部屋のイメージを大きく形作るカーテン。
常にきれいにしておきたいけれど、なかなか洗濯する気になれないですよね。
かといって洗わないとカビや汚れは増え続けてしまいます。
今回は自宅で簡単にカーテンを洗う方法や、きれいを保つコツなど詳しく解説していきますよ。
目次
- カーテンの汚れ・洗う頻度とは
- カーテンは自宅で洗える?
- カーテンを洗濯する前に
- カーテンを自宅で洗濯する<洗濯機>
- カーテンを自宅で洗濯する<手洗い>
- カーテンの干し方とは
- カーテンの臭いやカビを予防したい
- まとめ
1:カーテンの汚れ・洗う頻度とは
カーテンの主な汚れは、室内のホコリや外から入ってくる花粉、排気ガスなど。長年洗濯をせずに放っておくと、頑固な黄ばみや黒ずみが現れます。
また、窓には結露が生じやすいため、その湿度によってカーテンに黒カビが生えてしまうことも。
その他にも調理時の油煙や煙草のヤニ、ペットの毛、線香など、室内から出るさまざまな汚れや臭いもカーテンに付着しています。
カーテンを洗う頻度は、ドレープカーテンが年に1回、レースカーテンが年に2~3回を目安に行うと良いでしょう。
2:カーテンは自宅で洗える?
洗濯タグを確認して、画像のような水洗い不可(洗濯禁止)マークがなければご自宅で洗うことができます。
カーテンの素材は主にポリエステル・アクリル・綿・麻(リネン)・レーヨンなど。化学繊維のものは洗濯機で洗って良いものも多いため、お手入れしやすいと言えるでしょう。
綿・麻・レーヨン素材の生地は、色落ち、縮みなど洗濯することで風合いを損ねてしまう可能性もあります。洗濯可であっても、手洗いにする、もしくはご自宅での洗濯は控えたほうがベターです。
その他にも高級なものや長年使用しているお気に入りのカーテンなどは、クリーニングに出すことをおすすめします。
年数の経ったものは、紫外線などによるダメージで生地が弱くなっています。特にレースカーテンは、劣化して破れそうなほど傷んでしまっている場合も。カーテンを軽く引っ張ってみて、破れそうであれば買い替えも検討しましょう。
また、洗濯する前にご自宅にある洗濯機の容量も確認してください。無理に詰めてしまうと、しっかりと洗えなかったり、洗濯機の故障の原因に繋がります。
入り切らない場合は手洗いをするか、コインランドリーを利用してみましょう。
3:カーテンを洗濯する前に
カーテンを洗濯する前に、汚れやカビを取り除くためにホコリ取り・予洗いをしましょう。特にカビは衣料用洗剤での洗濯だけでは落とすことができません。
事前に処理をすることで、そのまま洗濯するよりもきれいに仕上げることができますよ。
◎用意するもの
・掃除機
・洗濯洗剤(中性がおすすめ)/染み抜き剤
・歯ブラシ
・タオル
・酸素系漂白剤
◎手順
①カーテンレールにかけたまま、掃除機で表面のホコリを吸い取る
②カーテンをカーテンレールから外し、フックをすべて外す
③黒カビをたたき洗い、つけ置きする
カビ部分を歯ブラシではらって乾燥させた後に、カーテンの裏面にタオルを当てながら洗剤をつけたブラシで軽くたたき洗いをします。汚れがタオルに移ったら、水で湿らせたタオルでカビ部分をたたきましょう。
それでも落ちない頑固なカビは、洗剤をカビの部分に塗り込み、しばらく放置してつけおきをしてください。酸素系漂白剤を併用すると◎。
カーテンの素材によっては酸素系の漂白剤でも傷みや変色の可能性があるため、洗濯表示を確認の上使用しましょう。
④汚れのひどい場所に洗濯洗剤や染み抜き剤を塗布する
気になる黄ばみや黒ずみにも先に洗剤をつけておくことで、より汚れが落としやすくなります。ここでも酸素系漂白剤を併用するとより効果的です。
4:カーテンを自宅で洗濯する<洗濯機>
洗濯タグを確認し洗濯機で洗っても良いものであれば、手軽にお手入れすることができますよ。ぜひ以下の洗い方を参考にしてみてくださいね。
◎用意するもの
・洗濯洗剤
・洗濯ネット
(お好みで)
・柔軟剤
◎洗い方
①カーテンのプリーツに沿うようにジャバラ状(屏風畳み)に折り畳み、洗濯ネットに入れる
カーテンを畳んで入れると、まんべんなく洗剤が行き渡って汚れが落ちやすくなり、洗いジワも防いでくれます。
洗濯による衝撃でカーテンの生地が傷んでしまうので、必ず洗濯ネットを用意しましょう。
汚れがひどい面を洗濯機の底面に向けて入れると、汚れ落ちが良くなります。
②洗剤を投入し洗濯表示に合ったコースで洗濯機を回す
