季節が移り変わり、すっかり衣替えの季節になりました。
お手入れをせずにしまい、洋服が傷んでしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は衣替えのタイミングやしまい方について詳しくご紹介!
来年の冬も大事な洋服を気持ちよく着られるように、しっかりと準備していきましょう。
目次
1:春の衣替え、おすすめの時期はいつ?
3〜4月の間、最高気温が15~20℃まで上がってきたら衣替えのタイミング。
春は気温が不安定なため、週間予報で数日先までの気温をチェックしてから行いましょう。今日の天気はこちら(気象庁)
また、遅くても冬物はGWまでにしまうようにしましょう。
ゴールデンウィークを過ぎると、虫食いの原因となる衣類害虫が産卵期を迎え、衣類に卵を産み落とすように。秋には幼虫となり、大事な洋服を食べられてしまいます。特にウールやカシミヤなどの動物性繊維は衣類害虫の大好物!来シーズンを安心して迎えるためにも、衣替えは早めに行ってくださいね。
晴れた日を選ぶのがベスト!
雨の日に衣替えをすると、湿気をクローゼットの中に閉じ込めてしまうため、カビや嫌な臭いが発生することもあります。
2週間程度の移行期間を設ける
寒暖差のある春に洋服を一気に入れ替えると、急な気温の変化に春服だけでは対応できないことも。衣替えをするときは、クリーニングが必要のない前シーズンの洋服、カーディガンなどの羽織物を何枚か残しておくと良いでしょう。
おすすめの商品
宅配衣類ケアメンテナンス3点セット
『DAILY CLEANERS』によるケアメンテナンスと、福岡を拠点とするシミ抜きのプロ『匠抜き』による極上の衣類の宅配ケアサービス。使い方はキットに同封された専用バッグに衣類を入れて、あとは自宅から発送するだけです。
2:衣替えを楽にする「断捨離」の目安とは
セール時期のある冬はついつい新しい洋服が増えがち。特に冬服はかさばるアイテムが多く、収納スペースの確保やクリーニング店への持ち込みが大変です。
以下4つの基準を参考に、断捨離をするのもおすすめ。
① サイズが合わなくなった服
② 汗ジミ、黄ばみ、シミが目立つ服
③ 毛玉やほつれがある服
④1年以上着ていない服
フリマサイトやリサイクル店、地域の衣類回収などを利用して手放してみるのはいかがでしょうか。
エコの観点からみれば、物を捨てるのはなるべく避けたいことでもあります。自宅でできるしまい洗いでもキレイになるので、この後紹介する方法を試してみましょう!
3:衣替え前に行う「しまい洗い」の手順って?
冬物衣類は汚れにくいと思われがちですが、実際は汗や皮脂でかなり汚れています。そのまま洗濯せずに収納すると、汚れが酸化し、黄ばみや黒ずみの原因に。また、洗い残した食べこぼしは害虫を呼び寄せます。
いつも通り洗濯をしても、時間が経つと黄変することも。しまい洗いの時は、特に入念に洗濯をした方が良いでしょう。
◎手順
①襟元に直接洗剤や染み抜き剤(PRE SOAP neo / シミ抜き剤)を塗布する
黒い洋服などは黄ばみが目立ちにくいものの、白物などの明るめのカラーやシャツ系は要注意です。
②酸素系漂白剤でつけ置きもしくは洗剤と一緒に入れて洗濯する
③洗いやすすぎ(最低2回以上)の回数を増やす
洗い残しも黒ずみや黄ばみの原因になります。
④2~3日しっかり乾かしてからしまう
衣類害虫は高温多湿の場所を好むため、湿気を含んだまま冬物衣類をしまうと、虫食い被害に遭いやすくなり、カビが発生する原因にもつながります。
★自宅で洗えないデリケートなものや大事なアイテムは、クリーニング店へ持ち込んでください。ドライクリーニングの場合(スーツ・セーターなど)は汗ぬきのオプションを付けるのが◎。持ち込むのが難しい場合は、宅配クリーニングを利用すると手軽に済ませられますよ。
おすすめの商品
DAILY SOAP / 衣類用洗剤
強力な再汚染防止機能を備え、衣類の黒ずみを抑えます。また中性なので色柄物も鮮やかに保つち。色移りを防ぐ機能も。嫌なニオイを防ぎ、部屋干しにも対応しています。
4:「衣替えのやり方」のコツが知りたい
しまうアイテムが決まり、しまい洗いまで終わったらいよいよ収納です。
ここでご紹介する収納術をぜひ取り入れてみてくださいね。
①クローゼットや収納ボックスを掃除する
収納場所が汚れているとカビや害虫が発生しやすくなります。掃除機をかけ、雑巾で乾拭きをしておきましょう。
ちなみに、ダンボールでの保管は防虫剤などの成分が抜けやすくなるため、おすすめできません。プラスチック製などの収納ケースを選びましょう。
②防虫剤や除湿剤を入れる
衣類の大敵、虫と湿気を発生させないために必ず入れておきましょう。ウール、コットン、リネン、カシミヤは虫の大好物なので特に注意です。
防虫剤の成分を浸透させるには、衣類の上に置くのがポイント。使われているガスが下にたまりやすいためです。
また種類の違う防虫剤を使うのはNG。お互いの作用が働き、薬剤が溶けて洋服にシミがついてしまったり、変色したりすることがあります。
防湿剤は下に置き、カビやすいものは高いところに収納しましょう。
③衣類の種類に合わせて収納する
春の衣替えをするときは、冬物衣類の種類や形に合わせて収納の仕方を変えるのが、衣類を長持ちさせるコツです!
