洗濯で起こる【色移り】の落とし方を知ろう!色落ちの原因や防止する方法も要チェック。

「つい面倒に思って色物と白物を一緒に洗濯したら、お気に入りの洋服に色移りさせてしまった」なんて経験ありませんか?

なかなか落ちない印象の色移りを発見すると、ガックリきてしまいますよね…。

ですが、焦って処理をおざなりにしてはもったいない!正しい手順をおさえれば、キレイに落とすことができますよ。

また、お洗濯時にちょっとした工夫や便利グッズを活用することで、あなたを悩ませてきた色移り問題と縁がなくなるかもしれません。

今回は色移りした衣類の戻し方や、色移りさせないコツなど、色移りにまつわるあれこれを詳しくご紹介していきます。

 

目次

  1. なぜ起こる?色移りする原因
  2. 早めの処置が大切!色移りした衣類の洗濯方法
    1. <基本>色移りの落とし方
    2. <濃い色の色移りや時間がたった色移り>には、酸素系漂白剤・重曹を併用
    3. <デリケート素材>には、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)と液体タイプの酸素系漂白剤を使用
    4. <白物>には塩素系漂白剤・還元型漂白剤
    5. 落ちない場合は、クリーニング店へ
  3. 洗濯前に!色移りするか確かめる方法
  4. 覚えておきたい。色移りを防ぐコツ7選
    1. 色物、白物を分けて洗う
    2. クエン酸(お酢)や塩を使って色止めをする
    3. 中性洗剤を使う
    4. 色移り防止シートを使う
    5. ネットを使って洗う
    6. 高い温度で洗濯しない
    7. 洗濯物はすぐに干す
  5. まとめ

 

1:なぜ起こる?色移りする原因



色移りの主な原因は、衣類に使われている染料が溶け出してしまうこと。

水や洗剤、洗濯機には汚れを落とす力がある=染料を落とす力があるため、洗濯をすると色が落ち他の衣類に移ってしまう可能性があるのです。

高めの温度で洗うなどの汚れを落としやすい工夫は、反面色落ちや色移りの原因になることも。

特に、染料などで染色した生地の抵抗性をはかる 堅牢度(けんろうど)が低い衣類は、色落ちしやすいとされています。

洗濯したときの水に色がついていたという場合は、洗濯中に染料が溶け出したということ。同時に洗濯した全ての衣類に色が移ってしまっている危険もあるので要注意です。

点々とした色移りがあった場合には、脱水中に染料が溶け出した水分が飛び散ったと考えられます。洗濯機の脱水機能は、洗濯槽が回転した遠心力を使って衣類の水分を飛ばす仕組みのためです。

また洗濯槽に洗濯後の衣類を長時間放置していることで、色移りが起こる事もあります。

 

2:早めの処置が大切!色移りした衣類の洗濯方法

色移りは見つけたらできるだけすぐに処置することが大切です。乾いてしまうと色が繊維に定着してしまい、落としにくくなります。

ご紹介する手順やポイントをおさえて対処すれば、しっかりと落とすことができますよ。

<基本>色移りの落とし方

◎用意するもの

・洗面器/バケツ
・弱アルカリ性洗剤/中性洗剤

◎手順

①色移りした服をお湯につける

洗面器やバケツにお湯をはり、色移りした衣類や靴下、マスクをつけてください。全ての洗濯物に色移りしてしまったときは洗濯機を使いましょう。

お湯は50℃前後がベスト。洗濯時の温度が上がるほど、洗浄力も上がります。一度沸騰させたお湯に、水を足して温度を下げるのがおすすめです。

※温度が高すぎると衣類に負荷がかかるため、洗濯表示を確認して、その服に合った温度にしてください。表示がない場合は素材(ポリエステル、ナイロン等)を確認しましょう。