洗濯表示に弱マークがついていれば、中性や弱酸性のおしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。
また、柔軟剤を使用してもOK。防シワ効果があるためきれいな仕上がりに!静電気防止にも有効なため、花粉やホコリがつきにくくなりますよ。
③脱水する
脱水時間は30秒以内で終わらせるようにしましょう。長くかけすぎると痛みやしわの原因になります。
★フックをそのままに・洗濯ネットなしで洗濯をする方法
フックを取り外すことが面倒であれば、つけたままでも洗濯が可能です。
まずはカーテンのフックが内側になるようにカーテンを半分に折り畳み、くるくると丸めてください。丸めたら太めのゴムなどで束ね、そのまま洗濯機に入れましょう。
フックが内側になり、ゴムで固定されているので洗濯機で回してもフックが取れたり引っかかったりすることはありません。
ただし、カーテンの内側の汚れは落ちにくくなってしまいます。汚れが目立つ場合はフックを外して洗濯をした方が良いでしょう。
おすすめの商品
DAILY CONDITIONER / 柔軟剤
思わず素肌で感じたくなるほどのふっくらとした仕上がりが特徴。お肌にもやさしい微香料です。持続性のある抗菌気機能でイヤな臭いもしっかりブロックします。
5:カーテンを自宅で洗濯する<手洗い>
デリケート素材のカーテンや長く愛用したいものは手洗いがベター。生地を傷めないように優しく洗ってあげましょう。
◎用意するもの
・洗濯洗剤
・洗濯ネット
(お好みで)
・柔軟剤
◎洗い方
①浴槽やキッチンのシンクなどにカーテンが浸かるくらいの水を張る
②洗剤を入れ、優しく押し洗いする
途中で面を変えてまんべんなくきれいになるようにしましょう。
③栓を抜いて水を流し、再度水をためてすすぐ
泡が出なくなるまで2〜3回繰り返し、念入りに洗剤を洗い流してください。
最後のすすぎの前に、柔軟剤を入れてもOKです。
④洗濯ネットに入れて脱水をする
長時間の脱水は劣化の原因になります。必ず30秒以内で終わらせるようにしましょう。
6:カーテンの干し方とは
脱水が終わったら洗濯でできたしわを軽く叩いて伸ばし、そのままカーテンレールにかけて干しましょう。
カーテンの重みで自然としわが伸び、きれいな形のドレープができる上、取り込む手間もないのでおすすめです。その際、窓を開けておくと早く乾きやすくなりますよ。
ただし、重みのあるカーテンの場合、脱水後すぐにカーテンレールにかけてしまうと、カーテンレールが変形してしまう恐れがあります。心配な場合は物干し竿にカーテンを干してください。ある程度乾いたらすぐに取り込んだり、陰干しするなど、色あせしやすい紫外線になるべく当てないようにしましょう。
7:カーテンの臭いやカビを予防したい
嫌な臭い、カビが発生しやすいカーテン。せっかく洗濯したのだから、きれいな状態を保たせたいですよね。
以下でご紹介する方法をぜひ実践してみてください。
①除菌スプレーや防カビスプレーを使う
布製品用の除菌スプレーや消臭スプレーをかけると、カーテンについた臭いを軽減させることができますよ。
カーテンのカビを防止したい場合は、布用の防カビスプレーを。ただし、すでに発生してしまったカビを除去する効果はないので注意してください。
②こまめに換気をする・換気扇、除湿機を使用する
天気のいい日はこまめに窓を開けて換気をし、部屋に湿気をこもらせないようにしましょう。
部屋の湿度が高いと窓に結露ができやすくなり、カーテンのカビも発生しやすくなります。適湿の目安は40~60%。部屋に湿度計を置き、これよりも高い湿度の場合は、積極的に窓を開けたり換気扇や除湿器をつけると良いでしょう。
③結露防止シートを使う
貼るだけで窓に発生する結露を吸収してくれるため、カーテンにカビが生えづらくなります。
換気に気を付けても、冬など外気温と室内の気温との差がある季節はどうしても窓に結露ができてしまうため、便利なアイテムに頼るのも一つの手ですよ。
8:まとめ
いかがでしたでしょうか。
黄ばみやカビなどが発生しやすいカーテンは、年に1回洗うようにしましょう。
洗濯タグをみて水洗い可能のものであれば、手軽にお洗濯することができますよ。
カーテンをきれいにする大きなポイントは、洗濯前に掃除機でホコリを取り除いたり、汚れやカビを事前に予洗いすること!
洗濯をしたあともきれいに保つ習慣を取り入れて、お気に入りのカーテンを長持ちさせましょう。