・カットソー(Tシャツ)やシャツ、カーディガン
襟や袖、ボタンがある前身頃が内側に入るように畳んで収納しましょう。襟があるものはある方とない方を交互に重ねていくとシワや偏りも防止できます。
また、衣装ケースやタンスの中に立てて収納するのも◎。あとで見分けがつきやすくなります。
・ニットやセーター
重みで伸びやすいニットはたたんで収納しましょう。カットソーに比べるとシワになりにくいので、ロール状にコンパクトに巻いてもOKです。重ねて収納する場合は軽さのある薄手のものを上にし、下のものを潰さないようにしましょう。
編地が荒いニット類はハンガーにかけると伸びてしまったり、型崩れにつながるため、避けたほうがベターです。
・コートなどのアウター
シワにならないように太めのハンガーに掛けるのがベスト。ほこり予防の収納カバーをかけるのもおすすめです。
また、日光や蛍光灯の色焼け対策として、不織布カバーを使用するのも良いでしょう。
スペースがない場合やニットコートであれば、二つ折りまたは三つ折りにたたんで収納し、他の衣類と重ねないようにしてくださいね。
・スーツ
スーツは、不織布をかけてからクローゼットの中で保管します。ウール素材のスーツは虫食いの被害を受けやすいため、必ずカバーをかけましょう。
ボタンは留めないほうがシワがつきにくいため、外して収納するのが◎。
ちなみに、スーツには3シーズン/オールシーズン対応のものも増えています。こういったものも用意しておくとスムーズに衣替えができそうです。
・冬小物
ストール、手袋、タイツなど大きさもカタチもバラバラの冬小物は、何も考えず一緒に収納するとごちゃついて管理しにくくなります。アイテムで分けた後、大きなものと小さなものでも分け、それぞれのサイズに合った収納容器に保管しておきましょう。ダイソーやセリアなどの100均アイテムを活用するのがおすすめです。
ストールやマフラーなどは壁掛けのフックなどに掛けたり、手袋などの小物は玄関に小さなかごを置いて収納するなど、お出掛け時の動線に沿った位置に置いておくといいですね。
④クリーニングから戻ったコートは袋から出し、陰干しをする
クリーニングから戻ってくるコートは、ホコリなどの汚れから服を守るために、ビニールがかぶせてあります。(不織布の場合はそのままでもOK)
しかし、それは長期的な保管を想定していないお客様に届けるまでの仮の処置。そのまま保管すると、通気性の悪いビニールの中で湿気がたまり、カビや変色の原因になります。
また、しまう前に1~2日程度干しておきましょう。溶剤のニオイが消えていない時は乾燥が足りていない証拠です。
また、クリーニング店でもらったハンガーは専用のハンガーに変えましょう。型崩れを予防できます。
⑤体温調節に役立つアイテムは出し入れしやすい場所に置く
手軽に体温調節できるストールやカーディガンなどのアイテムは、すぐに出し入れできる場所に保管しておきましょう。
⑥クローゼットの下にすのこを敷く
クローゼットや押入れの下の方は、湿気が溜まりやすくなります。すのこを置いたり、収納ボックスは床や壁と間に隙間を作りましょう。また、時々扉を開けて空気を通す様にしてください。
⑦クリーニング保管サービスを利用する
保管サービスとは「自宅まで衣類を引き取り→クリーニング→長期保管→自宅までお届け」できるサービスです。
かさばるコートやダウンジャケットのクリーニングから保管までも一挙に担ってくれるため、衣替えの負担がぐんと減りますよ。
5:まとめ
いかがでしたでしょうか。
衣替えをするタイミングは、3〜4月が目安。天気予報を確認しつつ、GWまでにはしまうようにしましょう。
衣替えをする前には断捨離をするのもおすすめ。
来シーズンも着たい洋服は、しまい洗いをしたり、クリーニング店へ持ち込んでしっかりと汚れを落としておきましょう。
しまう際はアイテムに合わせてたたみ、清潔な空間で保管します。
衣替えのちょっとした一手間で、お気に入りの洋服を長持ちさせることができますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。