②洗剤を規定の量の2〜3倍入れる

洗剤はたっぷり使うのがポイント!洗浄力を最大限発揮させましょう。

中性洗剤でありながら洗浄力の高い「DAILY SOAP / 衣類用洗剤」がおすすめです。

③30分から1時間つけおきする

洗剤の成分を行き渡らすため、時々かき混ぜてやさしくもみ洗いをしてあげてください。

汚れを落とそうとゴシゴシこするのはNG。生地のダメージに繋がったり、逆に色素が沈着してしまうことがあります。


④色移りが落ちたかどうかを確認する

色移りがほとんどとれていれば次の段階に進んでください。とれていなければいったん水を捨て、再度つけ置きをしてみましょう。


⑤服をすすぐ

洗剤が濃いので大変ですが、しっかりと洗剤を落とすことがポイントです。すすぎが足りていないと、残った染料が付着してしまうことがあります。


⑥普段通りのお洗濯をする

仕上げに普段使っている洗剤で、いつも通りの洗濯を行ってください。落としきれなかった色移りはこの段階でも落とすことができますよ。 

<濃い色の色移りや時間がたった色移り>には、酸素系漂白剤・重曹を併用

時間が経ったものは、洗剤と漂白剤を併用することで、さらに色移りが落ちやすくなります。②の時に、洗剤と一緒に併用しましょう。漂白剤は規定量と同じでOK。漂白剤と重曹を併用してつけ置きするのもおすすめです。

<デリケート素材>には、中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)と液体タイプの酸素系漂白剤を使用

弱アルカリ性の洗剤が使えない、麻(リネン)・毛(ウールやカシミヤ)・絹(シルク)・レーヨン、サテン・レースを使ったデリケートな素材には中性洗剤を使用しましょう。

他の衣類を洗う時と異なる点は、使うお湯の温度を30℃程度にすること。先述した通り、温度が高すぎると衣類に負荷がかかります。

また、漂白剤の中でも液体タイプの酸素系漂白剤は色柄物関係なく使えます。ただし、洗濯表示を確認することはもちろん、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。

<白物>には、塩素系漂白剤・還元型漂白剤

塩素系漂白剤は色素汚れを漂白し洗い流す力があります。もしくは色素を分解する還元型漂白剤を使っても◎②の時に、洗剤ではなく漂白剤を使ってください。ただし効力はかなり強いので、長時間のつけ置きは避けましょう。洗剤との併用も控えてくださいね。

落ちない場合は、クリーニング店へ

乾いた後ではなく、できるだけ色移り発見後すぐに、濡れた状態のまま持ち込みましょう。デリケートな素材であれば自宅での処理を控えたほうが良いものもあります。

どうしても色移りが落ちない場合や乾燥後でも一度相談してみてくださいね。

 

3:洗濯前に!色移りするか確かめる方法

色落ちが不安なときは、洗濯をする前に簡単な色移りのテストをやってみましょう。

やり方はティッシュや白い布、綿棒などに洗剤と水をつけて、裾などの部分をギュッとおさえつけるだけ。1分ぐらいおさえていて色が移ったら、他のものと一緒に洗っては絶対にNG!

うっすらとでも色がついたら単品で洗濯、はっきり色がついた印象がある場合は、クリーニング店へ持ち込んでください。

複数の色が入っている衣類や柄物の衣類は、染料の堅牢度や色がついている部分の生地の素材によっても色落ちの仕方が変わるため、クリーニング店に相談しましょう。

染料の堅牢度、生地の素材によって、色落ちの度合いは様々。色落ちを示す洗濯表示は無いため、一目でその洋服が色落ちしてしまうかどうかを判断することは難しいのです。

色落ちしやすい色、しにくい色は明確に言い切れませんが、一般的に堅牢度の数値が悪いのは濃色。特に赤色には注意が必要です。また、綿や麻、シルク100%の素材は比較的色落ちしやすいので注意。もしお気に入りのお洋服で色移りが心配なものがあれば、事前にテストしておくと安心です。

