濯表記に「弱」の記載があるレイングッズは、「弱水流モード」や「手洗いコース」で洗いましょう。すすぎ残しは、撥水加工や防水加工が損なわれる原因となります。すすぎは2回程度が目安です。なお、レイングッズのような撥水性のあるアイテムは柔軟剤の使用を控えましょう。撥水性を損ねる可能性があります。
手洗い方法
レイングッズを丁寧に洗濯したい方は、手洗いがおすすめです。バケツや洗面器に40度程度のお湯と洗剤を入れます。畳んだレイングッズをそこに浸して押すように洗いましょう。押し洗いを十分行ったら、泡が出なくなるまでしっかりすすぎます。泡が出てこなくなれば、すすぎは完了です。
脱水・乾燥
レイングッズを洗濯機で洗った場合でも手洗いの場合でも、脱水はタオルで行いましょう。レイングッズは撥水加工や防水加工がされているため、通水性がありません。通水性のない衣類を脱水にかけると洗濯機の故障の原因になります。そのため、レイングッズは洗濯機の脱水機能は使用せず、タオルで水分をふき取るようにしましょう。タオルで水分をふき取ったあとは乾燥です。ハンガーにかけたら形を整え、日陰で風通しのよい場所で干しましょう。直射日光に当たると変色や劣化の恐れがあります。
仕上げ
レイングッズの撥水性は使用していくうちに低下します。そのため、乾燥が完了したら、撥水スプレーを使用してレイングッズの撥水性を保ちましょう。なお、レイングッズの撥水性を高めるには「熱」がポイントです。スプレーして自然乾燥したあとに、ドライヤーなどで熱を加えるとより撥水するようになります。
【撥水スプレーの使用手順】
- 庭やベランダ、玄関先など、風通しのよい屋外に移動する
- レイングッズから20cmほど離して、少し濡れる程度にスプレーする
- 完全に乾燥させる
撥水スプレーをかける際に、ムラがあるとシミや変色の原因になります。ムラができないようにまんべんなくスプレーしましょう。スプレーが完全に乾く前に使用してしまうと本来の効果が得られません。
3:洗濯しない時のお手入れ方法

梅雨の時期など雨の日が続き毎日の洗濯が難しい場合もあります。そのような時は下記のお手入れがおすすめです。
【お手入れ方法】
- 濡れたら早めに乾燥
- 汗や泥をタオルでふき取る
- 撥水スプレーをかける
雨で濡れたらタオルで拭いて、ハンガーにかけておきましょう。早めに乾燥させることで、カビや臭いの発生を抑えられます。汗や泥がついてしまった部分は、ぬるま湯で絞ったタオルでふき取りましょう。完全に乾いたら最後に裾や肩などの濡れやすい場所を中心に撥水スプレーをかけます。
4:レイングッズ保管のポイント

ここではレイングッズを保管する際のポイントをご紹介します。レイングッズが傷まないように正しい保管方法のポイントを押さえておきましょう。
ハンガーにかけて保管
レインコートやレインウェアなどのレイングッズはハンガーにかけて保管しましょう。畳んで保管するとシワができてしまい、シワの部分から劣化してしまいます。ハンガーにかけてシワのできにくい状態で保管しましょう。
直射日光の当たらない場所で保管
レイングッズは直射日光が当たらない場所で保管しましょう。レイングッズは、ビニールと同じで熱に弱く、直射日光が長時間当たると溶ける可能性があります。クローゼットに入れたり、カバーをかけたりして、直射日光を避けましょう。
カビに注意
レイングッズを濡れたまま保管して長時間経過するとカビが発生する場合があります。カビは一度発生してしまうと綺麗に落とすことは難しいでしょう。カビが発生しないためにも、しっかり乾燥させてからの保管が重要です。
5:まとめ

レイングッズは洗濯が可能です。しかし、製品によって洗濯方法は異なるため、洗濯表記を確認してから洗濯をしましょう。
レイングッズは撥水性があることから洗濯にもコツが必要です。脱水ができなかったり、干す際は直射日光を避けたりなど注意点を押さえて清潔な状態を保ちましょう。