ちなみに本革のカバンやリュックなどはコートやスーツとの摩擦によって簡単に色移りが起こりやすいため、取り扱いに注意しましょう。

4:覚えておきたい。色移りを防ぐコツ7選

ちょっとした洗濯時の工夫で色移りは回避できます。ご紹介するコツを全て網羅する必要はありません。できる範囲で取り入れてみてくださいね。

 ①色物、白物を分けて洗う

色移りを予防する基本中のキホン。色の濃いもの、薄いもので分けてお洗濯をすれば、色移りに悩むこともありません。

とは言っても毎回分けて洗うのは大変。デニムとニットは一緒に洗わない、濃いTシャツ・スウェット・プリント物・水着・浴衣・体操服を洗うときだけでも分けてあげる、などを心がけましょう。

 

②クエン酸(お酢)や塩を使って色止めをする

ジーンズなどによく用いられる色止め。やり方は、クエン酸や塩を柔軟剤の投入口に入れるだけでOKです。

クエン酸の成分が、繊維と染料を結びつけ、染料を安定させてくれます。2Lに対して100ccを入れるようにしましょう。

また、塩に含まれるマグネシウムとカルシウムも、色落ちを防いでくれます。水2Lに対して塩大さじ2杯の目安で加えてください

よりしっかりと色止めをしたいときは、洗濯前に30~40分つけ置きするのが◎。


③中性洗剤を使う

普段使っている洗剤は洗浄力の強い「弱アルカリ性」が多いのですが、洗浄力が高いと染料が流れ出てしまう可能性も高まります。

洋服を傷めにくい中性洗剤を使えば、しっかりと汚れを落とすこと、色移りを防止すること、どちらも叶えることができますよ。

④色移り防止シートを使う

「色移りが心配だけれど、洗濯物を分けるのは手間」そんな方に朗報!カラー&ダートコレクターなどの色移り防止シートを使えば、色柄物と白物を分ける必要がなくなります。

使い方は、洗濯物や洗剤と一緒に入れるだけ。

ただし、これは洗濯中の色移りを防ぐ便利グッズ。洗濯後に洗濯物を放置して起こる色移りには効果を発揮できないため気をつけましょう。

 

⑤ネットを使って洗う

ネットを使えば、衣類同士の摩擦が起きず色移りを防止することができます。濃い色のものや絡まりやすいストッキング等はなるべくネットに入れましょう。


⑥高い温度で洗濯しない

温度が上がれば上がるほど汚れ落ちはよくなります。言い換えると水温が高いほど染料を落としやすくなってしまうのです。

色移りが気になる衣類を洗うときは、温度が高くなりがちなお風呂の残り湯を使わないなどの工夫も一つの手です。


⑦洗濯物はすぐに干す

洗濯物がぬれたまま触れ合っていると、温度が高い状態が続き、色移りが起こりやすくなります。特に、脱水後の衣類が絡み合った状態は危険です。

ちなみに、洗濯物を放置すると嫌な臭いの原因にもなってしまうので、速やかに取り出しましょう。

 

5:まとめ

いかがでしたでしょうか。

色移りを発見したら、「早く対処すること」「洗剤をたっぷり使って落とすこと」が大切です。

毎日のことだから無理はせず、自分が取り入れやすい色移り予防のコツをおさえておきましょう。

脱水後すぐに干すことは、洗濯時の鉄則でもあるため覚えておいてくださいね。

色移りを落とし・防いで、お気に入りの服を長く快適に着られることを願っています!

 

著者

Kazama

洗濯もライティングも絶賛修行中の元アパレル店員。
この情報もっと早く知りたかった!と、シミになったお気に入りの服を想いながら書いています。

監修者

w_mashimo

クリーニング事業用の機械・洗剤・備品を扱うクリーニング機材商の(株)光栄産業にて勉強中。2014年に長く従事したアパレル業を辞め転職。家庭用向けケアブランド 『DAILY CLEANERS & CO-』も運営。
酒と肴をこよなく愛しています。一猫一女と日々格闘中。